EU議長国のサルコジ仏大統領とブッシュ米大統領が、金融サミットの来月開催で合意。
ブッシュ大統領によれば、麻生首相と事前に相談したという。しかし、18日午後(日本時間)に、オーストラリア首相と電話会談したときには、麻生首相は、G20開催について「今後の検討課題」と答えていたらしい。
はたして麻生首相は、本当にブッシュ大統領からの相談にあずかったのか? それとも、たった半日で考えを変えたのか? いずれにしても、金融危機への対応で、日本は置いてけぼり状態になりつつあるのではないだろうか。
米欧、金融危機対応サミットで合意 来月上旬開催目指す : CNN.co.jp
米で金融サミット=米欧合意、初回は来月上旬にも?危機協議、G8と新興国参加へ(時事通信)
【金融危機】日豪首脳が克服へ連携強化 電話会談(MSN産経ニュース)
米欧、金融危機対応サミットで合意 来月上旬開催目指す
[2008.10.19 Web posted at: 12:39 JST Updated – CNN]
ブッシュ米大統領は18日、ワシントン郊外のメリーランド州キャンプデービッドの大統領山荘で、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領および欧州委員会のバローゾ委員長と会談後、世界各地に広がった金融危機への対応策を協議する世界首脳会議(サミット)を開催すると発表した。
ブッシュ大統領は、各国が連携して危機対応に取り組む取り組むことは必要不可欠だと指摘し、「われわれはともに金融システムを改革し、金融孤立主義への誘惑に抵抗しなければならない」と述べた。
またサルコジ大統領は、アジア各国がサミットに参加する必要性を強調。「市場安定化が必要であるため、われわれは急がねばならない。世界規模の危機には世界規模の解決策が必要だ」と述べた。
サミットには先進国と発展途上国の双方が参加し、「将来の世界的繁栄」に向けた改革措置の確立を目指す。日程は未定だが、米国側は来月4日の米大統領選本選の「直後」にもサミットを開催する意向にある。その後も措置実施に関する協議が行われる見通しで、フラット米大統領報道官は記者団に対し、1回のサミット開催で全ての問題解決は難しいとの見解を示した。
米で金融サミット=米欧合意、初回は来月上旬にも?危機協議、G8と新興国参加へ
[時事通信 2008/10/19-11:21]
【ワシントン18日時事】ブッシュ米大統領は18日、ワシントン郊外キャンプデービッドの大統領山荘で、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領、欧州委員会のバローゾ委員長と会談し、世界に波及した金融危機への対応で主要8カ国(G8)に中国など新興市場国を加えた首脳会議(サミット)を複数回実施することで合意した。
共同声明によると、初回を来月4日投票の米大統領選後の早い時期に米国で開催する案を参加予定国首脳に来週、提示する。早ければ上旬開催の可能性もある。
サルコジ大統領は、会談に先立って行われた共同記者会見で、首脳会議を今回の危機の震源地であるニューヨークで開くことに意義があると強調した。
G8首脳は今月15日発表した世界経済に関する緊急声明の中で、中国やインドなど新興市場国も交えたサミットの早期実現に期待を表明。ブッシュ大統領は共同会見で、サミット開催について、G8議長国である日本の麻生太郎首相と話し合ったと述べた。
声明によると、初回の会議では今回の危機で取られた対策の進ちょく状況を点検した上で、危機再発を防ぐための改革に向けた原則の合意を目指す。2回目以降の会議で具体策をまとめる。
【金融危機】日豪首脳が克服へ連携強化 電話会談
[MSN産経ニュース 2008.10.18 20:06]
麻生太郎首相は18日午後、オーストラリアのラッド首相と電話会談し、世界的な金融危機の克服に向けて連携を強化する方針で一致した。
ラッド首相は経済政策に関する各国間の協議の在り方に関し、先進国と新興国の経済対話の枠組みである20カ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議(G20)が「最も適した場だ」と強調した。
麻生首相は、金融危機を受けた首脳会合を日本が主催する用意があると表明する一方、枠組みについては「今後の検討課題だ。良く議論したい」と述べるにとどめた。
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