民主党・鳩山幹事長が、政府の新テロ対策法に対抗して、自衛隊のISAF参加を盛り込んだ法案をまとめる方針を表明。
自衛隊が海外で武力行使することを認める自民党と民主党――違いは、国連決議は必要ないか、必要かというところだけ――とでは、対決といってみてもこうなるのが落ち。
国連決議があろうとなかろうと、テロ報復戦争を直接軍事的に支援する給油活動はもちろん、武力掃討作戦を展開しているISAFへの参加も憲法違反だということを、まずはっきりさせることが重要です。
民主党・鳩山幹事長が、政府の新テロ対策法に対抗して、自衛隊のISAF参加を盛り込んだ法案をまとめる方針を表明。
自衛隊が海外で武力行使することを認める自民党と民主党――違いは、国連決議は必要ないか、必要かというところだけ――とでは、対決といってみてもこうなるのが落ち。
国連決議があろうとなかろうと、テロ報復戦争を直接軍事的に支援する給油活動はもちろん、武力掃討作戦を展開しているISAFへの参加も憲法違反だということを、まずはっきりさせることが重要です。
小沢一郎・民主党代表がぶち上げたISAF参加問題。政府側は、これまで「憲法上難しい」といっていましたが、ここにきて高村外相が「絶対にありえない話ではない」と言って、インド洋給油活動だけでなく、ISAFにも自衛隊を参加させる可能性もあると発言。
こんなことになるのも、そもそもは、小沢氏のISAF参加論が、自衛隊の給油活動にたいして、アメリカの報復戦争を軍事的に支援するものだ、憲法違反だといって反対するのでなく、海外での自衛隊の武力行使そのものには反対せず、国連決議があるかないかという形式だけで反対しているからです。しかし、それに便乗して、給油活動を続けるだけなくISAFへの自衛隊参加もやってしまおうなどというのは、“悪乗り”以外のなにものでもありません。
携帯で撮ったので、きれいに写っていませんが、朝出かける途中で見かけたキンモクセイです。オレンジ色の小さい花がいっぱい咲いています。
全国各地の地域で活動する「九条の会」のニュースを、インターネットから拾い集めました。全国版では分からない、各地の「九条の会」の活動の様子が分かります。

別の本を探すために書店をプラプラしていて、こんなのを見つけてしまいました。
宇宙物理の池内了先生の最新著『科学者心得帳―科学者の3つの責任とは』(みすず書房)です。
対象となっているのはもちろん自然科学ですが、パラパラ読んでみると、自然科学だけでなく、社会科学・人文科学についてもそうだなぁと思うところがいっぱい出てきます。
たとえば、研究の醍醐味、研究をやっていて最大の楽しみは何か、池内先生は、こう書かれています。
小沢一郎・民主党代表の論文だけでなく、『世界』(岩波書店)11月号の、他の論文も読んでみました。テロ特措法延長問題に関連しては、次の2本が面白かったです。
時間がかかっているのは、途中、別な本を読んだりしたこともありますが、第3部第5編にはいって、マルクスの論述も込み入ってきたし、草稿からのエンゲルスの編集も輻輳して、すらすらとは行かなくなってきたため。
しかし、現代経済を考える上では、信用論が一番おもしろい部分の1つ。当時の信用制度の発達を理論的に解明し、イギリス経済の現実にせまってやろうというマルクスの意気込みみたいなものが感じられて、わくわくするところでもあります。
沖縄戦での軍による「集団自決」強制の記述を削除させた教科書検定について、渡海文科相は、検定意見の撤回拒否を明言。多少の表現修正でお茶を濁すつもりらしい。
他方で、教科書検定の「部会」議事要旨の公開について検討を開始したようだが、これはあくまで次回以降のこと。今回の検定については、撤回もしなければ公開もしない、開き直ったまま逃げ切りをはかるつもり。
「琉球新報」に、高校歴史教科書検定の「審議会」の「日本史小委員会」の委員の証言が載っています。それによれば、「小委員会」での委員による審議の場に、文部科学省の職員である教科書審査官が出席・発言しているとのことですが、それはたんに質問に答えて発言するというようなレベルでなく、実態として、委員だけによる審議はおこなわれていない、というのです。
ということは、「検定調査審議会」なるものは、独立の機関でもなんでもないということ。また、審査官が意見を言って、沖縄戦「集団自決」記述が削除されたのだから、これこそ「政治の介入」そのものだ、ということです。
今月1日、沖縄で、米兵の息子による女性暴行事件(強姦致傷)が発生していました。犯人は9日に逮捕されましたが、10日に帰国するつもりで荷造りもしていたというから、ほんとにきわどいところでした。
エクアドルにかんするニュースを2つ。
エクアドルの憲法制定議会選挙で、与党(左派)が優勢に。“21世紀の「社会主義」”をめざす憲法改正が進められることになりそうです。また、外国石油会社の余剰収入について国が受け取るシェアが99%に引き上げることに。
首都圏のJRや私鉄、地下鉄の駅で、自動改札機の電源が入らないトラブルが続出している、そうな。
特定メーカーの自動改札機だけだそうで、たぶんプログラム・ミスか何かが原因でしょうが、電源が入らなくなるなんて、たぶん予想もしてなかったでしょうねぇ。(^_^;)
海上自衛隊の給油を受けた米軍の強襲揚陸艦(偶然だろうけど、イオウジマという名前が付いている)の海兵隊がイラク西部アンバル州に派遣されていた!!
だいたい、この地域に派遣されている米艦船は、これはイラク作戦、これはアフガニスタン作戦と区別されているわけではないのだから、これは当り前の話。それを、日本政府だけが「自衛隊の給油した燃料は、イラク作戦には使われていない」と区別だてしようとするのが無理な話なのです。
アフガニスタンのISAFへの参加をぶちあげた民主党・小沢代表ですが、「ISAFの治安活動には疑問をもっている」と早くもトーンダウン。
それより問題なのは、小沢氏がISAF参加をぶちあげたばかりに、政府の「給油活動の方が無難」という答弁が、逆に説得力をもってしまうこと。まるで、給油継続に世論をもっていくためにわざと言い出したんじゃないかと思いたくなるほどです。
自民党が、党財政改革研究会を再開し、消費税値上げに向けた議論をすすめることを確認。
ほんとに懲りない面々です。しかし、財政改革研の会長は、前官房長官の与謝野馨氏だし、顧問は、総裁選でわざわざ立候補辞退までして福田氏を推した谷垣政調会長。軽視はできません。
雑誌『世界』11月号を入手。早速、小沢一郎・民主党代表の論文(「今こそ国際安全保障の原則確立を」)を読んでみました。ポイントを紹介すると――