アメリカは、ジョンソン環境保護庁長官が訪中し、北京オリンピックに向け中国政府と環境問題で協力関係を強化する方針。
日本には、公害対策技術では世界トップだとの自負があったと思いますが、「政冷経涼」関係が続いている間に、ちゃっかりアメリカが中国市場に食い込もうとしている、ということですね。いくら「日米同盟が大事だ」と言ってみたところで、アメリカは、全然気にしてないようです。(^_^;)
米中が環境面で協力強化を
[NHKニュース 04/08 20:50]アメリカ環境保護庁のジョンソン長官は8日から中国を訪問し、再来年に北京で開かれるオリンピックに向け中国政府と環境問題に関する協力関係を強化する方針です。アメリカ政府内では、中国政府の環境対策が不十分だと批判する声も上がっており、協力態勢を築くことで対策の強化を促すねらいがあるものとみられます
ジョンソン長官が中国を訪問するのは就任以来初めてで、北京や上海などで環境保護対策の責任者らと会談する予定です。中国政府は再来年の2008年に北京で開かれるオリンピックを「緑の五輪」と銘打ち、環境問題に取り組んでいますが、ジョンソン長官は今回の訪問で、アメリカ政府としてどのような協力ができるかを協議します。さらにジョンソン長官は、有害物質PCBの発見や処理の方法について技術支援することで合意するほか、上海では、アメリカの各都市で使われている大気汚染を予測し市民に知らせるシステムの導入を発表する予定です。
中国では、経済成長が優先される一方で、環境汚染が深刻化し、先月開かれた全人代=全国人民代表大会でも、環境汚染対策が向こう5年間の重要課題として話し合われています。その一方で、アメリカ政府内では、中国政府の環境対策が不十分だと批判する声も上がっており、協力態勢を築くことで対策の強化を促すねらいがあるものとみられます。