7月4日付の「日刊ゲンダイ」(7月3日発行)の1面に、こんな見出しが躍りました。
そして、2面に質問する共産党の志位委員長の写真もかかげながら、「共産党案までパクる安倍首相の支離滅裂」という記事を載せています。
共産党案までパクる安倍首相の支離滅裂
ここにも政権末期症状… ヒドすぎる過去の発言との食い違い
[日刊ゲンダイ 2007年7月4日付(3日発行)]安倍首相の調子のよさに、野党議員ばかりか自民党議員も呆れている。
第1が、「消えた年金記録」問題の対応だ。首相がこの問題を知ったのは「昨年の暮れから今年初めにかけて」(国会答弁)。だが、何もせず、今年5月に野党議員から「緊急点検」を求められても、「不安を煽るだけ」と突っぱねてきた。さらに5月には「基本的な問題は解決している」とまで国会で言い切ったのだ。
「ところが、5月下旬になって、消えた年金問題の報道が増え、支持率が急落するや、ドタバタと弥縫策に走り始める。急にいい子になって、第三者委員会だの、最後の1人まで調べるなんて言い出しているのだから、“オイオイ、5月までの答弁はなんだったんだ”と言いたくなりますよ」(民主党関係者)
第2の調子のよさは、年金記録の確認作業だ。この点でも「領収証などを持って申請してほしい」と、冷たく突き放していたのが、今や、「国民1億人に年金記録を送付する」に大変身。しかし、これは共産党の主張のパクリだからア然だ。「共産党の『赤旗』には連日、『政府を動かした共産党の提案』と書かれていますよ。そりゃあ、小渕政権の頃も苦し紛れに野党案をほとんど丸のみしたことがあったけれど、あれは少数与党だったから。絶対多数の議員を抱えながら、共産党案まで丸のみするしかない安倍政権。知恵がないし、まことに情けない状況になったものです」(自民党議員)
安倍政権の「年金カード」抗争も、民主党の「年金記録手帳」の物まねだ。いやはや……。
安倍首相が「安心できる年金は自民党だから」なんてエラソーに言ったら、有権者は、そのヒョウ変ぶりとパクリ疑惑を投げ返してやるべきだ。
この1件は共産党にしては久々のHITでしたね。
確かに筋が通っている。
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