今週の「九条の会」(2月9日まで)

全国各地の「九条の会」の活動を紹介したニュースをクリッピングしました。他にももっとあると思いますが、インターネットで拾えたものを紹介します。

断食して「9条守れ」 鶴見俊輔さんら9日にハンスト
[asahi.com 2006年02月09日]

 自衛隊のイラク派遣に反対して「断食」を続ける「ガンジーの会」が9日午前0時から、憲法9条を守る意味も込めて全国一斉のハンガーストライキに取り組む。今後は、毎月9日を「9条の日」と定め、参加者を増やしていく考えだ。
 ハンストは、文芸評論家末延芳晴さん(63)=京都市北区=ら11人が発起人。24時間、水以外を口にしないのが基本。作家の大江健三郎さんらがつくる「九条の会」に参加を呼びかけたところ、同会発起人の一人で、評論家・哲学者の鶴見俊輔さん(83)がハンストに参加することになった。
 参加希望者は、「ガンジーの会」のHP(http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto)で、事前に参加場所などを書き込み、終了後に報告する。

憲法を考える市民の集い2
[朝日新聞:マイタウン三重 2006年02月09日]

 11日午後1時半、四日市市諏訪町の市総合会館第4会議室。「小泉トリックと憲法九条」と題し、四日市大教授坂東行和さんが話す。無料。一般歓迎。問い合わせは、九条の会・よっかいち事務局へ。

県九条の会:平和憲法守ろう 講演会記録集を出版/長崎
[毎日新聞 2月8日15時1分更新]

 戦争放棄をうたう憲法9条を守る市民が結成した県九条の会が、昨年11月に長崎市で開いた講演会の記録集を出版した。会の呼び掛け人のメッセージを集めて昨年出版した冊子「平和憲法を守ろう 被爆地市民の熱い思い」に続いて2冊目。
 記録集で、土山秀夫・元長崎大学長は「九条は『寄らば大樹の陰』なのか」と題し、「改憲を強調する保守派の多くが、自らナショナリストを任じながら、米国にだけは盲従している。圧倒的な軍事力を持つ唯一の超大国に従属していれば、日本の針路は安泰だろうとの思いがあるのだろう」と批判する。
 元県弁護士会長の中村尚達さんは「国民投票法制度の問題点」と題し、「現在の憲法改正の動きは国民の側からのやむにやまれぬ渇望というものが少しでもあるのだろうか」と改憲ブームに疑問を呈した。このほか改憲動向の現状の解説、各地の9条の会の連絡先、自民党の新憲法草案と現憲法の対照表も掲載した。
 同会は、9条を守り改憲反対を全国に働きかけるため04年6月に結成された「九条の会」に賛同し、被爆地・長崎で同年10月に発足した。大学、医療、教育、宗教、平和団体などの25人が呼び掛け人となった。
 記録集はB6判、88ページ。500円。問い合わせは前原さん。【横田信行】2月8日朝刊

「九条の会・広島県北」が発足
[中国新聞 ’06/2/5]

 「九条の会・広島県北」の発足集会が4日、三次市十日市西、みよしまちづくりセンターであった。約100人が参加。
 広島市立大広島平和研究所の浅井基文所長が講演し「平和憲法を持つ大国として、国際社会の中で果たせるさまざまな可能性を積極的に議論していこう」と訴えた。
 同会は幅広い個人の参加を目指し、憲法九条を守るため、毎月第3木曜日の学習会や毎月6の日の街頭宣伝などを計画している。江の川漁撈(ぎょろう)文化研究会の黒田明憲会長たち7人が共同代表になった。
 一方、高校の退職教員たちでつくる「県北高退教九条の会」は12日午後1時から、同市十日市東の三次ロイヤルホテルで集会を開き、午後2時から「広島マスコミ九条の会」と交流会を予定している。(藤元康之)

地域で憲法語ろう 「浦和北地域九条の会」発足
[埼玉新聞 2006年1月31日(火)]

 「憲法九条を世界に広げよう」と29日、さいたま市浦和区で、浦和北地域九条の会が発足した。北浦和、針谷、領家など七地域の住民約500人が賛同、「まず家族、隣近所へと対話を広げよう。改憲に負けない地域の50%以上を仲間に」と活動の方針を決めた。
 「平和と歌の新春のつどい」と名付けた設立総会には150人余が参加した。大江健三郎氏らの呼び掛けにこたえて、昨年昨年5月ごろから準備会を重ね、賛同人を募った。大学の教官や教師、医師、住職、自治会長、ボランティア活動に参加している人、画家や音楽家、主婦…。地域を網羅した幅広い人たちが名前を連ねた。
 発足の集いでは針谷に住む呼び掛け人代表の町田実早稲田大学名誉教授が「憲法改悪の動きを止めよう」とあいさつ。
 会場からは「九条に触れたときの新鮮な感動を大事にしよう」「国会の勢力に反映しているように改憲論者も多い。だが、待ってましたと署名に応じてくれる人に出会ったときには最高の喜び、100人の署名を集めた」という発言もあった。
 市内に住むソプラノ歌手・友成有希さんはこの3月に出産を予定。秋山智美さんのピアノ演奏で、シューベルトと日本の歌曲を披露した。「生まれてくる子どものためにも、芸術活動を続けるためにも戦争は絶対にだめです。憲法守って」
 「つどい」では広島への原爆投下直後から被爆者救援に携わってきた肥田舜太郎医師が記念講演。「原爆の真の恐ろしさはまだ知られていない。被爆者も苦しみを抱え、耐えている」「まず語ろう。身内から、近所へと。すべてを奪われる前に一人一人が勇気を持って」と呼び掛けた。

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