昨年1年間で、労働基準監督署から是正勧告を受けたのは8万2430件(前年約3000件増)。残業代不払いは2万299件(約1800件増)。
それにしても、定期的な検査を受ける企業の3分の2で違反が指摘されたというのは、ちょっと深刻…。
労基法違反など3000件増 残業代不払いは2万件超(東京新聞)
労基法違反など3000件増 残業代不払いは2万件超
全国の労働基準監督署が企業の検査をした結果、労働基準法や労働安全衛生法などに違反した件数は、昨年1年間で約8万2000件と、前年を約3000件上回っていたことが28日、厚生労働省の集計で分かった。中でも残業代の不払いは2万299件と前年より約1800件増加した。
違法な残業が過労死を引き起こす土壌になっているとの指摘があり、厚労省が昨年から夜間の立ち入り調査を始めるなど不払い残業の取り締まりを強化した結果、違反件数が増えたとみられる。
集計によると、昨年、労基法違反などで労基署から是正勧告を受けたのは8万2430件。定期的な検査を受けた企業のうち、約67%に何らかの法律違反が見つかった。
労基署が悪質と判断して書類送検したのは1339件(前年比60件減)。このうち、不払い残業で書類送検されたのは37件で、前年より7件減った。[東京新聞 2005/05/29朝刊]