GAKU について

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

パソコンが起動しなくなりました…

自宅のデスクトップパソコン(DELL Dimension 9150)が起動しなくなってしまいました。(/_;)

DELLの「診断ライト」によれば、最初は「拡張ボードに障害が発生」だったのですが、再起動を試みたあとは、ずっと「メモリ障害」の表示です。以前にも起動しなくなったことがありましたが、そのときはメモリを差し替えたり、拡張ボードをあれこれいじくっていたら、何事もなかったように復活したのですが、今回はうまくゆきません。

とりあえずノートパソコンがあるので、メールを読んだり、ブログを更新するのに不自由はありません。とはいえ、デスクトップは4年8ヶ月前に買ったWindows XP マシンで、遅いとか、困ることはありませんでしたが、Windows 7 にするにはスペック不足。そろそろ買い換えるかなぁ〜 と思っていた矢先のことで、さて、いったいどうしたもんでしょう?

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メア米国務省日本部長「沖縄の人はごまかしとゆすりの名人」

アメリカ国務省日本部長のケビン・メア氏が昨年12月、国務省内でおこなった講演の内容を共同通信が暴露した。

アメリカ政府当局者の発想からすれば、政府間で普天間基地の移転について合意をしているにもかかわらず、それが実現する気配もみえない、というのは理解しがたい事態なんだろう。だから、「合意は日本文化」「日本でいう合意とは、ゆすりのこと」という一種の「日本異質論」に行き着いたわけだ。そして、「日本異質論」に行き着けば、「沖縄の人はごまかしとゆすりの名人」「怠惰」という侮蔑的な発言にいたるのは、ある意味当然だろう。

しかし、そもそも彼の認識の根本が間違っている。共同配信記事では省略されているが、メア氏は、もともと普天間は田畑の真ん中だったのに、基地の周辺に住宅を建て、人口が増えるのを沖縄県人が放置したのが悪い、と語っている ((【追記】その後、8日18時13分に配信された共同通信の記事(メア日本部長の発言録要旨:共同通信)では、「普天間はもともと田畑のなかにあった」云々の発言も紹介されている。))。だから、問題解決のために移設で合意したのに、文句をいうのはけしからん、ということになるのだ。

しかし、彼の認識は根本的に間違っている。もともと沖縄の米軍基地は、沖縄占領直後に住民を収容所に強制収用し、その間に県民の土地を勝手に基地にしてしまったのだ。だから、沖縄の人は誰だって、できれば米軍基地はなくなってほしいと思っている。そこで、歴代自民党政権は、何とかカネで「合意」をとりつけてこざるをえなかった。それを「ごまかしとゆすり」というなら、それは、「日本の安全保障のため」といって沖縄に基地を押しつけてきたアメリカ政府と、それに付き従ってきた自民党政権との「ごまかし」が生み出した政治のゆがみといわなければならない。

そこが、沖縄米軍基地の問題と伊丹空港との違うところなのだ。

「沖縄、ゆすりの名人」 メア米日本部長が発言:琉球新報
メア日本部長の発言要旨:共同通信

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エジプトの歴史

山口直彦『エジプト近現代史』(明石書店)

山口直彦『エジプト近現代史』(明石書店)

第2次世界大戦以後のエジプトの歴史を調べようと思ったが、インターネットでエジプトの歴史にかんする文献を探してみると、ほとんどがピラミッドやクレオパトラ、ツタンカーメンのお話ばかり。ようやく見つけたのが、これ。

山口直彦『エジプト近現代史』(明石書店、2006年)

全部で350ページ近くある本ですが、第2次世界大戦後となると最後の50ページほど。書かれたのがちょうど5年前、前回の大統領選挙でムバラクが再選された直後。だから、サダト、ムバラクの時代は10ページほどしかなく、詳しいことはほとんど分からない。(^_^;)

それでも、第2次世界大戦あたりからの歴史をメモってみると、おおよそこんなところ。

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代々木公園のカワヅザクラも満開でした (^o^)/

カワヅザクラ 1 (代々木公園、2011年3月5日撮影)

カワヅザクラ 1 (代々木公園)

カワヅザクラ 2 (代々木公園、2011年3月5日撮影)

カワヅザクラ 2 (代々木公園)

代々木公園にもカワヅザクラがあるはず…という話を聞いたので、今日、お昼に出かけてきました。

咲いているのは、中央広場の東側。最近植えられたものもふくめ、5〜6本のカワヅザクラが咲いておりました。まだまだ緑のすくない公園のなかで、この一角だけピンク色に染まっている感じでした。

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『議会と自治体』予算分析特集はここが読みどころ

『議会と自治体』2011年3月号

『議会と自治体』2011年3月号

日本共産党の発行する雑誌『議会と自治体』3月号は、2011年度の国家予算案分析の特集。いまや「まぼろしの予算案分析」になりかねない状況だけれど、巻頭2論文が読みごたえあった。

  • 藤野保史「総論 自民党と同じ道をすすみ、深刻なゆきづまりに直面する予算案」
  • 金子邦彦「地方財政 11年度地方財政計画の特徴と課題」

藤野論文は、それだけでもう答えが分かってしまいそうなタイトルになっているが、読んでみると意外とおもしろかった。

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三枚おろしのアジフライ

本日のメニューはアジフライ

本日のメニューはアジフライ

職場の食堂の、本日のメニューはアジフライでした。でも、食堂に行ってみると、アジが三枚におろされておりました。

ふつうアジフライというと、開きになったのを揚げた、三角形のあれでは……? アジフライが三枚おろしとは、いったいなぜ?

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これまた日本史研究者には必読論文が

またもや、日本史研究者には必読の論文が、『歴史学研究』2011年3月号(第877号)に載っている。安田浩氏の論文「法治主義への無関心と似非実証的論法――伊藤之雄「近代天皇は『魔力』のような権力を持っているのか」(本誌831号)に寄せて――」だ。

サブタイトルにあるとおり、これは、同じく『歴史学研究』2007年9月号に載った伊藤之雄氏の論文「近代天皇は『魔力』のような権力を持っているのか」にたいする反論。伊藤氏の同論文は、同氏の『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』(名古屋大学出版会、2005年)の書評(瀬畑源氏執筆、『歴史学研究』2006年10月号掲載)にたいするリプライなのだが、そのなかで、伊藤氏が、安田氏の名前をあげて、「近代天皇は『魔力』的な権力がある」とする見解を主張しているとして批判したことから、安田氏が伊藤氏への反論を書いたというわけだ。

「魔力」というのは、もちろん「」付きで使われているもので、伊藤氏は「天皇の特殊な権力を、ここで便宜的に『魔力』と表す」(17ページ)と断っている。しかし、そもそも正体不明の力のことを魔力というのだから、いくら「便宜的」といってみても、戦前の天皇が実際にもち、行使した権力を「魔力」とくくってしまったのでは、およそ学問研究にはならないだろう。

しかし、安田氏の批判は、そうした言葉上の問題にとどまらない。

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解散・総選挙をめぐる国民世論はまだまだ揺れている

産経新聞による世論調査。「予算や予算関連法案が年度内不成立なら解散すべき」が45%を占める一方で、次の衆議院選挙の時期については、「できるだけ早く」は23%しかなく、「会期末の夏頃」が35%、今年後半以降が37%(「今年後半」11%、「来年中」4%、「任期満了または再来年」22%)と割れている。解散・総選挙をめぐる国民世論はまだまだ揺れているようだ。

【世論調査】内閣支持率、初の20%割れ18% 不支持7割弱 「予算年度内不成立なら解散」45%:MSN産経ニュース
【世論調査】小沢氏、民主党に厳しい視線 小沢系造反劇は不評:MSN産経ニュース
【世論調査】質問と回答(2月26、27日調査):MSN産経ニュース

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日本の高校生 「自分は価値のある人間」7.5%

日米中韓4カ国の調査で、日本の高校生の「自己肯定感(自尊感情)」が極端に低いことがあらためて確認された。

「自分は価値のある人間だ」と答えた割合は、アメリカ57.2%、中国42.2%、韓国20.2%にたいし、日本は7.5%と極端に低い。また、「自分を優秀だとは思わない」の割合は、アメリカ11.2%、中国32.7%にたいし、日本83.2%と非常に高い。

「自分に価値ない・憂鬱」 日本の高校生、米中韓比で高く:日本経済新聞
日本の高校生「自分に満足」24%:読売新聞
日本の高校生「自信ない」 米中韓と大きな差:共同通信

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仕送りも減り、バイト収入も減って大変な学生生活

大学生協の「学生生活実態調査」によれば、大学生の仕送りは30年前の水準にもどり、さらにバイト収入も減って、学生は食費や書籍代を切り詰めて生活せざるを得なくなっているという。

仕送り30年前の水準 大学生協調査、奨学金は最高:朝日新聞
大学生:仕送り、80年代並み 親の収入減影響 食費、書籍代切り詰め――生協調査:毎日新聞

大学生協の公表資料はこちら↓。
第46回学生生活実態調査の概要報告:全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)

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菅内閣支持22% 小沢元代表「議員辞職すべき」52%

日本経済新聞社の世論調査で、菅内閣の支持率が22%に。

民主党の支持率も22%に低下したが、自民党の支持率は28%で1月と変わらず、「民主批判の受け皿になりきれていない」という。衆議院解散・総選挙については、「できるだけ早く解散すべきだ」31%にたいし「急ぐ必要はない」34%でほぼ拮抗。世論はまだまだ揺れている。

菅内閣支持22%に下落 発足以来最低 本社世論調査:日本経済新聞

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ブリュッヘン×新日本フィル×バッハ「ミサ曲ロ短調」

新日本フィル第473回定期演奏会

新日本フィル第473回定期演奏会

今日は、すみだトリフォニーで、ブリュッヘン指揮、新日本フィルによるバッハ「ミサ曲ロ短調」を聴いてきました。

バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232

  • 第1部 ミサ/キリエ/グロリア
  • 第2部 ニケーア信経/クレド
  • 第3部 サンクトゥス
  • 第4部 オザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイとドナ・ノビス・パーチェム

通例のミサ曲がキリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイの5部構成であるのにたいして、この曲は4部構成。全部で2時間ほどもかかる作品ですが、第1部が終わったところで休憩をはさんで演奏されました。

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今週の「九条の会」(2月25日まで)

全国各地の草の根で活動している「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースのなかから拾い集めています。

聖路加病院の日野原先生が「朝日新聞」に連載している「99歳・私の証」。2月7日の回には、「若者の力で改憲を阻止しよう」と考え、「九条の会」の応援団となって全国で講演しているが、どこも盛況で、若い人の参加が多くて心強い ((ただし、「若い人」というのは20〜50代。50代でも「若い人」になるあたりが、さすが99歳の日野原先生です。))と紹介してくださっています。

修学院学区九条の会が5周年 – 京都民報 2/12
平和の尊さ考えて、「原爆パネル展」始まる/箱根:神奈川新聞 2/11
戦争体験文集:平和の尊さ、後世に 坂井市の「丸岡・9条の会」が発行/福井:毎日新聞 2/8
憲法9条を守る運動 – あるがまゝ行く:朝日新聞 2/7
市民の戦争体験、小冊子に 北広島:北海道新聞 2/3
仙石原から見た戦争史:タウンニュース 1/28

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シュポーアってだれ?

読売日響第501回定期演奏会

読売日響第501回定期演奏会

先週、池袋で聴いた神尾真由子×アルブレヒト×読響に続いて、またまた、サントリーホールで読響の定期演奏会を聴いてきました。

プログラムは、こんな感じ。シュポーア特集です。

  • シューマン:〈「ファウスト」からの情景〉序曲
  • シュポーア:歌劇〈ファウスト〉序曲
  • シュポーア:ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 op.47 〈劇唱の形式で〉
  • シュポーア:交響曲第3番 ハ短調 op.78

でも、シュポーアってだれ? と思っていたら、2曲目の演奏が終わったところで、アルブレヒト氏みずからが指揮台でマイクをにぎって紹介してくれました。

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山田風太郎『戦中派不戦日記』

山田風太郎『戦中派不戦日記』(角川文庫・山田風太郎ベストコレクション)

角川文庫

知り合い から、『戦中派不戦日記』のなかで、山田風太郎が、敗戦の8月15日にエンゲルスの引用をしていると教えてもらいました。早速確かめて見ると、なるほど、8月16日の条に、前日の出来事として書かれています。

夜、阿南惟幾の割腹自殺のニュースを聞いたあとで、日本が敗れた「最大の原因は『科学』である」として、次のように書いています。(角川文庫版、367ページ)

 ここで痛感することがある。それはエンゲルスの次のような言葉である。
  「人間歴史は、もはや決して、今日成熟している哲理の裁断によってことごとく一様に有罪を宣告される様な、そして人は出来るだけ早くそれを忘れてしまうがよいというような、そんな無意味な暴動の荒れ狂いではなく、実に人類そのものの進化の過程と見るべきである。そこで学問の任務は、この過程の段々の進行を、そのあらゆる迷路の間に追究し、外見上、偶然と見える一切の現象の中に内的法則を発見することに在る」
 これはヘーゲルにとどめを刺す言葉であるから、語句の2、3は必ずしも妥当ではないが、こういう考え方は今の日本人にとって実に必要だと思われる。

これって、エンゲルスの何からの引用なのでしょうか?

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マルクス年譜

アドラツキー監修『カール・マルクス年譜』(広島定吉訳、改造社、1936年刊)

マルクスの年譜というと、大月書店から出版された『マルクス=エンゲルス略年譜』 ((1975年刊。1976年に、同書店「国民文庫」の1冊としても刊行された。))がよく知られているが、こちらは、戦前、改造社から発行された『カール・マルクス年譜』(広島定吉訳、1936年刊)。ソ連のマルクス・エンゲルス・レーニン研究所からアドラツキーの監修で出されたロシア語版(1935年)の翻訳。

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オイラの頭がアホなのか…

二期会オペラ「サロメ」(2011年2月22日)

二期会オペラ「サロメ」

コンヴィチュニーの演出ということで話題にもなっている二期会オペラ劇場「サロメ」を見て参りました。

ですが、オイラの頭がアホなのか、はたまた芸術的センスがゼロなのか、さっぱり訳が分かりませんでした。(^_^;)

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ブリュッヘンって、意外にお茶目?

新日本フィル第472回サントリー定期演奏会

フランス・ブリュッヘン指揮のベートーヴェン交響曲全曲演奏会。今日は、新日本フィルの定期演奏会での演奏です。

  • ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 op.93
  • ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ長調 op.125 「合唱付き」

今日の演奏で一番びっくりしたのは、「第九」の演奏で、第4楽章がすすんでそろそろ歌が始まるというのに、ソリストが舞台にあらわれなかったこと。どうするんだ〜?! と思っていたら、上手から、バリトンのデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンがあたふたと登場し、トロンボーンの後ろあたりで、客席に腕を広げて歌い始めたのです。

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