ラジオ・オーストラリアが『蟹工船』ブームを紹介

オーストラリアの放送局ラジオ・オーストラリアも、「アジアとつながる」という番組で、『蟹工船』ブームを取り上げたようです。「復刊されたマルクス主義小説が日本のベストセラーのトップに」と題して、同放送局のホームページに公開されていました(8月15日付)。

日本文学専攻の研究者との対談なので、『蟹工船』ブームを格差の拡大やワーキングプアの増加と結びつけて論じるだけだったこれまでの海外の論評記事とはちょっと趣が違っています。

Reprinted Marxist book tops Japan's best seller list – Radio Australia

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シンガポール紙でも『蟹工船』取り上げられる

東京女子美大の島村教授がブログで紹介(Prof. Shima's Life and Opinion : シンガポールでも「蟹工船」現象を報道)されていますが、シンガポールの英字紙「ストレーツ・タイムズ」に、日本のワーキングプア問題と『蟹工船』ブームにかんする記事が掲載されました。

ということで、インターネットを探してみると、その記事が見つかりました。こちら↓です。

'Working poor' issue proves a page-turner – The Straits Times

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ロイターが『蟹工船』ブームの記事を配信

ロイターが東京発で、小林多喜二『蟹工船』のブームについて記事を配信しています。曰く――

 1929年に書かれたマルクス主義者の小説が、日本のベストセラー上位に上がっている。それは、世界第2位の経済大国での雇用不安と所得格差の拡大を反映している。……

ロイター配信記事の全文はこちら↓。
Japan economy angst boosts sales of Marxist novel – Reuters

いちおうのヘッポコ訳をのせておきました。

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出ました!! 祥伝社新書『小林多喜二名作集』

『小林多喜二名作集「近代日本の貧困」』(祥伝社新書)
『小林多喜二名作集「近代日本の貧困」』(祥伝社新書)

祥伝社から新書で『小林多喜二名作集「近代日本の貧困」』が出ました!!

「『蟹工船』だけじゃない…… こっちの多喜二もエキサイティング」という帯で、多喜二の小説・評論10編が収められています。

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本日のお買い物

雨宮処凜解説『蟹工船』(金曜日)『WordPress2.5でつくる! 最強のブログサイト』
金曜日刊・小林多喜二『蟹工船』(左)と『WordPress2.5でつくる! 最強のブログサイト』(右)

まず1冊目(左)は、最新版の小林多喜二『蟹工船』(金曜日刊)。(^_^;) 最新版だろうがなんだろうが蟹工船のストーリーが変わるわけはありませんが、注目は、雨宮処凜さん解説。とりあえず、彼女の解説だけ目を通しましたが、『蟹工船』がなぜいまの若者にうけるのかを、非正規で働く若者たちの生々しい実態を重ねつつ明らかにしていて、なかなか読み応えがありました。

2冊目(右)の『WordPress2.5でつくる! 最強のブログサイト』は、WordPress解説本の最新バージョン。WordPressの方はすでに2.6になっていますが、2.5でダッシュボードのデザインその他大きく変更されたので、これからWordPressを始めるという人には絶対お薦め。

もちろん、オイラのように、以前からWPを使っているが最新機能をよく理解していないというユーザーにも必須の1冊? これから読んで勉強します。(^_^;)

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江波戸哲夫、マルクスを語る

日経新聞の話題ばかりで恐縮ですが、これも昨日の日経新聞夕刊にのっていたもの。

作家の江波戸哲夫氏が、「最近、日を置かずして会った複数の旧友が、揃ってマルクスの名を口にしたので、驚くとともに合点もした」と言って、マルクスと資本主義の限界?!について論じています。

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あの『SPA!』が『蟹工船』を取り上げていた!!!

『SPA!』2008年7月15日号

超軟派雑誌のあの『SPA!』でも、『蟹工船』ブームが取り上げられていました!!!

すっかり見逃していましたが、『蟹工船』を取り上げたのは、『SPA!』の先週号(7月15日付)の「大実験[あの噂!]は本当なのか!?」のコーナー。「『蟹工船』に共感できるか!?」と題して、3分の1ページほどの短い記事ですが、中味はぐっと濃いです。

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『創』8月号 『蟹工船』ブームを探る

『創』2008年8月号
『創』2008年8月号

月刊誌『創』8月号では、長岡義幸「ブームの『蟹工船』は実際どのくらい売れているのか」が、7ページにわたって『蟹工船』ブームをふり返っています。

『蟹工船』ブームについては、このブログでも詳しく追いかけてきましたが、新潮社の反応など詳しく紹介されています。

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雨宮処凜、資本主義の限界を論ず?!

『群像』2008年8月号

講談社の文芸誌『群像』8月号で、雨宮処凜さんが、評論家の森達也氏と対談をしている。森氏の議論は、盛り上げるためなのかも知れないがかなり挑発的(というか、決めつけ的で非生産的)だったが、雨宮さんの議論はしっかりしていておもしろかった。

たとえば冒頭、「プレカリアート」の運動について、森達也氏が「この運動が社会に何らかの影響を与えたというか、変えたという実感はありますか」と質問したのにたいして、雨宮さんは、こんなふうに答えて、この間の非正規雇用をめぐる運動の意義を強調している。

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爆笑問題 真面目に『蟹工船』を論ず

『週刊プレーボーイ』2008年7月28日号
爆笑問題が『蟹工船』を真面目に論じている『週刊プレーボーイ』2008年7月28日号

『週刊プレイボーイ』7月28日号(現在発売中)で、爆笑問題の2人が『蟹工船』について論じています。太田さんがいろいろとボケたりしながらなので、なかなか話が前に進まないのですが、なかなか興味深い議論が展開されています。(^_^;)

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『蟹工船』 2008年“新潮文庫の100冊”に選ばれる

2008年新潮文庫の100冊

小林多喜二『蟹工船』が、今年の“新潮文庫の100冊”に選ばれて、書店に並んでいます。今日、新宿のブックファーストで新潮社の発行するパンフレット「2008新潮文庫の100冊」を手に入れました。

『蟹工船』はこんなふうに紹介されています。

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『蟹工船』 毎日放送VOICEでも紹介される

毎日放送VOICE いま解き「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」(2008年6月27日放送)
毎日放送VOICE いま解き「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」(2008年6月27日放送)

6月27日(金)、毎日放送VOICEの「いま解き」コーナーで、「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」と題して、『蟹工船』が紹介されました。番組のなかでは、共産党の志位和夫委員長も登場しています。

毎日放送VOICE いま解き「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」(2008年6月27日放送)
毎日放送VOICE いま解き「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」(2008年6月27日放送)から

動画は、こちら↓からどうぞ。wmvファイル、約26MBです。右クリックでダウンロードしてから見てください。
『蟹工船』ブームは何を映し出す?(毎日放送)

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『蟹工船』 R25上半期総括号でまたまた取り上げられる

BOOM R25(6月30日号から)
BOOM R25的ブックレビュー(『R25』6月30日号から)

リクルート社発行の無料情報誌『R25』が、6月30日付で「BOOM R25 上半期総括!!」と題して、ちょっと分厚めの号を出しています ((臨時号ということではなく、通常木曜日(7月3日)発行の号を繰り上げて発行したもののようです。))。

同号の「BOOM R25的ブックレビュー」のなかで、「同世代の書店員に聞いた 今、読んでおきたい3冊」の1冊として、またまた『蟹工船』が取り上げられています。

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「東京新聞」記者の眼でも『蟹工船』

「産経新聞」のイチャモンつけはほっといて、昨日の「東京新聞」夕刊(6/28)の「記者の眼」欄で、文化部石井敬記者が、「『蟹工船』ブームの背景」について書いていました。

「派遣やアルバイトで一生食べて行かざるを得ないと覚悟する若者が、どれほど深い絶望感を抱いているのか」「社会の側が『蟹工船ブーム』をどれだけ危機感を受け止められるかにある」と指摘しています。

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『蟹工船』ブームは海外メディアからも注目されているらしい

今朝(6/27)の「読売新聞」に、「気になる! 蟹工船ブーム『格差の証拠』」という記事が載っています。新潮文庫の増刷は、ついに35万7000部!!

その記事の中で紹介されていましたが、『蟹工船』ブームは海外メディアの注目も集めていて、新潮文庫編集部はAPやロイターの取材を受けたそうです。

蟹工船ブーム「格差の証拠」(読売新聞)

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『蟹工船』 とうとう女性週刊誌にも初登場!!

『蟹工船』をとりあげた女性セブン(左)とR25(右)
『蟹工船』をとりあげた『女性セブン』7月10日号(左)と『R25』6月26日号(右)

主要全国紙、週刊誌、テレビを席巻中の小林多喜二『蟹工船』、こんどは『女性セブン』(7月10日号)とリクルート社の無料情報誌『R25』(6月26日号)に登場。

『女性セブン』は、女性週刊誌初登場になります。

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『蟹工船』 NHK朝のニュースに登場!!

先ほど放送されたNHKの朝のニュース(「おはよう日本」7時35分から約7分間)で、小林多喜二『蟹工船』が取り上げられました。

『蟹工船』のメッセージを今の若者がどう受け止めたか、ということに焦点を置いて取材されています。

「蟹工船」のメッセージ 今若者に(NHKニュース、2008年6月26日午前7時半?)
NHKニュース「おはよう日本」(6月26日朝放送)から

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NHK、毎日放送でも『蟹工船』が取り上げられます

白樺文学館の多喜二ライブラリーによると、6月26日(木)朝のNHKのニュース番組と、27日(金)夕方の毎日放送のニュース番組と、で、『蟹工船』の特集番組が放送されるそうです。

毎日放送の番組は、関西ローカルですので、こちらでは見ることができません。関西方面のみなさん、ぜひチェックしてみてください。

多喜二ライブラリー・ブログ: 6/26NHKおはよう日本で「蟹工船」と若い世代をとりあげます
多喜二ライブラリー・ブログ: 6/27大阪・毎日放送「蟹工船」特集放送予定

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『蟹工船』 ついに104刷!!

読売新聞「ベストセラー怪読」(2008年6月18日付夕刊)

今日の「読売新聞」夕刊に、ふたたび『蟹工船』登場!! 「本・よみうり堂」の「ベストセラー怪読」というコーナーで、千野帽子さんが、「アジテーションだけじゃない」と題して、『蟹工船』を取り上げています。

その最後に、「104刷138万部」と書かれていました。つまり、新潮文庫『蟹工船・党生活者』は104刷、延べ発行部数が138万部になったということです。オイラが買ったときは、2008年5月15日付で第97刷でしたから、1カ月ほどで7回も増刷されたことになります。すご?い (*_*;

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