高橋昌明著『平家の群像――物語から史実へ』(岩波新書、2009年10月刊)
『平家物語』の世界に、ずばり歴史学者が迫る!! といった感じの本です。
自宅のデスクトップパソコンのグラフィックボードを新しくしました。
先日のパソコン・トラブルでメモリを買うために久しぶりに DOS/Vパラダイス新宿店に行ってみると、グラフィックボードが予想以上に安くなっていたので、早速買ってきて交換してみました。(^_^;)
買ってきたのは、玄人志向のGF210-LE512HD。載っているチップはnVIDIAのGeForce210です。お値段4,980円でした。
最新最強のものに比べれば、はるかに非力ですが、それまでのグラフィックボード(ATI RADEON X300 SE 128MB←DELLのお仕着せ)に比べれば格段の差。表示も速くなったような気がします。(^_^)v
12月になって、いよいよ「第九」の季節がやって来ました!!
ということで、今日は、職場の先輩がやっているアマチュア合唱団の第九演奏会を聴くために、池袋に行ってきました。
指揮は小松長生氏。オケは日フィル。ソリストは、ソプラノ澤畑恵美さん、メゾ・ソプラノ菅有実子さん、テノール大槻孝志氏、バス・バリトン山下浩司氏。
世間は徐々に年末モードに向かう中、先週の金曜日は、日フィルの定期演奏会でした。今回、指揮は、日フィル主席客演指揮者のイルジー・ビェロフラーヴェク。プログラムは、
ラザレフに鍛えられた日フィルが、ブルックナーをどう演奏するか、期待して聞きに行ってきました。
沖縄普天間基地問題。鳩山内閣は年内決着を見送りましたが、岡田外相は、沖縄を訪問して、県内移設しか道がないと説いて回ったようです。
しかし、宜野湾市の伊波市長からは、米海兵隊の主力部隊はグアムに移転しているのだから基地も国外移転が可能だと指摘され、名護市の住民との懇談会では「シュワブ沖移設では公約違反だ」と迫られてしまいました。
普天間移設の遅れ懸念=宜野湾市長と会談?外相 : 時事通信
外相 名護市の住民と意見交換 : NHKニュース
そもそも、岡田外相をここまで追い込んだのは、4日のルース米駐日大使との会見。アメリカから猛烈な圧力をかけられ、いよいよ追い込まれてしまったようです。
ルース米大使が日本側に激怒 岡田外相らの面前で大声張り上げる 普天間移設の年内決着断念で : MSN産経ニュース
やっぱり、ここまできたら、「そもそも、本当に沖縄に海兵隊の基地は必要なのか?」という根本問題から考え直さなければだめですね。「はじめに基地ありき」で、それをどこに移設するかの議論だけでは、いつまでたっても堂々巡りは避けられません。
起動しなくなっていた自宅のデスクトップパソコンが復活しました。(^_^)v
エラーメッセージはメモリ異常ということだったので、今日、新しいメモリを買ってきて、差し替えてみました。しかし、それでもエラーは変わらず。
またまた、自宅で使っているデスクトップ・パソコンが壊れてしまいました。(/_;)
マニュアルによれば、メモリ傷害が発生した模様。一度、メモリを抜き差しして、埃なども掃除してみたんですが、解決しません。あ〜、困った…。
これまた、『資本論』の本筋の理解には、まったく影響しない、非常に細かな問題ですが、『資本論』第1部第13章「機械と大工業」の原注91(新日本出版社、上製版645ページ、新書版第3分冊648ページ)に、1850年頃から登場した「機械的道具の製作のための機械」の例として、次の5つの機械が列挙されています ((この部分は、新書版から上製版になるときに、一部訳語が変更されていますが、それは問題ではありません。))。
…たとえば、(1)自動ボビン製造機、(2)梳綿用針布製造機、(3)杼製造機、(4)(5)ミュール紡錘およびスロッスル紡錘の鍛造機… 〔(1)(2)などは引用者による補足。以下同じ〕
で、問題はこの(3)「杼製造機」。「杼」(ひ)とは、機織り機で、上下に動く経糸のあいだを、往復して緯糸を通す装置のことです。人が足で踏む機織り機で、パッタンパッタンやるたびに、シュッシュッと左右に緯糸を通すアレです。
ちなみに、織機の構造については、こちらを参照のこと。→織機 – Wikipedia
原文は“Maschinen zum Machen der Weberlitzen”ですが、実は困ったことに、いくら独和辞典をひいても Litze に「杼」という意味がまったく出てこないのです。
やった〜〜〜 マルクス『資本論』の、各巻とも初版セットを手に入れました。ヽ(^o^)丿
といっても、1983年にマルクス没後100年で復刻されたリプリント版(Keip Verlag Frankfurt/Mein)ですが。海外の古書サイトで見つけて注文してから、約20日。ようやく届きました。
マルクスの『1857-58年草稿』を読んでいると、有料道路の話が出てきます。たとえば、
a–b 間のある道路を前提する……と、この道路が含んでいるのは一定分量の労働、つまり価値だけである。それは、道路を建設させるのが資本家であろうと国家であろうと、同じである。それでは、資本家は、ここで、剰余労働を、したがって剰余価値をつくりだすことによって、利得を手にするだろうか? ……問題なのはまさに、資本家が道路を価値実現できるかということ、資本家が道路の価値を交換によって実現できるか、ということなのである。(大月書店『資本論草稿集』<2>、193ページ下段?194ページ上段、および194ページ上段?同ページ下段)
労働者を、6労働時間相当の賃金で、1日12時間働かせて道路を建設したとすれば、完成した道路にはすでに剰余労働が対象化されている。しかし、道路は普通の商品のように売るわけにはいかない。だとすれば、どうやったら資本家は剰余価値を実現できるか、というのです。
葛飾区のマンション・ビラ配り事件で、最高裁が有罪判決を下しました。
お昼のニュースを見ていたら、被告の荒川さんは、「ビラを配る権利と受け取る権利をなんとしても守っていきたい」と堂々と語っておられました。
ということで、荒川さんに、あっぱれ!! を差し上げたいと思います。(^_^)/
451ページ下段、第84段落から。
【第84段落】451ページ下段
「経済学に外面的に舞い込んできた、資本の様々な種類」? 「資本それ自体の本性から生じた運動の沈殿物」?
よく分からない。(^^;)
民主党政権がいま「政治主導」の名ですすめようとしていることの本質は何か。そのことを端的に示している、経済同友会が2002年10月に発表した「提言」はこれだ!!
首相のリーダーシップの確立と政策本位の政治家の実現をめざして〜2001年度政治委員会欧州・米国ミッションを踏まえて〜:経済同友会
核密約の検証をするということで、「有識者委員会」が設置されましたが、座長は、北岡伸一氏だとか。
片岡氏は、自民党政権時代に国連大使をつとめたほか、小泉内閣では「対外関係タスクフォース」委員および「外交政策評価パネル」座長、日本版NSC設置検討のための「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」委員、安倍内閣では「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」有識者委員をつとめるなど、自民党の外交政策に深くかかわってきた人物。
はたして、そのようなお方に「検証」ができるんでしょうか?
核密約:検証のための有識者委設置 北岡東大教授が座長 : 毎日新聞
核持ち込み密約:「再持ち込み」文書、見つからず : 毎日新聞
外務省、2密約は未確認 沖縄核と朝鮮有事 : 共同通信
10月の失業者数・失業率が発表された。完全失業率は、季節調整値で5.1%、9月に比べて0.2ポイント改善した。
とはいえ、12カ月連続で、失業者は前年同月比増。しかも、失業者344万人のうち116万人が「勤め先都合」による失業。前年同月比で増加した失業者89万人のうちでいえば、実に55万人が「勤め先都合」による。「勤め先都合」による失業が依然として改善されていないことが分かる。
失業率5.1%、0.2ポイント低下=求人倍率は2カ月連続改善 ?10月 : 時事通信
就職内定率:大学生62.5% 下落幅は96年以来、最大に : 毎日新聞
総務省の発表資料はこちら↓。PDFファイルが開きます。
労働力調査(基本集計) 2009年10月分(速報)結果の概要 (PDF:327KB)
神沼克伊『地球環境を映す鏡 南極の科学』(講談社ブルーバックス、2009年11月刊)
小学校のとき、図書室にある南極観測や越冬隊、観測船ふじにかんする本を次々に読んだ記憶があります。ふじが氷に閉じ込められて身動きがとれなくなったという新聞記事にはらはらしたり、NHKの「行く年来る年」が南極・昭和基地から生中継するというのを楽しみに眺めたりもしました。
本書は、「南極の科学」という書名のとおり、これまでの観測・研究から明らかになった南極大陸像を紹介したものですが、南極探検の歴史や観測隊員の生活ぶりなども織り交ぜてあって、楽しんで一気に読めました。(^_^;)
「東京新聞」が日曜日(22日付)の1面トップで載せていた記事。
7月以来、完全失業率が改善していると言われているが、このブログでも繰り返し指摘してきたように、それはあくまで「季節調整」が生み出した見かけ上の推移。東京新聞が指摘するとおり、12ヶ月連続で失業者が増えているという方が実態に近い。
先週は2つコンサートに行ってきました。
1つめは、都響の定期演奏会。マーラーの交響曲第4番に、「大いなる喜びへの讃歌」という俗称があるというのを、プログラム・ノーツで初めて知りましたが、ほんとうに天井から音楽が降り注いでくるようで、うっとりするような演奏でした。
指揮はエリアフ・インバル、ソプラノは半田美和子さん。
いきなり『小論理学』の概念論へ。第160節?第162節
【第160節】
概念は「向自的に存在する」、つまり自分自身の足で立っているわけであり、したがって、自分で自分を生み出していく「実体的な力」であり、「自由なもの」である。だからまた、概念は「体系的な全体」だと言っている。