防衛事務次官が、事件直後の航海長からの事情聴取について、「内容を覚えていない」と発言。
しかし、わざわざ海保庁に隠して航海長をヘリで呼びつけておいて、何を聞いたか覚えていないなどということはありえない。やっぱり、この場で何か“悪い”ことをしたからに違いない。
防衛事務次官が、事件直後の航海長からの事情聴取について、「内容を覚えていない」と発言。
しかし、わざわざ海保庁に隠して航海長をヘリで呼びつけておいて、何を聞いたか覚えていないなどということはありえない。やっぱり、この場で何か“悪い”ことをしたからに違いない。
某氏からリクエストがあったので、ヘーゲル『小論理学』の続き。いきなり有論に入ります。
すでに21日に流れていたニュースだが、インターネットで何度検索しても見つからず、ここには紹介しなかったが、海上保安庁は、21日の段階で、防衛省がイージス艦の乗組員から事情聴取することを禁止。これは当たり前の話で、トラックが交通事故を起こしたときに、警察の捜査の前に運転手が会社と相談していたら、誰だっておかしいと思う。
他方で、防衛省は、通常であれば当直は何人なのか、当直はいつ交代するのか、海上に船を発見したときには見張りから艦橋にどのように伝達するのか、そういうごく基本的なことはさっぱり公表してこなかった。
今朝のNHKでも、元艦長という人物が、「午前3時に、このあたりを通るのであれば、艦長は起きているものだ」「監視員が船を発見したときに、“避けていくだろう”などと判断を下すことはありえない。そのまま愚直に報告するようにしつけられている」と話していた。そういう基本的な事実は隠蔽したまま、「2分前に緑色灯を確認した」などという自分に都合のいいことだけ発表してきたのだ。
イージス艦衝突事故で、防衛省が、「ヘリでけが人を運ぶ」といって、航海長を防衛省に呼び寄せていたことが判明。しかも、大臣室で、防衛相、防衛事務次官、統合幕僚長、海上幕僚のTOP4で事情聴取。ここで、「2分前に緑色灯を確認。1分後に回避行動をとったが、衝突してしまった」というシナリオをつくりあげた可能性も考えられる。
イージス艦衝突事故で、清徳丸に気づいたのが12分前だったことが石破防衛相に報告されたのが19日夜だったことが判明。にもかかわらず、防衛省は「2分前」との説明を続けていた。また、事故6時間後に、当直士官をやっていた航海長を、あたごからヘリで防衛省に呼びつけていたことも明らかに。
「情報が断片的だったので確認していた」というけれど、自分に都合の悪い情報の公表を遅らせたことは間違いない。
防衛相「12分前」当夜把握 公表は翌日夕 海自艦事故(朝日新聞)
イージス艦衝突、「12分前視認」当日把握 防衛相 20時間公表せず(中日新聞)
事故6時間後、航海長ヘリで呼ぶ=聴取人物、海保に報告せず?イージス艦衝突で防衛省(時事通信)
衝突1分後に救助を開始したという話が、事件直後に一部で伝えられたが、実際には「総員配置」の指示を出したのであって、実際にボートを下ろして救助活動を開始したのは14分後だった。これが時間がかかったものなのかどうか、私には分からないが、通報はもっと早くできたことだけは間違いない。
イージス艦衝突事故。事故当時、操船の責任者であった当直士官が漁船団に気づいていたことが判明。いよいよ、衝突回避のために何もしなかった自衛艦に事故の責任があることが明瞭に。
また、防衛省の調査で12分前に漁船の赤色灯を確認したとされる乗組員が、海上保安庁の事情聴取にたいして「はっきり覚えていない」と証言していたことも判明。それなら、12分前にという証言は何だったのか? 「はっきり覚えていない」という証言を、防衛省が特定の筋書きに合わせて歪めたのか。それとも、当初の証言を海保庁にたいしては翻そうとしているのか、なかなか深刻な問題かも知れない。
イージス艦 当直責任者も船団把握、回避指示せず(朝日新聞)
見張り役 はっきり覚えてない(NHKニュース)
漁船団突入は常識外 海自内部からも「あたご」批判(中日新聞)

タイトルの「貧困大国アメリカ」というのは伊達ではない、というのが読み終わったときの一番の感想。上位1割がアメリカ全体の富の7割を占めるというのが、どれほど凄まじいものか。
僕が不勉強だったのだが、いまサブプライムローン問題の影響が深刻だけれども、この「サブプライムローン」というものは、単純な「低所得層向け」の住宅ローンなどというものでないことを、本書を読んで初めて知った。紹介されている、2001年にアメリカ金融監督当局の定義は以下のとおり(本書1?2ページ)。
イージス艦あたごの交代前の当直が、すでに漁船群を確認していたことが明らかに。また、艦橋ではレーダーによる追尾などの操作をまったくおこなっていなかったことも判明。
交代前の乗組員 漁船群を確認(NHKニュース)
イージス艦事故:レーダー追跡怠る…船影特定作業記録なし(毎日新聞)
見張りの「見逃し」濃厚に=衝突前、当直全員が交代?イージス艦衝突事故(時事通信)
イージス艦事故:見張り員「漁船が避けると思った」(毎日新聞)
「事実明らかに」と強まる批判=防衛省に抗議電話1千本?イージス艦事故(時事通信)
清徳丸の乗務員の家族を訪問して、家族・親戚から厳しい言葉を受けた石破防衛相。
ところが、訪問を終わったとたん、「『大臣に原因究明・再発防止をやってほしい。政争の具にされるのは嫌だ』という家族の気持ちを深く受け止める」と、家族の怒りまで、辞任拒否の口実にしてしまった…。唖然 (-_-;)
石破防衛相:イージス艦事故で家族らに謝罪、辞任は否定(毎日新聞)
石破防衛相、吉清さん親子の家族・漁協関係者に謝罪(読売新聞)
海上自衛隊の一方的な発表に、漁民たちが怒り、GPSの記録を含め衝突前後の各船の動きを詳細に公表。まだ事実関係のすべてが明らかになっている訳ではないが、衝突の原因が海上自衛艦の側にあったことはもはや疑う余地はない。
船で混み合う海域だった、大型船はしばしば直進している、というが、民間の大型船はそれなりに周囲の漁船に警告を送ったりして、漁船に気をつけながら運行している。実際問題として、大型船の回避行動は時間もかかるし、その間に船は相当すすんでしまう。だから、臨機に小型船舶の側がよけることになることもあるという。
しかし、だからといって、小型船舶の側がよけのなかったのが悪い、といえば、衝突事故はすべて小型船舶の責任と言うことになってしまう。
イージス艦、漁船団を避けず直進 僚船GPSで裏付け(朝日新聞)
当直連携に問題か=視認5分後が交代時間?灯火は「赤」「白」・イージス艦事故(時事通信)

20日、二期会の「ワルキューレ」(全3幕)を見てきました。D井君、いつも格安でおいしいチケットを譲っていただき、ありがとうございます。m(_’_)m
ワーグナーの「ラインの黄金」の第2部。神々の長ヴォータンが人間に生ませた双子の兄妹のジークムントとジークリンデが、お互いに素性を知らないまま運命的な出会いをするところからストーリーはスタート。2人はフンディングのもとを逃げ出すが、追いかけてきたフンディングとジークムントは対決することに。ヴォータンは、最初、戦の娘ワルキューレの長姉ブリュンヒルデに、ジークムントを勝たせるように言うが、結婚をつかさどる女神である妻フリッカの怒りをまねき、あらためてブリュンヒルデにジークムントを負けさせるように命じる。しかし、ブリュンヒルデはジークムントを助けようとし、ヴォータンの怒りに触れ、勘当されてしまう。最後、ブリュンヒルデは、岩山の頂上で炎に包まれつつ眠りに就く。第3部になると、このブリュンヒルデが、ジークムント・ジークリンデの息子ジークフリートによって目覚ませられるのですが、第2部は、ここまで。
6時開演で、第2幕が終わったところですでに9時を回り、第3幕が終わりカーテンコールがすんだのは10時45分。お疲れさまでした。(^_^;)
イージス艦あたごが、実は衝突12分前から漁船・清徳丸の存在に気づいていた、という。12分前なら、衝突回避はできたはず。いったい何をやっていたのだろうか…。
キヤノンが、グループ企業19社で、2008年中に、派遣社員、請負労働者5000人を直接雇用に切り替える方針を固める。
キヤノン自身は「計画通り」というだろうけれども、先日の共産党志位委員長の衆院予算委質問では、大分や滋賀の工場ではパートを含めても直接雇用は半分以下、半数以上が派遣社員や請負労働者であるという実態を暴露されたばかり。本来、派遣労働は臨時的・一時的なものでなければならない。志位委員長の具体的事実をあげての追及に、舛添厚労相も「いささかでも違法状態があれば、そこに調査に立ち入る」と答弁せざるを得なかったほどだった。
キヤノン、08年の直接雇用5000人に=派遣・請負の正社員化加速(時事通信)
鹿島の裏金問題 「不適切な取引ない」 キヤノン会長会見(西日本新聞)
大分優遇進出 キヤノン、知事に“献金” パーティー発起人も(しんぶん赤旗)
イージス艦衝突事故の続報。
石破防衛大臣は、自分のところに一報が伝わるのが遅かったと憤ってみせているが、むしろ問題は、衝突から海上保安庁への連絡までに16分かかっていること。
一方で、一緒に出漁していた漁民の方々。最新鋭の艦船がなぜ漁船を見逃したか、その憤りは当然である。
防衛省また激震 野党、責任追及の構え イージス艦衝突(朝日新聞)
「漁船見えたはず」僚船乗組員ら怒りの証言(読売新聞)
イージス艦、正面から直進=自分の船はかじ切り回避?同僚船長ら証言?千葉・勝浦(時事通信)
漁協関係者、事故当時の様子を語る(TBS News-i)
イージス艦に回避義務の疑い=海保が強制捜査、艦長ら聴取へ?漁師父子、依然不明(時事通信)
イージス艦衝突事故で、誰もが漁船乗組員の安否を心配しているときに、渡辺喜美行革相が「万が一これが自爆テロの船ならどうするのか」と発言。いったいこのオッサン、何を考えているんだろうか?
リクルート社の調査で、2009年3月卒業予定者の採用は、今年よりさらに早くなると考える企業が41%にのぼることが明らかに。
沖縄米兵による少女暴行事件で「綱紀粛正」が言われているにもかかわらず、酔っぱらい運転、酔っぱらって住居侵入、ニセ札づくりと、海兵隊員による事件が連続。
海兵隊は、米軍が外国に出て行くときに最初に相手国に乗り込む、いわば“殴り込み”専門の部隊。いまも、イラクやアフガンで無辜の市民を攻撃している。そんな部隊に「綱紀粛正」を求めても、もともとかなうはずもない。
沖縄米兵が20ドル札偽造、書類送検へ(読売新聞)
酒酔い米兵、住居侵入 名護署、容疑で逮捕(沖縄タイムス)
米海兵隊員を酒酔い運転容疑で逮捕 沖縄県警(朝日新聞)