歴史学というものは、「文書資料が出てこないから、そうした事実はなかった」と言っていればすむような単純なものではありません。
文書資料は、つねにある意図のもとにつくられ、ある意図のもとに、あるいはさまざまな偶然的な要素から残ったり、残らなかったりするものです。そういうものをすべて勘案して、歴史的事実を復元するのが、歴史学の実証手続きです。
教科書検定は「学術的な観点で検討」 首相、沖縄慰霊祭に出席(産経新聞)
教科書検定は「学術的な観点で検討」 首相、沖縄慰霊祭に出席
[Sankei WEB 2007/06/23 13:32]安倍晋三首相は「沖縄慰霊の日」の23日、沖縄県糸満市で開かれた「沖縄全戦没者追悼式」に出席した。首相は、沖縄戦集団自決に関する教科書の検定意見について、「沖縄はまさに住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われた。そのなかで集団自決を含む悲惨な出来事があった」としたうえで、「(検定は)教科書用図書の調査審議会が学術的な観点から検討している」と述べた。現地で記者団の質問に答えた。(以下略)