ちょっと薄ら寒い金曜日、NHKホールでN響第1569回定期演奏会を聴いて参りました。プログラムは、以下の通り。なお当日の演奏はNHK-FMで生中継されました。
スクロヴァチェフスキ指揮
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ノヴァーク版)
NHKホールは苦手です。1つは、演奏中にスコアなんぞを膝の上に開いて、オケがミスったりする度にチェックを入れるような怖??いお客さんがいること。演奏が終わったあとでも、こっちは「よかったな〜」と感慨にふけっていると、となりで「今日は、○○が××で、あそこのパートの△△が※※で…」などという厳しいだめ出しをやってたりするから。(^_^;)
で、もう1つの理由は、あそこはクラシックのコンサートをやるにはやっぱりでかすぎます。あれじゃあ、大衆演芸場だと、いつも思ってしまいます。
今回も座席は3階のC席。センターの前から4列目ということで、3階席としては悪くなかったんでしょうが、それでもやっぱりオケが遠い! ブルックナーの、天上からきらめくように音が降ってくるという、あの感覚が味わえません。
スクロヴァチェフスキさんは、遠目には、ちょいと足下が危なくなったオジサンが、酔っぱらって腕をぐるぐる振り回しているといった感じでしたが、音の強弱を自在にあやつって、ふつうの演奏だと、の楽器のフォルテの音に隠れてしまっているような微細な響きが浮かび上がってきて、ちょっと違ったブルックナーが楽しめます。N響の演奏も、さすがに安定したもの。ただ、もすこし意外性みたいなものがあってもいいんじゃないかなぁ?と思ってしまうのは、やっぱ3階席で聴いた者のひがみでしょうか? (^_^;)
【演奏会情報】
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/演奏:NHK交響楽団/コンサートマスター:篠崎史紀/開演:5月12日(金)午後7時/会場:NHKホール
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