もともと、郵政解散がデタラメなら、「造反」も所詮同じ自民党の穴の狢だと思っていたので、「復党」をめぐるゴタゴタにも興味はない。しかし、今日の日経新聞(夕刊)に全文が掲載されていた「誓約書」には呆れた…。権力を持つものの阿漕さが、そのまま文字にしたような文章。こんなものを提出してまで「復党」にしがみつく「造反」議員の哀れなこと。
私儀このたび、復党を願い出るにあたり、党則第九十二条及び党規律規約第九条一項の規定により平成十七年十月二十八日付で「離党勧告」処分の対象となった行為については遺憾であり、重大な責任を認識しております。今後は、広く国民の理解が得られるよう真摯な取り組みをして参ります。
次のことを、自由民主党及び有権者に対し誓約いたします。
一、党則を順守し、党員としての義務を忠実に履行するとともに、国民の奉仕者として党活動に尽力すること。
一、安倍晋三首相の所信表明演説を全面支持するとともに、国民に約束し国会で成立した郵政民営化を含む第44回衆院総選挙の政権公約二〇〇五の実現に邁進し、国民の真の期待にこたえるべく努力すること。
一、前項の誓約に違反した場合は政治家としての良心に基づき議員を辞職いたします。
本誓約書が公表されても異議ありません。
平成十八年十一月二十七日
自由民主党総裁 安倍晋三殿