昨晩、渋谷Bunkamuraのル・シネマで、ようやく見てきました。
ドイツのミュンヘン映像大学(HFF)に通う学生2人の卒業作品。監督の1人、ビャンバスレン・ダバーはモンゴル出身で、この作品でHFF3作目だそうです。
舞台は、モンゴル南部のゴビ砂漠。春になって、4世代一緒に暮らす遊牧民の一家に、らくだの出産シーズンが訪れるのですが、最後に、難産の末に白いらくだを生んだ若い母らくだは、その子らくだに乳を与えようとしません。子らくだは、他のらくだの乳を飲もうとせず、心配した家族は、あれこれ試してみますが、どうしても母らくだは言うことを聞かず、結局、馬頭琴の音楽を聴かせる特別の「儀式」をやるしかないという結論に。しかし、近所には馬頭琴の名手がいません。そこで、一家の幼い兄弟が、はるばる県庁の町まで馬頭琴の演奏家を呼びに行くことになります。はたして兄弟の旅は…、そして子らくだの運命は…。
ということになりますが、ストーリーはもちろん、映像としても非常に綺麗な作品でした。
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