埼玉県の松伏(まつぶし)町の自民党支部が、支部の総会で、支部解散と59人全員の離党を決めたというニュースが、「埼玉新聞」7月10日付に載っていました。
いわく、支部解散の理由は「後期高齢者問題や格差、物価高騰などを通して自民党政権に対する市民の不信感が強まっていること」、「今は党員として胸を張って歩けない」というのが面白い。
インターネットで流れてはいないようなので、全文を貼り付けておきます。
自民松伏支部解散、59人全員離党へ
[埼玉新聞 2008年7月10日付]北葛飾郡松伏町の自民党員で結成している自民党松伏支部(59人)が総会で、支部解散と全員の離党を決めたことが9日までに分かった。
総会は5日に同町内で開かれ17人が出席。委任状が31人分提出され、構成員の2分の1以上の出席という総会成立の規約は満たした。同支部の松井正雄幹事長が解散議案を提案、出席者全員が挙手で賛成したという。
同支部長の高橋昭男町議(65)は9日「三ツ林隆志代議士陣営との不和もあるが、後期高齢者問題や格差、物価高騰などを通して自民党政権に対する市民の不信感が強まっていることが解散を決意した原因」と語った。
同支部長はまた「私たち下部組織の意見には目もくれず、中央ですべてを決める横暴さが見られる。国民の目線でという素晴らしさがなくなり、今は党員として胸を張って歩けない」と語った。
松伏町は第14選挙区(八潮、三郷、幸手、吉川の4市と栗橋、鷺宮、杉戸、松伏の4町)。選挙区支部長は三ツ林代議士で現在海外出張中。自民党県連の百武公親事務局長は「小選挙区支部の中で解決していただく問題だ」と話している。(岸鉄夫)
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