8月の勤労者世帯の家計調査は、前年同月比で1.3%減。7月も3.5%減で、2カ月連続のマイナス。小泉首相は、ようやく景気回復してきたと言いますが、国民の暮らしはけっして上向いてないというのが実情ではないでしょうか。
8月勤労者世帯消費支出は前年比で実質‐1.3%
[asahi.com 2005年09月30日12時24分][東京 30日 ロイター] 総務省が午前8時30分に発表した8月の家計調査・勤労者世帯速報によると、勤労者世帯の消費支出は実質ベースで前年比1.3%減で、2カ月連続の減少となった。実額は32万1682円。名目では前年比1.7%減となった。
前月比(季節調整済)では、7月の大幅下落(前月比3.5%減)の反動もあり、実質で3.2%増となった。
ロイターが事前にまとめた民間予測調査では、予測中央値は前年比1.9%減だった。
発表の数字は予測を上回った。
消費支出が2カ月連続で前年比マイナスとなったことなどから総務省では「消費はまだ堅調ではない」と述べた。
8月の消費がマイナスとなった要因として同省は(1)猛暑もあり前年同月のエアコンなどの稼働率が大きく上昇した裏がでて、光熱・水道への支出が減少した、(2)昨年は猛暑で冷蔵庫、エアコンの売り上げが大幅に増加したが、今年はその反動で、家具・家事用品への支出が減少した、(3)今年8月は前年同月に比べて休日が少なかったこと、3連休が2つあった9月に夏休みを後ろ倒した可能性があることなどから、国内パック旅行への支出が24.9%低下した――などを挙げた。