アメリカABCテレビとワシントン・ポスト紙の世論調査で、イラク戦争について「戦う価値がなかった」という回答が56%に。ブッシュ大統領のイラク政策に「不満」も57%にのぼりました。
米国民の過半数がイラク戦争に価値ないと回答=ABC/WP調査(ロイター)
米国民の過半数がイラク戦争に価値ないと回答=ABC/WP調査
[ワシントン20日 ロイター] 米ABCテレビとワシントン・ポスト(WP)紙が行った調査で、イラク戦争では犠牲が恩恵を上回り、戦う価値がなかったと答えた米国人が全体の56%に達した。過半数となったうえ、過去最高を記録した。7月から7ポイントの上昇となる。
ブッシュ大統領のイラク政策については不満との回答が57%、ラムズフェルド国防長官の業績に不満との回答は53%だった。
ただ、来年1月30日の国民議会選挙については、治安状況にかかわらず予定通り実施すべきとの回答が60%に上った。
さらに回答者の58%が、米軍はイラクに秩序が回復するまで同国にとどまるべきと考えていることも分かった。[ロイター 12月21日18時13分更新]