ということで、昨日、映画の帰りにタワレコで買ってきたものです。
「文化」カテゴリーアーカイブ
ホントは怖〜い譜めくりの女
5・3憲法集会の銀座パレードのあと、銀座シネスイッチで、フランス映画「譜めくりの女」を見てきました。(今年5本目)
少女メラニーはピアニストを夢見て、コンセルヴァトワールの実技テストにのぞんだが、演奏中に憧れの人気ピアニスト・アリアーヌ(カトリーヌ・フロ)が、審査そっちのけでサインをするのに動揺して、落第してしまう。以来、ピアノの夢を断念したメラニー(デボラ・フランソワ)は、弁護士のジャン・フシェクール(パスカル・グレゴリー)の事務所で実習生として働き始める。そして、休暇中のジャンの息子トリスタンの子守をやることになり、ジャンの家へ。ジャンの妻は、あのアリアーヌだった。アリアーヌは、演奏会のときの譜めくりを彼女に依頼する。しかし、やがてアリアーヌにとってなくてはならぬ存在になってゆく…。
ということで、ピアノ演奏会のときによく見かけるけれど、決して演奏会の出演者にはならない「譜めくり」の女性をテーマにした不思議な映画です。
読売1面トップに小林多喜二『蟹工船』が!!
本日付「読売新聞」夕刊の1面トップで、小林多喜二『蟹工船』が記事に!!
中味を呼んでみると、『蟹工船』ブームの紹介で、何をいまさらという感もします。それでも、あの読売新聞の1面トップに小林多喜二の『蟹工船』の記事が載る、というのは、やっぱりニュースでしょう。(^_^;)
記事によると、新潮文庫版の『蟹工船』が、今年だけで2万7000部の増刷になったそうです。近くの書店でも平積みになっていますが、赤と黒のこの力強いデザインが目立っています。
感動しました!! インバル&都響/マーラー交響曲第8番
聴いてきました!! エリアフ・インバル東京都交響楽団プリンシパル・コンダクター就任披露公演。プログラムは、「千人の交響曲」といわれるマーラー交響曲第8番 変ホ長調。(今年16回目のコンサート)
【演奏会情報】
指揮:エリアフ・インバル/ソプラノ:澤畑恵美、大倉有紀枝、半田美和子/メゾ・ソプラノ:竹本節子、手嶋眞佐子/テノール:福井敬/バリトン:河野克典/バス:成田眞/合唱:晋友会合唱団/合唱指揮:清水敬一/児童合唱:NHK東京児童合唱団/児童合唱指揮:加藤洋朗/ソロ・コンサートマスター:矢部達哉/会場:サントリーホール/開演:2008年4月30日 午後7時
この曲、CDではバーンスタイン指揮のとインバルのマーラー全集盤とを持っていますが、この曲はCDに収まるはずもありません。で、実際、ナマで聴いて、初めてこの曲がどんな曲か分かりました。p(T^T)q カンド〜〜〜
おフランスざんす? 日フィル第599回東京定期演奏会
風邪を引いて、咳と鼻水がひどいのですが、“そんなの関係ねぇ〜”(^_^;) と、日フィル第599回東京定期演奏会に行ってきました。(今年15回目のコンサート)
プログラムは、以下のとおり。
- オネゲル:交響詩«パシフィック231»
- ミヨー:フランス組曲(管弦楽版)
- イベール:交響組曲«寄港地»
- (休憩)
- ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
- ドビュッシー:海―3つの交響的スケッチ
日フィルがフランスもの?! ――ということで、怖いもの見たさ? でサントリーホールへ行ってきました。
大阪センチュリー響を応援する署名はこちらから。
大阪センチュリー交響楽団を応援する会が、補助金の継続を求める緊急署名を集めています。
集約期限は4月30日ということですが、署名用紙はインターネットからPDFあるいはWord文書でダウンロードできますので、自分の分だけでも署名して送りたいと思います。
橋下行革で大阪センチュリー響が大ピンチ
橋下大阪府知事が、全事業ゼロベースでの見直しとして、補助金の大幅カットを進めようとしているため、大阪センチュリー響が大ピンチに陥っています。小泉和裕音楽監督みずからが署名を呼びかけているほど。
都響も、石原バーバリアン知事の「全員解雇、期限付き契約楽団員に」という文化“破壊”行政のおかげで、すったもんだしました。その時はマスコミでも大きく取り上げられましたが、それに比べると、大阪の話は、東京ではあまり取り上げられていないようです。
お笑いとお好み焼きだけが大阪の文化ではありません。東京からも、応援を送りたいと思います。
↑などと書いたけれど、「応援」を送っているだけでいいのだろうか? 東京のクラシックファンも何かしないといけないんじゃないか…、などと思ってるのですが、何ができるんでしょう?
↑と、書きましたが、「大阪センチュリー交響楽団を応援する会」が署名を呼びかけています。インターネットでも署名用紙はダウンロードできますので、ぜひみなさん、署名にご協力を。
在阪楽団への運営補助金を大幅削減 橋下行革(MSN産経ニュース)
大阪センチュリー響が署名活動 補助金廃止で存亡の危機(朝日新聞)
ブーニン:「大阪センチュリー響」存続訴え橋下知事に文書
交響楽団存続へ、有栖川有栖さんら署名提出(MSN産経ニュース)
財政再建か文化振興か/楽団員、存続求め署名活動 大阪センチュリー(読売新聞)
至福の時間 スクロヴァチェフスキのブル5番
終わりました。やっぱりブルックナーはいいですねぇ〜 (^_^;)
スクロヴァチェフスキの指揮は、彼のいつものテンポ(といっても、第4楽章を除いて、ほかの指揮者に比べると少し早めですが)。管をうまく響かせるあたりはお手のもの。6日のブルックナー2番は、座席の関係か、天上から降り注ぐような響きがあまりなかったのですが、今日は、たっぷり堪能させていただきました。低音弦のリズムと金管のファンファーレが見事な第1楽章、第2楽章のゆったりしたテンポとリズミカルな第3楽章、そして最後、ホントに天上から降り注ぐような第4楽章。最後のコラールには、スクロヴァチェフスキならではの響きがあって、やっぱり5番は鉄板ですね。ヘ(^o^)/
ケント・ナガノ&モントリオール響をかぶりつきで聴いてきました
今日は、友人のD井君からチケットを譲ってもらって、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の演奏会を前から3列目で聴いてきました(今年13回目のコンサート)。プログラムは、以下のとおり。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩「海」
(休憩)
R・シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
前から3列目なんて、何年ぶりでしょうか。第1ヴァイオリンのそれぞれのメンバーの弓が弦をこする音まで聞こえてくるほどのかぶりつきでした。(^_^;)
スクロヴァチェフスキ第2弾 読響第149回芸劇名曲シリーズ
昨日、スクロヴァチェフスキ&読響の第2弾として、池袋の東京芸術劇場に行ってきました。プログラムは、以下のとおり。
チャイコフスキー : 交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
ストラヴィンスキー : バレエ音楽「春の祭典」
1曲目、チャイコフスキーの「悲愴」は、読響のレベルの高い弦と、管を自由にあやつるスクロヴァチェフスキの指揮がぴったり噛み合って、スローなテンポで実にチャーミングに、甘さたっぷりの仕上がりでした。第3楽章が大きく盛り上がったあと、あまり間をおかずに第4楽章に入るあたりも、なかなか緩急のはっきりした、憎い演出。(^_^;) これで、ラストのフライング拍手がなければ完璧だったんですが…。
大いに語り、大いに堪能する
晴天の日曜日、午前中は都内某所で、最近の理論的な発展について、2時間余りどしどし語ってゆく。「普通選挙権が実現したのに、労働者階級の政権ができないのはなぜか?」「日本での民主的政権の展望はどう考えたらよいのか?」「生産手段の社会化の具体的なイメージは?」など、なかなか鋭い質問が飛び出す。終わってから、担当者には「あと2時間ぐらいあればよかったですね」と言われる。実際、レジュメを見てもらえば分かるとおり、2時間あまりで語るには中身を詰め込みすぎ。反省せねばなるまい。
で、質問のやりとりで、予定した時間を45分ほどオーバー。昼食をあきらめて、ただちに、横浜をめざして大移動する。
実は、2時から、みなとみらいホールで読響のコンサート。今月の読響はスクロヴァチェフスキが振るので、今日のみなとみらいホリデー名曲コンサート、11日(金)の東京芸術劇場名曲コンサート、18日(金)のサントリー定期演奏会と、全部チケットを押さえてある。(^_^;)
今日のプログラムは、以下のとおり。
- スクロヴァチェフスキ:コンチェルト・ニコロ(左手のためのピアノ協奏曲)
- ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調 WAB.102
みなとみらいホールは、初めての会場。地下鉄みなとみらい駅の改札を通り過ぎたところで、慌てて戻って駅の窓口でホールの場所を確認。まったく逆の方向へ行こうとしていたので、聞いてなかったら遅刻して会場には入れないところだった。(^_^;)
地下3階からの長いエスカレーターを駆け上がり、会場到着は開演時間の2分過ぎ。オケのメンバーが舞台に入り始めたところで、なんとか滑り込む。
「保守系団体」から圧力
映画「靖国」の上映中止問題。名古屋シネマテークでは、「保守系団体」の2人が上映中止を求めて同館を訪れたそうだ。「映画を見ていない」にもかかわらず「靖国批判だ」と文句を言うあたり、まったくもって妨害勢力のお頭の程度が知れる。
しかし、「保守系団体」の圧力に個人で対抗するのは難しい。国をあげて、こうした不当な圧力、脅しに毅然と立ち向かってほしい(日本政府にそんなことを期待しても、むなしいだけだが…)。
映画「靖国」 大阪では上映決定
映画「靖国」。大阪、京都では上映が決定しましたが、依然として東京では見れないままです。
しかし考えてみれば、国会議員は試写会と称して、タダで見ているのです。しかし、有権者である私たちは1800円を払っても見れないというのは、どう考えてみてもおかしなことです。
もし稲田朋美議員が本気で「上映中止はおかしい」というのであれば、たとえば憲政記念館でも借りてもらって、ぜひ東京でも映画を見れるようにしていただきたいものです。憲政記念館なら、少々回りに街宣車が来て騒いでも、永田町のど真ん中で近隣に迷惑がかかることもないし、普段から警察官がいっぱいいるからお客さんに万が一のことがおこることもないでしょう。
「靖国」上映中止:「見てもらい評価」 来月、大阪で上映――京都も8月予定(毎日新聞)
名古屋でも上映を中止 映画「靖国」(中日新聞)
「靖国」ドイツで上映へ 日本映画祭が開幕(朝日新聞)
伝統ある日本語表現
伝統ある美しい日本語表現のお勉強です。
「盗人猛々しい」
【意味】
悪事や不義理などでよくない事をしていながら、かえって居直って、他を責めたりして極端にずうずうしいこと。(三省堂『新明解国語辞典』第4版)
映画「靖国」 都内は全館上映中止!!
映画「靖国」(李纓監督)の上映を予定していた映画館が、都内ではすべて上映中止を決定。
なんということか、日本は自由な国ではなかったのか。
変な寝覚め…
今日は、寝覚めが悪くて、めちゃくちゃ変な気分でした…。(-_-;)
なにがって、目が覚めている夢を見て、目が覚めているのに目覚ましに起こされるという体験をしたからです。目覚ましが鳴っているのを聞きながら、「なんで目覚ましが鳴るんだ、起きてるのに…」と文句を言って、目覚ましを止めたところで目が覚めました。
おかげで今日一日、起きてるのか寝てるのかはっきりしない心持ちでした。
逞しい内モンゴルの女性 「トゥヤーの結婚」
夕方から雨が降り出したので、雨宿り…というわけではありませんが、渋谷で中国映画「トゥヤーの結婚」を見てきました。(今年4本目)
舞台は砂漠化のすすむ内モンゴル。トゥヤーは、夫バータルが井戸掘りの作業中に足を負傷したあと、家族の生活と家畜の面倒を見てきた。しかし、働き者の彼女も腰を痛めてしまい、このままでは家族全員が路頭に迷うことになる…。そこで彼女が選んだ道は、バータルと離婚し、バータルの面倒を見てくれる男性と再婚する、というものだった。トゥヤーのもとには求婚者が次々と現われるが…。
デプリースト&都響 ショスタコーヴィチ交響曲第12番
昨日は、都響の定期演奏会。いつもはサントリーホールのBシリーズですが、3年間常任指揮者を務めたデプリースト氏が、いよいよ今月で任期満了。ということで、今月はAシリーズも聴いてきました。デプリーストのショスタコーヴィチも、いよいよ聴き納めです。
- ハイドン:交響曲第44番 ホ短調 「悲しみ」 Hob.I-44
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
- 休憩
- ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 op.112
う〜む、何がアレなのか…
先週の金曜日、サントリーホールで日フィルの定期演奏会を聞いてきました。2008年春季シリーズの始まりです。プログラムは以下のとおり。指揮は、日フィル正指揮者の沼尻竜典氏。
- ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調
- R・シュトラウス:交響詩≪ツァラトゥストラはかく語りき≫
小林多喜二没後75年「多喜二祭」
もうすでに1週間以上たってしまいましたが、2月26日に、杉並公会堂で開かれた小林多喜二没後75年の多喜二祭に行ってきました。
第1部は、俳優の鈴木瑞穂さんが「蟹工船」の最後のところを朗読し、ピアニスト村上弦一郎氏がショパンの「革命」「英雄」などを演奏しました。多喜二没後75年の記念の集いで、マルクスらと同じ時代に生きたショパンの「革命」を聞くというのは、なかなか趣のあるものでした。