都響第635回定期演奏会/インバル指揮 R・シュトラウス“アルプス交響曲”ほか

都響第635回定期演奏会/インバル指揮 R・シュトラウス“アルプス交響曲”ほか

金曜日の「バビ・ヤール」に続いて、土曜日もまたサントリーホールへ。この日は、ふたたびインバル指揮の都響定期演奏会です。日曜日のショスタコーヴィチ交響曲第11番“1905年”がすばらしかったので、期待して出かけてきました。

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
  • R・シュトラウス:アルプス交響曲 op.64

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サンクトペテルブルグ響 ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 “バビ・ヤール”他

サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団/ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 “バビ・ヤール”他

金曜日(24日)、サントリーホールでサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団(かつてのレニングラード・フィル)のショスタコーヴィチ交響曲第13番「バビ・ヤール」を聴いてきました。指揮は、ムラヴィンスキーの後、同楽団の音楽監督・主席指揮者をつとめるユーリー・テルミカーノフ氏。

  • リムスキー=コルサコフ:歌劇「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」序曲
  • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調 Op.113 「バビ・ヤール」

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読み始めました。オルハン・パムク『雪』

オルハン・パムク『雪』(藤原書店)

2006年ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムクの『雪』です。

以前から、「トルコの小説って、珍しいなぁ…」と思って気にはなっていたのですが、ノーベル賞をとったということで、読んでみることにしました。(^_^;)←けっこうミーハー

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圧倒的! インバル&都響 ショスタコーヴィチ交響曲第11番 “1905年”

東京都交響楽団第320回プロムナードコンサート

お昼頃から冷たい雨が降り出しましたが、サントリーホールでインバル&都響のショスタコーヴィチ交響曲第11番“1905年”を聴いてきました。プログラムは、以下の通り。

  • ブロッホ:ヴィオラと管弦楽のための組曲(管弦楽版日本初演)
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 「1905年」 作品103

ハープの不安定な和音から始まるショスタコーヴィチの交響曲第11番。1905年の「血の日曜日事件」にテーマをとった作品で、途中、「同志は倒れぬ」や「ワルシャワ労働歌」などの革命歌が引用されます。1時間近く(インバルの指揮は結構きびきびとして速かった)、楽章の切れ目なく演奏されてゆきます。

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村治佳織ギター・リサイタル ≪ライア&ソネット≫

村治佳織ギター・リサイタル≪ライア&ソネット≫プログラム

今日(正確には昨日)は、村治佳織さんのギター・リサイタルに行ってきました。会場は初台の東京オペラシティコンサートホール。今回のコンサートは、ヴォクスマーナという声楽アンサンブルとのジョイントで、ギター・ソロのほかに合唱+ギターという楽曲がプログラムには並んでいました。

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N響定期Cプログラム 庄司紗矢香:ベートーヴェンVn協

今日はNHKホールでN響定期Cプログラムを聴いてきました。お目当てはヴァイオリニストの庄司紗矢香さん。曲は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ニ長調(作品61)です。

プログラムノーツによれば、このVn協、初演時の評判は芳しくなかった、とか。前後の脈絡が薄い、平凡な楽節の繰り返し、などなど。そのうえ、管弦楽の発言権が大きいため、ソリストにとっては難しい割に目立たない。となると、なかなか演奏されないというのも納得です。実際、僕も聴くのは初めてでした。

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笑って泣けるお馬鹿映画「トンマッコルへようこそ」

「トンマッコルへようこそ」チケットイベントも終わり、昨日は、久しぶりに映画を見てきました。韓国映画の「トンマッコルへようこそ」です。(今年9本目)

「トンマッコル」というのは、「子どものように純粋な」という意味。朝鮮戦争の始まった1950年。当初優勢だった北朝鮮にたいし、米軍は「国連軍」(字幕では「連合軍」と訳されてました)として仁川(インチョン)に上陸作戦を敢行(9月15日)。北朝鮮軍と韓国軍との激しい戦闘が続いていました。そんなとき、山の中で「連合軍」の偵察機が操縦士のスミスをのせて墜落。さらに、追いつめられた北朝鮮・人民軍の3人と、韓国軍兵2人がトンマッコル村に迷い込んできます。

その結果、村の中で出くわした人民軍兵と韓国軍兵。小銃を構え、手榴弾を手に対峙しますが、村人たちは、銃の何たるかを知らず、きわめてのんびりしたもの。兵士たちとちっともかみ合いません。
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忙中閑あり 都響第633回定期演奏会(Bシリーズ)

イベント準備でテンテコ舞いの日々ですが、今日の仕事が順調に片付いたので、諦めていた都響のコンサートに出かけることができました。(^_^;)

  • マリー・シェーファー:「マニトウ」(精霊)
  • チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
  • ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲

現代音楽の間にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という変則的なプログラムですが、矢野玲子(やの・りょうこ)さんのヴァイオリンを堪能させていただきました。

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日ハム、パリーグ優勝!

昨年、シーズン1位だったにもかかわらず、プレーオフで優勝できなかったホークス。そのためシーズンオフには、王監督の要求もあって、次からは1位チームにアドバンテージの1勝が与えられることになりました。

でも今年は、そのアドバンテージのために、ホークスは、あっという間に負けてしまいました。5戦3勝勝ち抜けだと、アドバンテージの1勝は大きいですね。つくづく王監督も運が悪いというか、ツイてないというか、残念です。

小林研一郎とオーケストラへ行こう!!

『小林研一郎とオーケストラへ行こう』(旬報社)

晩飯の材料を買いに駅前のスーパーへ行ったとき、たまたま近所の本屋さんを覗いたら、新刊書のところにこの本が並んでしました。

コバケンさんの語り下ろしたような文章と、可愛らしいイラストで、オーケストラとクラシック音楽(といってもオーケストラで演奏する交響曲などに限定されますが)の魅力と楽しみ方が紹介されています。

【書誌情報】書名:小林研一郎とオーケストラへ行こう/著者:小林研一郎/出版社:旬報社/発行:2006年10月刊/定価:1600円+税/ISBN4-8451-0993-X

読響&ロジェストヴェンスキー ショスタコーヴィチ交響曲第1番ほか

東京芸術劇場

今日は、読売日響マチネーシリーズで、午後から池袋の東京芸術劇場へ。先月の定演と同じゲンナジー・ロジェストヴェンスキーの指揮で、オール・ショスタコーヴィチ・プログラムです。

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 op.10
       休憩
  • ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.99
  • ショスタコーヴィチ:バレエ「ボルト」op.27から 「間奏曲」「官僚の踊り」「馭者の踊り」

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ますます混乱するだけ

文化審議会国語分科会が、敬語を5分類にする案をまとめる。

「尊敬・謙譲・丁寧」の3分類は、自分と相手との関係において、<1>相手を持ち上げる、<2>自分を低める、<3>相手・自分にかかわりなく表現を丁寧にする、という分け方をしていて、分類の基準が明確。ところが、5分類案は基準がばらばらです。謙譲語をIとII(丁重語)に分けるというのですが、ここでの基準は、動作が相手に向かうものかどうかになっています。「丁重語」という新しい言葉は、「丁寧語」と違いが分かりにくいので、かえって混乱するのでは?

敬語5分類に 文化審議会小委が指針案(東京新聞)
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読売日響 第452回定期演奏会/ボロディン交響曲

サントリーホール大ホール

金曜日、読売日本交響楽団の第452回定期演奏会をサントリーホールで聴いてきました。ボロディンの交響曲第1番から第3番まで全部いっぺんに演奏してしまうという珍しいプログラムです。

  • ボロディン:交響曲第3番 イ短調
  • ボロディン:交響曲第1番 変ホ長調
         休憩
  • ボロディン:交響曲第2番 ロ短調

ちなみに、ボロディン(1833-87)は、民族楽派「ロシア5人組」の1人。本業は医学博士だったそうです。

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ニコール・キッドマン讃歌

ニコール・キッドマン(記憶の棘)

コンサートの帰り、日比谷のシャンテ・シネで、本日封切りの「記憶の棘」を見てきました(8本目)。実は、どんなストーリーなのか、どんなジャンルの作品なのか、まったく知らなかったのですが、ニコール・キッドマン主演だということで、ともかく映画館に直行。(^_^;)

愛する夫ショーンが心臓発作で突然死んでから10年。アナは、ようやく再婚を決めた。ところが、その彼女のところに10歳の少年が現われ、「僕はショーン、君の夫だ」と名のる…。

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