今週の「九条の会」(9月17日まで)

全国各地の「九条の会」の動きを、インターネットで流れているニュースから拾いました。

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憲法調査委員会設置へ

衆院各派協議会で、自民・公明与党と民主党が常任委員会として「憲法調査委員会」設置で合意。憲法改正の「国民投票法案」制定に向けて、国会審議ができるようにするもの。

自衛艦のインド洋派遣延長、定率減税の07年度全廃に続いて、自民大勝で真っ先に着手したことの3つめがこれ。

衆院に「憲法委員会」設置へ 自民が提案、民主も応じる(朝日新聞)
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今週の「九条の会」(9月13日まで)

先週、インターネットで流れていた各地の「九条の会」の動きを報じたニュースをピックアップしました。

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今週の「九条の会」(9月3日まで)

今週の各地の「九条の会」の活動を紹介したニュースを集めました。8月15日を前後した企画が終わったのか、それとも総選挙に突入したためか、ちょっとニュースが少なめです。

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「何となくおかしい」…

作家の半藤一利さんが、今日の毎日新聞2面の「マニフェスト 私はこう思う」で、こんなことを書かれています。

 小泉さんが続投すれば、11月には「自衛軍の保持」が盛り込まれた自民党憲法改正草案が正式に決まる。〔総選挙で自民党は〕郵政民営化以外は白紙委任だから、次は憲法の番ではないか。……靖国神社は国のために死んでくれる人を祭る場所。小泉さんのこだわりは軍隊を作った時、そういう場所がないと困るからじゃないか。
 「何となくおかしい」という感じがある。太平洋戦争前に「米国との戦争」が声高に語られるようになった雰囲気を私はそう感じた。あまり類似点に固執すべきでないが、人間は往々にして同じことをやりかねない。(※〔〕内は引用者の補足)

「次は憲法の番ではないか」「靖国神社にこだわるのは、国のために死んでくれた人を祭る場所がないと困るからではないか」など、よく考えたいところですね。

ちなみに、同じ欄に、ふたたび佐伯啓思氏が登場。しかし、今日のコメントはどうにもよくありません。話の筋もよくわからないし…。

それより、ちょっと面白かったのは、社会部・花谷寿人記者の「発信箱」です。
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今週の「九条の会」(8月28日まで)

各地の「九条の会」についてのニュースを拾いました。

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郵政以外だって、大事な争点はたくさんある(1)

郵政民営化に賛成か反対かだけがクローズアップされていますが、こんどの総選挙は、ほかにもっと大事な争点があります。その第1は、憲法改正問題。自民党は、すでに新憲法草案第1次案を発表し、11月の党大会で新憲法案を発表します。民主党も、来年には改正案をまとめる予定。そうなると、こんどの総選挙で選ばれた議員によって、国民投票の発議がおこなわれることになります。

だから、各党が憲法、とりわけ憲法9条について、これを守るのか、それともどう変えようとしているのか、きちんと見定めておくことが大切です。

自民党
第2章「戦争の放棄」の章題を削除。自衛軍の保持を明記。自衛軍は、「国際社会の平和及び安全の確保のために国際的に協調して行われる活動」に参加する。(「新憲法草案第1次案」8月1日)
民主党
自衛権を憲法上明確に位置づける。国連主導の集団安全保障活動への参加を明確に規定する。(「民主党『憲法提言』の策定に向けて」4月25日)
公明党
憲法第9条第1項、第2項を堅持した上で、自衛隊の存在や国際貢献等について、「加憲」の論議の対象として検討する。(公明党マニフェスト)
共産党
憲法に自衛権を明記することは、日本を「海外で戦争する国」に変質させるもの。憲法改悪に反対する全ての人々と力を合わせ、憲法をまもりぬく。(選挙公約)
社民党
憲法の理念を現実に生かす。憲法改悪につながる国民投票法案には反対。(選挙公約)

今週の「九条の会」(8月20日まで)

各地の「九条の会」の動きについて、インターネットのニュースをピックアップしました。今週は、8月15日をはさんでいたせいか、たくさんニュースがありました。

17日付の「毎日新聞」(たぶん長野版)には、奥平康弘先生が登場されています。

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神戸新聞が「九条の会」有明公演会を大きく報道

一般紙の有明公演会報道は、ベタ記事あるいは2段見出し程度でしたが、神戸新聞が8/13付で、大きく報道しています。実際の紙面を見たわけではありませんが、インターネットで見るかぎり、それなりに大きな記事のようです。

「九条の会」結成1年の講演会(神戸新聞 8/13付)
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今週の「九条の会」(8月14日まで)

インターネットで流れている各地の「九条の会」関係のニュースをピックアップしました。

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日本商工会議所の改憲意見

日本商工会議所が6月16日に「憲法改正についての意見――憲法問題に関する懇談会報告書」を出していたことを、今日になって見つけました。

憲法改正についての意見(日本商工会議所)
※PDFファイルが開きます。

で、自民党第1次案がすでに発表された現時点で読んでみると、結局、この自民党第1次案と「瓜二つ」というか、狙いやポイントの置き方、さらには言葉遣いまでそっくりなことに気がつきます。

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今週の「九条の会」(8月7日まで)

各地の「九条の会」の動きについて、インターネットで流れたニュースをピックアップしました。

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吉永小百合さんの思い

今日の「東京新聞」夕刊、「あの人に迫る」というコーナーで、俳優の吉永小百合さんが、「声が出るかぎりは続けていきたい」と原爆詩の朗読を続ける思いを語っていられます。

改憲の動きについて

憲法9条が私たちを守ってくれていると思うんですね。60年間、外国に行って人を殺さなかったというのは日本の誇りだと思うし、よその国からうらやましがられている憲法だと思うんですね。それを大事にしないって言うのは分からないし。すぐ(改憲論者は)国際貢献のためには、っておっしゃるけど、武力じゃなきゃ国際貢献は成立しないのって聞きたくなるんですね。言葉や頭を使ってできるはずです。

ときっぱり。さらに、最近の日本の動きについても
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今週の「九条の会」の動き(8月3日まで)

各地の「九条の会」にかんするニュースを紹介します。ただし、東京で開かれた有明講演会のニュースを除きます。

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自民党新憲法草案第1次案の全文

自民党の新憲法草案第1次案の全文をアップロードしました。
自民案が、もともと条文番号を便宜的に現行憲法にそろえてあるため、たとえば第9条にたいする改憲案は、第9条、第9条の2、第9条の3…のようになっています。また、欠になっているところもあります。

自民党新憲法草案第1次案全文

※Shift-JISのテキストファイルです。右クリックして「対象をファイルに保存」を選び、適当なフォルダにダウンロードしてください。リンクをそのままクリックしてブラウザで表示させたときは文字化けします。お使いのブラウザのエンコードを「日本語(シフトJIS)」にすると正しく表示されます。

※誤植、スキャナーの読み取りミス、脱落などを一部訂正しました。(8/3 21:25)

自民党が改憲草案1次案を提示

とりあえず新聞報道の限りで。

  1. 自衛のための「自衛軍の保持」を明記。
    • この「自衛」には「当然」のこととして、「集団的自衛権」が含まれるとされているので、日本が直接攻撃されていなくても、たとえば世界のどこかで米軍が作戦行動をはじめると、「自衛」の名のもとに「自衛軍」が米軍との共同作戦を開始できることになる。
    • また、自衛軍が、「国際社会の平和及び安全の確保」のために「国際的に協調して行われる活動」に参加できるとの規定を設けているが、「国際的に協調して行われる活動」というのは国連決議に基くPKOとは違うことに注意。たとえばアメリカのイラク攻撃のようなものでも、英米が「協調」してやっている以上、「自衛軍」の参加が可能になる。(理論的いえば、アメリカと日本が「協調」しただけでも、自衛軍の派遣は可能になる?)
    • ちなみに、ここに「諸国民の公正と信義に対する信頼に基づき恒久の国際平和を実現する」とか「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する」など、現在の前文にある規定が移されているが、これは、10月発表される前文を中曽根流の訳の分からん前文に変えるため。
    • それから、「(3)自衛軍による活動は、わが国の法令並びに国際法規及び国際慣例を順守して行わなければならない。(4)自衛軍の組織及び運営に関する事項は、法律で定める」などの項目は、まったく無用の長物。これが憲法に書かれたからといって、「自衛軍」の行動をなんら制限することにならないことは明らか。こんな自明のことをわざわざ書くということは、かえって、自衛軍をつくろうという人たちが法令やら国際法を遵守する気があるのか疑わせるだけ。
  2. 「公益」や「公の秩序」を理由にして、国民の権利の乱用を戒める規定を設ける。何が「公益」か、何が「公の秩序」か定めがない以上、「公」(=政府)による広範な「私権」の制限に道を開きかねない。例えば、公共事業として道路計画が立てられると、自分の財産を守るために立ち退きに反対することさえできなくなる(「公益」に反するから)。「公の秩序」にさからってるとなったら、個人としても尊重されないし、生命・自由・幸福追求の権利もない。さらに、職業選択の自由はもちろん、居住の自由さえ認められなくなる。
  3. 政教分離の規定を緩め、国および地方自治体が、「社会的儀礼の範囲内」であれば、宗教的活動をしてもよいとする。小は各種工事の際の地鎮祭に始まり、大は靖国神社の国家護持やら伊勢神宮参拝、「大嘗祭」の国家行事化まで、やりたい放題。挙げ句の果てには、学校教育で神社参拝などということになりかねない。
  4. 憲法改正発議の条件を、各議院の3分の2以上から過半数に緩める。議院内閣制のもとでは、いつでも与党多数派が改憲を発議できることに。

「自衛軍保持」を明記 自民党改憲草案1次案(中国新聞)
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「九条の会」有明集会

30日午後、「九条の会」有明講演会が開かれ、約1万人が参加。ということで、TBSが夜中のニュースで報道していました。

僕は、もっと他に講演会を聞きたい人がいるだろうと思って、参加券を予約しませんでした。参加した人に聞くと、ちょっと音響が悪くて公演が聞きづらかったとか。それに、予約したけど当日来れなかったという人が若干出たみたいで、ニュースの放送を見ても、後ろの方が少し空いていたのがちょっと残念。それにしても、NHKや他の民報は放送したのかなぁ…。

「九条の会」が集会、約1万人が参加(TBS News-i)
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いとうせいこう氏登場 今週のマガジン9条

今週のマガジン9条「この人に聞きたい」は、作家(?)のいとうせいこう氏。

マガジン9条『この人に聞きたい』

曰く、
――もう日本はほとんど“動物的”。憎悪という感情と論理とを、分けることができない。
――今の改憲論の基本は、“現実に合わないから変える”ということ…。ただ現状を認め続けていくのなら、理想にたどり着くのが遅れるだけ…
――軍備をすることが現実的かというと、それも幼稚な理論…。これも平和ボケ。
――自分たちに利益があるから戦争をしたい、という人たちのために9条を変えるのは、実に愚かだ…。等々

なかなか硬派な意見だと思いました。

今週の「九条の会」(7月20日まで)

7月20日までの各地の「九条の会」の動きを報道したニュース記事をインターネットからピックアップしました。

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