NYダウ、733ドル急落で再び9000ドル割り込む

NYダウは、15日、再び733ドル急落して、8577ドルで終えた。下げ幅は、過去2番目。

米国株急落、ダウ733ドル安 下落幅過去2番目、SP500下落率9%(NIKKEI NET)

米国株急落、ダウ733ドル安 下落幅過去2番目、SP500下落率9%

[NIKKEI NET 2008/10/16 06:41]

【NQNニューヨーク=横内理恵】15日の米株式相場は急落。ダウ工業株30種平均は前日比733ドル8セント安の8577ドル91セントで終えた。ダウ平均の下げ幅は9月29日に次ぐ過去2番目の大きさだった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同150.68ポイント安の1628.33で終えた。経済指標が市場予想以上に悪化し、景気悪化懸念が強まったことなどを手掛かりに売りが膨らんだ。
 S&P500種株価指数は90.17ポイント安い907.84。下落率は9.0%と1987年10月19日のブラックマンデー以来の大きさとなった。朝方発表された10月のニューヨーク連銀景気指数がマイナス24.6と大幅に悪化した。9月の小売売上高は前月比1.2%減と市場予想(0.7%減)を上回る落ち込み。変動の大きい自動車・同部品を除くベースでも0.6%減少し、前月分も下方修正された。米景気が急速に悪化しているとの見方が強まり、エネルギーや素材など景気敏感株に売りが膨らんだ。
 正午過ぎにバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演。信用収縮の改善には時間がかかるとの見方を示した。午後に公表された地区連銀経済報告(ベージュブック)は総括判断として、「すべての地域で経済活動が弱まった」と指摘。金融危機が景気を押し下げていることが示された。引け間際には大口の換金売りが膨らみ、下げが加速した。
 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約16億7000万株(速報)。ナスダック市場は約25億7000万株(同)。業種別S&P500種株価指数では全十業種が下落。「エネルギー」、「素材」の下落率は10%を超えた。

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