防衛施設庁は、辺野古沖で、海底掘削作業のめの足場を設置。
すでに辺野古沖移転の見直し検討の話が出ているのに、なぜ珊瑚礁を破壊する海底掘削作業をなぜ強行するのか。結論が出るまでペンディングにしてもよいのでは、と思うのは僕だけ?
辺野古沖で掘削へ スパット台船設置
【名護】普天間飛行場代替施設の建設を予定する名護市辺野古沖に、ボーリング(掘削)地質調査を行うスパット台船1基が16日早朝までに到着した。引き続きスパット台船を固定する作業を続けており、基地建設とボーリング調査に反対する住民、市民団体の船舶やボートが台船周辺を取り囲み、台船に乗り移るなど阻止行動を繰り広げている。那覇防衛施設局は、同日は「台船の設置作業を行う」としており、設置を終えた17日以降に、準備を終え次第、掘削作業に着手する見通し。
スパット台船は水深25メートル以内の海底を掘削し、代替施設の護岸構造を検討するための地質調査を実施する。施設局は昨年9月に海上作業に着手して以降、辺野古沖に2度、台船を設置したが、台風避難などを理由に掘削作業に着手しないまま撤収しており、台船の現地搬送は今回で3度目。
スパット台船は中城湾港から夜間に搬送された模様。16日午前6時半、辺野古沖の建設予定海域の海上に降ろされた台船を反対派の住民らが確認した。市民団体の船舶、環境団体グリーンピースのゴムボートが台船を囲み、「作業をやめて台船を撤収せよ」と激しく抗議した。
施設局は昨年12月、台船設置により海底のサンゴの破壊、消失など34カ所を公表し、破壊の原因とされる「台船の脚部の底板を外して作業を行う」ことなどの改善策を説明していた。昨年末までに完了予定の調査が大幅に遅れているため、施設局は調査のための海域使用継続を県に申請している。[琉球新報 05/03/16 夕刊]