九条の会講演会、鎌倉市が一転して後援取り消し

東京新聞に載っていた記事。

鎌倉市が一転後援取り消し 「九条の会」講演会

 神奈川県鎌倉市在住の作家井上ひさしさんらが呼び掛け人の「鎌倉・九条の会」の発足記念講演をめぐり、鎌倉市がいったん出した後援を一転して取り消したことが、19日分かった。会は憲法9条改正を阻止しようと発足したが、同市は「内容が後援の基準になじまないと判断した」と説明。同会準備会は「鎌倉市は全国に先駆けて平和都市宣言をし、平和市民憲章をもっている。平和都市にふさわしくない行為」と反発している。
 東京で昨年六月、梅原猛さんや大江健三郎さんなど哲学者や作家らが「九条の会」をつくったが、井上さんらは「平和都市にふさわしい鎌倉にも」と呼び掛け、会発足の記念講演会を計画した。
 準備会は、市から3月27日付で後援を取り付け、ポスターやチラシなども「後援・鎌倉市」と入れた。ところが4月下旬、後援取り消しの通知が届いたという。準備会事務局は「後援を取り消す明確な説明がない」としている。
 講演会は、井上さんをはじめ経済評論家内橋克人、老人党提唱者で作家なだいなだ、三木睦子(三木武夫元首相夫人)の各氏を招き6月10日午後7時から鎌倉芸術館大ホールで開く。入場無料。[東京新聞 2005/05/20朝刊]

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