GAKU について

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

管理職になりたくない?!

今日の「日経新聞」夕刊の「生活 ワーキングウーマン」欄で、働く女性の4割が「管理職になりたくない」と思っているという記事が出ていました。

紹介されていたアンケート調査というのは、こちら。
GEWEL「働く女性意識調査」(pfdファイル、712KB)

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松岡農水相が自殺

現職閣僚の自殺は初めて。事務所経費問題では強気の答弁をくり返していましたが、緑資源機構の官製談合事件では相当苦しい立場に追い込まれていたもよう。27日には、自民党の金子一義衆院予算委員長から「辞職すべき」と言われたほどで、こうなってみると、金子氏の発言もたんなる個人的感想ではなかったのかも知れません。

しかし、安倍首相は、直前まで「問題なし」と弁護していた訳で、その責任はいっそう大きなものがあります。
それから当然のこととして、これで「政治とカネ」問題に“フタ”では困ります。

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安倍内閣の支持率急落

毎日新聞の世論調査によると、安倍内閣の支持率は32%で、4月の43%から11ポイントもの急落。不支持率は44%で、はっきりと不支持が支持を上回りました。記事によれば、支持率急落の理由は、自民党支持層と無党派層のなかでの支持が減ったことに。なかなか面白い動きです。

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人口より多い傘を輸入してどうするつもり?!

国民全員が毎年1本以上傘を買っている計算になりますが、そんなに買ってどうするんでしょう?

僕も、以前はよく傘をなくしていましたが、何年か前に方針を変えて、少し高いけれど徹底的にこだわって、お気に入りの傘を買うことにしてからは、なくさなくなりました。(^_^;)

傘の輸入は1億3300万本(NHKニュース)

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宮地正人『幕末維新期の社会的政治史研究』

宮地正人氏の『幕末維新期の社会的政治史研究』から、とりあえず主だった論文を読み終えました。

宮地氏の明治維新史研究は、あとがきで「それまでの明治維新史研究では、私としては理解困難だった諸点の解明を通じての、自分なりの政治過程の論理的把握」と書かれているように、いわゆるオーソドックスな明治維新史からみると、かなりユニークです。しかも、過激なほどに「社会的政治史」に絞り込んで、明治維新の政治過程を描かれています。

本書に収められている論文でも、そうした圧縮された宮地流明治維新論が展開されています。

第1章 幕末維新期の政治過程(初出「幕末維新期の国家と外交」、『講座日本歴史 近代1』東大出版会、1985年)
第2章 幕末維新期の若干の理論的諸問題(「維新変革と近代日本」、『シリーズ日本近現代史1』岩波書店、1993年)
第7章 維新政権論(『岩波講座 日本通史』)
第8章 廃藩置県の政治過程――維新政府の崩壊と藩閥権力の成立(『日本近代史における転換期の研究』山和香出版社、1985年)

で、これらに書かれた宮地流明治維新論をまとめたいのですが、まともに近代史を勉強したことのない僕には、かなり荷が重い作業です。

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買ってきました。

一井昭・鳥居伸好編著『現代日本資本主義』(中央大学出版部)

中央大学経済学研究所研究叢書『現代日本資本主義』(中央大学出版部)。書店でみかけ、買ってきました。写真をのせてみても仕方ないような表紙ですが… (^_^;)

読みたかったのは米田貢「現代日本における預金保険制度の乱用と金融危機管理の失敗」という論文です(第5章)。米田先生からは、前々から、この問題で論文を書きすすめられているのはお聞きしておりましたが、実際にどんな議論を展開されているのかはうかがったことがありませんでした。ということで、じっくり読んでみることにします。

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テリー伊藤氏の「憲法議論」論

テリー伊藤氏が、国民投票法の成立で、「毎日新聞」の「テリー伊藤の現場チャンネル」にこんなことを書かれています。

テリー伊藤氏は、こんなふうにいっています。

国民投票法の成立で、テレビでも憲法問題を取り上げなければいけなくなったが、しかしやっぱり憲法問題では視聴率が取れない。そうすると、憲法問題をやってなおかつ視聴率が取れる方法として、「憲法バラエティー」をやろうということになる。専門家を講師に呼んでタレントを生徒にして「サルでもわかる憲法改正」という番組ならすぐにもできそうだ。

と、こう書いて、テリー伊藤氏は、「もっと目を引きそうな憲法バラエティーが考えられそうであるが、どうも引っかかる」というのです。どうしてか。

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東京新聞の紙面から

東京新聞は、東京ローカル新聞として、朝日、読売など全国紙にはない面白い新聞です。社論として憲法9条改憲反対を明確にしているのもその1つですが、ほかにもいろいろ面白い記事があります。

1つは、今日の夕刊「記者の目」にのった、公立小中学校の「特色づくり」に迫った記事。インターネットでは紹介されていないようですが、ズバリ本質を突いていて、一読の価値ありです。

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経済財政諮問会議、民間議員が個人住民税の引き上げ要求

民間議員というけれど、日本経団連の御手洗会長が含まれています。要するに、財界・大企業として、個人住民税(均等割)を引き上げて、その分、法人税やら法人住民税などは引き下げてくれということです。

「個人住民税引き上げを」と民間議員=地方消費税拡充では対立?諮問会議(時事通信)

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終わりよければ…

都響第645回定期演奏会

一昨日(23日)、都響の定期演奏会に行ってきました。今回も会場はオペラシティです。

  ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番 op.72b
  ヴォルフ:「メーリケ詩集」より 祈り/古い絵に/聖受難週間/朝早く/
        ためいき/眠りに寄す
        「スペイン歌曲集より」 お前が花を摘みに行くとき
        「ゲーテ詩集」より ねずみをとる男
      (休憩)
  R.シュトラウス:4つの最後の歌
  R.シュトラウス:組曲「ばらの騎士」

前半はしっとり、後半はR・シュトラウスで楽しく(「4つの最後の歌」は、楽しくというのには合わないかも知れませんが)、というプログラムでしょうか。指揮はニールス・ムース氏。独唱は、ヴォルフをテノールのカール=ミヒャエル・エブナー氏、R.シュトラウスをソプラノの中嶋彰子さん。

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中央線がベタ遅れ…

雨の日はいつもそうなのですが、今朝の中央線はベタ遅れ。新宿駅に着くまでに15分?20分以上遅れました。

車内放送によれば、ドアにものがはさまったので非常停止したということでした。昨日の↓この事故のあとJR東日本はドア締めの安全確認を徹底すると言っていたので、そのせいかも知れません。

ドア締め安全確認は当然ですが、それをきちんとやれば電車が遅れるというのは困りものです。(要するに、無理なダイヤになっているということ)

ベビーカー挟み電車発進、4か月男児と母軽傷…JR神田駅(読売新聞)

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アンネ・フランクのバラ

アンネフランクという名前のついたバラです。

と言っても、アンネ・フランクの家に咲いていた訳ではなく、ベルギーの栽培家がアンネにちなんで新種にその名前をつけたものだそうです。

パステルのような色調で、中心の方が黄色くなっていて、優しい感じのする花です。

自民党はなぜ地方首長多選禁止をしたがるのか?

自民党が、知事・政令市長の多選禁止法案の検討を始めることに。

しかし、なぜ自民党は、地方首長の多選禁止をやりたがるのか? 理由は簡単。

多選禁止法案検討へ 知事・政令市長2期か3期まで 自民:政治(東京新聞)

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関西経済同友会が「現代版 教育勅語」の制定を主張

関西経済同友会が教育問題で提言を2つ発表。とくに5月に発表された「再び、誇りの持てる国へ」では、「自主憲法の制定」「日米同盟の強化」とともに「現代版 教育勅語」の制定などを要求しています。

いちばんあきれるのは、なぜ「現代版 教育勅語」の制定が必要かという理由づけ。こんなふうに言っています。

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規制改革会議の意見書は財界のワガママ言い放題だ

首相の諮問会議である「規制改革会議」の再チャレンジ・ワーキンググループが意見書を発表ということで、新聞各紙は、「最低賃金引き上げは失業を増加させる」といって同会議が反対であることを報道しています。

しかし、規制改革会議の意見書を読んでみたら、そんな生やさしいものではありません。

「最低賃金上げは失業増もたらす」 規制改革会議が意見書(東京新聞)
規制改革会議、最低賃金引き上げ「慎重に」(NIKKEI NET)

脱格差と活力をもたらす労働市場へ――労働法制の抜本的見直しを(規制改革会議 5/21)←pdfファイ 28KB が開きます。

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みんなで力を合わせて職場と社会を変えよう! 5・20青年大集会に3300人

若者の貧困などの問題を訴える参加者=20日、東京都新宿区の明治公園で(毎日新聞)

昨日、明治公園で「5・20全国青年大集会」が開かれました。全国から3300人が集まったそうです。成功おめでとうございます。

僕はすでに青年、若者といえる歳ではないので参加はしませんでしたが、参加した知り合いは、お天気がよかったので、すっかり日焼けしていました。(^_^;)

フリーター若者らが集会、安定雇用・最低賃金アップ求める(読売新聞)
「労働状況改善を」ネットカフェ難民も訴え(日テレNEWS24)
「休み月3日」「ネットカフェ生活2年」 若者切実な声、全国集会に3300人(東京新聞)
全国青年集会:若者3千人、貧困解消訴え(毎日新聞)

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リカードウと労働価値学説

福田進治『リカードの経済理論』(日本経済評論社)

リカードウといえば、アダム・スミスに続いて、いろいろ混乱はあっても、労働価値学説の立場にたった経済学者だと思っていたのですが、どうも最近の経済学史研究では、そうはなっていないようです。

福田進治『リカードの経済理論』(日本経済評論社、2006年12月)を読んでいたら、こんな記述に出くわしました。

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