欧州議会も、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議を採択。一部政治家が談話を希薄化、無効化する意見を表明したり、一部の歴史教科書が慰安婦問題を矮小化したりしていることを批判し、河野談話の立場にたって賠償などをすすめるように求めている。
投稿者「GAKU」のアーカイブ
御手洗会長、与党税制改正大綱を「評価できる」
マスメディアでは、「はっきりしない」「先送り」などといわれている与党の税制改正大綱について、日本経団連の御手洗会長は、「消費税引き上げに向けた道筋が示された」として「全体としては評価できる内容」とコメント。
消費税を、いつ、どれだけ引き上げるかは確かに先送りされたけれども、「社会保障は消費税で」というレールは敷いた、というのが財界がこの大綱を評価する理由。このレールさえ引ければ、あとはいつでも消費税を上げられる、ということ。
他方、経済同友会の桜井正光代表幹事は、「法人実効税率引き下げが早々に見送られたこと」に不満を表明。消費税は上げよ、企業の税負担はもっと引き下げよ、2つあわせれば、財界・大企業の身勝手な要求がよく分かります。
「大連立」の舞台裏
毎日新聞が「検証・大連立」と題して、自民・民主の「大連立」で一度は合意にいたった動きを追っている。
読む政治:検証・大連立 小沢代表・森元首相「密談」(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その1) ねじれが契機、第1幕(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その2) 第2幕のカギ、消費税(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その3) 小沢代表・再編呼ぶ「二面性」(毎日新聞)
地球温暖化―CO2削減に資本主義は耐えられるか?
地球温暖化の問題は、現在、バリで「京都議定書」に代わる新しい枠組み作りが話し合われています。そのなかで、目立つのは、アメリカの消極姿勢と、それに追随する日本。同じ資本主義国でもヨーロッパ諸国とは大きな違いです。
先日、終わった研究講座では、講師から、いまの世界がどこを見ても出来合いの答えのない問題に直面している、それに答えを出す能力と可能性を持っているのは科学的社会主義だ、と力強い訴えがありました。その中では、現在の資本主義が直面する体制的な矛盾として、従来からの周期的な恐慌・不況という問題に加え、地球温暖化の問題が予想以上に深刻な問題になっている、しかも54億の人口がこれから文明化の道を進もうというとき、発達した資本主義国はCO2のより大幅な削減に踏み切らざるをえない、そうなったとき、問題は資本主義がそれに耐えられるかどうかだ、という問題提起がありました。
実際、ヨーロッパ資本主義は、それなりに削減にとりくみ実績も上げていますが、アメリカ、日本の資本主義はこの点で明らかに失格。21世紀の世界をこのまま資本主義にゆだねていてよいのかどうか、資本主義の是非が問われる問題です(もちろん、社会主義をめざす国の側でも、環境問題で資本主義に代わる発展の型を示すことができるかどうかが問われています)。
さて、その点で、今朝の毎日新聞におもしろい記事が。安倍前首相が唐突に打ち出した「美しい星50」計画。私も、この計画がいかに欺瞞的なものか指摘してきましたが、毎日新聞の記事では、その環境外交がいかに「場当たり的」なものか、明らかにされています。
ヘーゲル弁証法(さらに続く)
『小論理学』予備概念の続き。
ああ鉄壁の“ワーグナー・プログラム” 日フィル定期

先週金曜日(7日)、日フィルの定期演奏会に行ってきました。今回は「オール・ワーグナー・プログラム」。
- 歌劇《タンホイザー》より「序曲」
- 楽劇《トリスタンとイゾルデ》より「前奏曲と愛の死」
- 休憩
- 楽劇《ワルキューレ》より
「ワルキューレの騎行」
「魔の炎の音楽」 - 楽劇《神々の黄昏》より
「夜明けとジークフリートのラインの旅」
「ジークフリートの葬送行進曲」
「ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲」
指揮は飯守泰次郎氏、ソリストは緑川まりさん。ということになれば、もう“鉄壁”の組み合わせですが、実際、素晴らしい演奏会でした。
しかも(などというと叱られそうですが)、いつもは空席の目立つ定演なのに、今日は、8割方は客席が埋まっていました。やっぱり、飯守泰次郎+緑川まり+ワーグナーという組み合わせのせいなんでしょうか。それとも、新しくなった日フィルの魅力が知られ始めたのでしょうか。何にせよ、おめでとうございました。m(_’_)m
マッスルミュージカル争議が解決
マッスルミュージカルの労働争議の和解が成立。残念ながら、組合員3名の復帰はならなかったけれど、一方的な賃金減額の是正やラスベガス公演参加者への現地滞在手当の適切な支給、労働安全衛生の改善など、これからマッスルミュージカルに出演する人たちの労働条件改善という貴重な成果をあげた。
マッスルミュージカル支部のみなさん、ご苦労さまでした。m(_’_)m
給油再開「必要なし」50%、新テロ特措法の衆院再議決「反対」51%
JNN世論調査で、自衛隊の給油活動再開について「必要ない」が50%で、「再開すべき」42%を上回った。また、新テロ特措法について、参議院で否決された場合に衆議院で3分の2以上の賛成で再議決することについても「反対」が51%で、「賛成」39%を大きく上回った。
鹿島がキヤノンの大分進出に絡み6億円の所得隠し
鹿島が、キヤノンの大分県進出に絡んで、下請けへの架空発注で6億円の所得隠しで、国税局から追徴課税を受けていたことが明らかに。で、そのカネは、県の公共事業を取り仕切っているといわれるコンサルタント会社に流れたと言われているのだが、その経営者が、実はキヤノンの御手洗会長のお友だちだというのだから、面妖だ。
しかも、工場用地造成費が予算を大きく上回ったのに、キヤノンには予定通りの価格で売り渡し、赤字分18億円を県が穴埋めしていたというから、なんてことはない。県のカネが回り回って、コンサルタント会社に流れたということではないだろうか?
脱税疑惑:大分のコンサル会社、所得30億申告せず キヤノン進出事業、鹿島から裏金(毎日新聞)
脱税疑惑:業者が「大光参り」 広い人脈に県も一目(毎日新聞)
土地造成費超過分 県が穴埋め(NHKニュース)
鹿島が6億円所得隠しで追徴課税 (MSN産経ニュース)
鹿島、受注謝礼5億円隠す=御手洗氏知人側への裏金か?東京国税局が指摘(時事通信)
日米平和・文化交流協会の兵器展示会は定款目的外
防衛利権で必ずのように登場する秋山直紀氏が専務理事をやっている「日米平和・文化交流協会」。外務省所管の財団法人ですが、これが主催する「日米安全保障戦略協議会」では、毎回、日米軍需産業の兵器展がおこなわれています。
しかし、「平和・文化交流」を銘うった団体が兵器展というのは、誰が考えてもおかしな話!! これが「定款目的外」ということになれば、兵器展をやめるか、財団の認定取り消ししかありません。
米軍再編3兆円に群がる軍需利権屋さんたち
共産党の「しんぶん赤旗」が、日米の軍需企業などが、総額3兆円といわれる在日米軍基地再編を利益獲得の「新たな分野」として狙っていることを裏付ける資料を暴露。
それは、今年5月に開催された「日米技術フォーラム」の報告書。「日米技術フォーラム」は、軍需企業や政府関係者などが毎年、アメリカで開催しているもので、額賀財務相の「宴席」問題で名前のあがっているジム・アワー元米国防総省日本部長などが主催。
ヘーゲルの弁証法(まだまだ続く)
「予備概念」の第20節から。ヘーゲルは、ここから数節で、「われわれが思惟にかんして持っている最も卑近な表象」を取り上げています。
守屋前防衛事務次官、宮崎元専務、それに久間元防衛相、額賀財務相をつなぐもの…
額賀財務相が宴席に座っていたかどうかより、そういう宴席を含む防衛産業と防衛族とのつながりのなかで、いったい何が話され、何がおこなわれていたのかが問題。
そこを追及しないといけないのですが、民主党は、たとえば前原元代表(現・副代表)が「安全保障議員協議会」の常任理事だったり、日米平和・文化交流協会の理事だったり、要するに、久間さんや額賀さんと同じ側にいる人だったりするので、肝心のところが追及できないんですね。
核心 守屋前次官逮捕 防衛利権解明なるか 久間氏、山田洋行と親密 額賀氏、ロビイストと接点(中日新聞)
中日新聞「防衛利権 蜜月の構図」シリーズ。なかなか面白いです。
“焼け太り”豪腕転落 逮捕の守屋前防衛次官(中日新聞 11/29)
<蜜月の終焉> 「鶴の一声」ヘリ購入(中日新聞 12/05)
<蜜月の終焉>“茶番”のエンジン選定(中日新聞)
朝日新聞が共産党の存在感に注目!
あの朝日新聞が、自民・民主の「対決」国会で、被災者生活再建支援法の改正など、国民要求の実現のために自民党と民主党の橋渡し役を果たすなど、「存在感」を示していることに注目。
ワンクリック詐欺 4%の人が支払い
インターネットのホームページをクリックしただけで、「契約が完了しました」といって、法外な料金を請求する“ワンクリック詐欺”。情報処理推進機構の調査で、約4%の人が料金を支払っていたという結果がでた。
文科省 「軍の強制なし」は撤回せず
メディアによっては、軍の強制「復活容認」としているものもありますが、「集団自決は日本軍など軍・官・民が一体となった複合的な要因で起きた」「今のところ日本軍の命令を示す資料は見つかっていない」として、軍の強制によるものであることを否定する態度は変わっていません。
実際の運用において、事実上記述が復活したとしても、これでは何の解決にもなりません。
“集団自決 命令の資料ない”(NHKニュース)
検定審「軍強制」容認へ 教科書会社に指針提示(東京新聞)
「集団自決」修正/撤回否定に批判集中(沖縄タイムス)
額賀財務相らの民間軍拡会議参加に国の助成金が
日米安全保障戦略会議などという名前だが、純然たる民間のシンポジウム。行くなら自分のカネで行くのが当然。
ところが、「日米平和・文化交流協会」への国の助成金から、額賀財務相ら防衛族国会議員の参加費用として1人100万円に近いカネが支出されていたことが明らかに。日米の軍需産業と、日米の国防議員らの集まりに、国のカネをつかって渡航するなど、もってのほか。「日米平和・文化交流協会」は、外務省所轄の公益法人になっていますが、こんな団体になんの公益性もありません。とっとと公益法人の認定を取り消し、国からの助成金の支出もやめるべきです。
あらためて
昨日の写真が青かぶりしてちゃんと黄色く写ってなかったので、今日また撮影してきました。
今度は、ホワイトバランスを「太陽光」にしたので、ちゃんと黄色く写っています。(^_^;)
アメリカ大使館、10年ぶりに借地料を支払う
国政選挙でも電子投票導入って…… カネはどうするの?!
自民、公明、民主が、国政選挙でも電子投票の導入で合意。
開票が速くなるというけれど、いったい機器の導入にどれだけカネがかかるのか? 地方選挙ならリースも可能(それでもリース代が高いと問題になっているけれど)だが、国政選挙で全国各地で電子投票をやったら、リースという訳にもいかなくなるのは目に見えている。国も地方も財政難だと言っているときに、なぜ、新たな財政負担をもたらす電子投票をやるというのか? まったくもって意味不明。