「慰安所」という言葉はあったわけだから、全くなかったとは言えないでしょう。それに、もし昔無かった言葉は教科書に使ってはダメというなら、江戸時代の「藩」なんていう言葉も――少なくとも幕末までは――使えませんよ。
この人、昨年11月の「減って良かった」発言を全く反省してなかったんですね。
従軍慰安婦という言葉なかった、歴史教科書で中山文科相(朝日新聞)
従軍慰安婦という言葉なかった、歴史教科書で中山文科相
中山文部科学相は11日、静岡市で開かれたタウンミーティングで、歴史教科書に関連して、「そもそも従軍慰安婦という言葉は、その当時なかった。なかった言葉が教科書に出ていた。間違ったことが教科書からなくなったことはよかったと評価した」と述べた。従軍慰安婦や強制連行の記述が「減って良かった」とした昨年11月の自らの発言の真意を説明する中で言及した。
中山氏は昨年の発言後、「文科相になった以上、個人的な考え方についての発言は控えるべきだった」と述べており、タウンミーティング後の記者会見では「質問されたから答えた」と説明した。[朝日新聞 asahi.com 2005年06月12日01時24分]
ピンバック: ジョーク ドッコム Joke.com
ピンバック: 鮫山ネギのブログ3
たしかに一部の言葉じりだけを聞くとへんてこなことのように思えます。
なぜこんなことに大臣がこだわっているのかというと、「従軍慰安婦」と「慰安婦」では意味や受ける印象が全く異なるからだと思います。「従軍」であったかどうか結論がまだ出ていない、そして、当時その言葉がなかった以上、教科書としては使ってはいけない。こういう意味だと思います。私もこのようなことはマスコミからは聞いていないので、あくまで推測ですが…
大臣の言葉が足りないのか、マスコミが意図的に操作しているのか、本当に大臣の能力がないのかいずれかでしょう。