ニコール・キッドマン主演の「ザ・インタープリター」をようやく見てきました。公開前から新聞の映画評は酷評さくさくで、しかも公開直後にみてきた職場の先輩が「結末がイマイチ…」などとネタばれ的なことを言っちゃったもんだから、見る気をそがれて、とうとう今日になってしまいました。(^^;) ということで、今年見た14本目の映画。
国連の通訳を務めるシルヴィア(ニコール・キッドマン)は、偶然、アフリカのマトボ共和国大統領の暗殺計画が話し合われているのを聞いてしまう。通報を受け、シークレットサービスの捜査官ケラー(ショーン・ペン)が事件の調査を始める。ケラーは、彼女に疑いをもつが、ある夜、彼女のアパートの外階段に不審者が現われ、シルヴィアの本格的警護が始まる。しかし、ある朝、シルヴィアは不審な行動をとる…。
シルヴィアの回りに怪しい影が登場するのだけれども、シルヴィア自身も何か隠しているふう。さらに、マトボ共和国の大統領ズワーニは、本当に虐殺をくり返す暴君なのか、それとも反政府派こそがテロリストなのか、という問題も重なって、謎と緊張感が高まっていくところまでは、なかなかな出来だと思います。
しかし、ラストはちょっともたついた感じがするし、ストーリーの持って行きようも安易な気がします。サスペンスの仕掛けと、“美人の主役に悪役なし”のお約束とを両立させようとして、失敗した感じですね。いっそのこと、「シュリ」みたいにすればよかったのに…。
で、結末からふり返ってみると、アメリカはテロに対して一生懸命戦ってる良い国、黒人は互いに殺し合う連中ばかり、で、白人は人を殺しても、それには理由もあるし苦しんでる…、という「トンデモ」ものかも知れません。
ま、僕としては、相変わらず美し??いニコール・キッドマンさえ見れれば、いいんですが…。 (^^;)
→公式サイト:ザ・インタープリター
【映画情報】監督:シドニー・ポラック/総指揮:アンソニー・ミンゲラ/脚本:スティーヴン・ザイリアン/出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー/2005米=UIP
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TBありがとうございました。
結構、賛否両論の作品みたいですが、
僕はポジティヴに考えました。
後半のシルヴィアが緻密な計画をする部分にいたるまで
自分の気持ちの動揺が、見る側の不信を呼ぶ…
これが狙いだったような気がします。
それに、ケラーが「わかっている」かのように
「嘘をつくな!」と迫りますが、
これもシルヴィアとケラーの間にある同じ境遇を
強調するシーンだなと思っています。
結論的にいえば…ニコールはやっぱり綺麗ですね。
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私のどうしようもないプログにトラックバックありがとうございます。いやー色々読ませていただきました。すごいですね。洞察力が素晴らしい。私など新聞を読まない生活が続いているものだから・・・・・「インタープリター」について言えば、犯罪を犯す側、それを暴く側、どちらかの視点で事件を追っていかなければ、緊迫感が沸かないという事をここでも繰り返させていただきます。
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TBありがとう!
「シュリ」みたいな結末になってたら、もうひと感動あったかな??
そのときは、ショーン・ペンが独身男性だったらもっと効果的だけど。
あ! それだとほんと「シュリ」になっちゃうネ(笑)
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