NTT西日本の 「ひかり電話」、3日続けてトラブル。
NTTだけじゃなくて、政府自身が電話網の全面的IP化を推進する計画をたてていたはず。しかし、まだまだそんなことをやれるような状況ではなさそうです。
NTT西のIP電話、3日連続で規制実施(読売新聞)
NTT西「ひかり電話」、サーバー増設しても不調(朝日新聞)
NTT西、IP電話の通話制限続く 別サーバーも不具合(朝日新聞)
23日発生したトラブル自体は、サーバーの増設によって解消し、発信規制も昨夜22時にいったん解除された。ところが、今朝になって、別の機能を受け持つサーバーで新たなトラブルが発生。95%の発信規制という深刻な事態に(20回かけて19回は発信規制される状態)。解決のめどはついていない、とのこと。
NTT西のIP電話、3日連続で規制実施
(2006年10月25日12時54分 読売新聞)NTT西日本は25日午前8時30分ごろから、光ファイバーを使ったIP(インターネット・プロトコル)電話サービスで通信規制を実施した。
規制は3日連続となり、静岡県から沖縄県まで2府28県の全83万3000回線で、発信の25%、着信の50?95%がつながらない状態となっている。
23日朝に発生した通信障害は、24日午後10時20分過ぎにいったん復旧。25日午前6時までに通信処理サーバーを1台増設したが、その後、通話が集中して新サーバーに負荷がかかりすぎたとしている。規制解除のメドは立っていない。
NTT西「ひかり電話」、サーバー増設しても不調
[asahi.com 2006年10月25日12時01分]NTT西日本のIP電話サービス「ひかり電話」がつながりにくくなっている問題で、同社は25日午前9時過ぎから、管内全域で同サービスの通信の75%から95%をカットし、通信量を制限した。最悪で20回に1回しかつながらない状況になった。23日から始まった今回の不調について、同社は24日、通信を振り分けるサーバーの処理能力不足が原因だと発表。25日早朝にサーバーを1台増設したが、増設したサーバーなどに障害が発生したという。
25日午後1時時点で、原因はわかっていない。一部で通信制限を緩和したが、全面的な制限解除のめどは立っていない。NTT西には、25日だけで正午までに約9000件の問い合わせや苦情が寄せられた。
同社のIP電話の不調は、今年2?4月に4回発生したのに続き、今月23日からつながりにくい状態が続いている。25日午前5時50分にサーバー1台を増設した後、通信量を半減させてシステムをチェックし、その後制限を解除する予定だった。しかし同日午前9時過ぎ、増設した1台を含む計2台のサーバーで、処理能力の上限に近づく異常が表示されたため、再び大幅な通信制限に踏み切った。
NTT西、IP電話の通話制限続く 別サーバーも不具合
[asahi.com 2006年10月25日20時34分]NTT西日本のIP電話サービス「ひかり電話」がつながりにくくなっている問題で、同社は25日も通信量制限を続けた。当初原因と考えたサーバーだけでなく、別の機能を持つサーバーに不具合が生じたという。同日午後8時半現在、固定電話や携帯電話などからIP電話への着信を中心に通信量を最大95%カットしている。
同社は24日、かかってきた電話を振り分ける「呼処理サーバー」の処理能力の不足がトラブルの原因と見て、25日にサーバーを増設した。だが今度は、同社のIP電話と他社のIP電話や固定電話、携帯電話を接続する「中継系呼制御サーバー」が処理能力の上限に近づく異常を示した。
23、24日とは異なる障害が発生し、抜本的な原因や解決策は依然として見つからない。トラブルは3日連続となり、25日にも同社に3万件を超える問い合わせや苦情が寄せられた。