内閣府が4-6月期のGDPの伸び率を発表。年率換算6.6%だった1-3月期に比べ、年率換算1.7%に低下。とくに国内需要は前期の1.3%から0.1%へ失速しました。政府は、それでも伸びていることには変わりないからと、「景気は回復基調」と強気を崩しませんが、国民の大多数を占める雇用者賃金の下落が続いたままでの「景気回復」の危うさが早くも実証された形になりました。
景気回復は早くも低調に
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内閣府が4-6月期のGDPの伸び率を発表。年率換算6.6%だった1-3月期に比べ、年率換算1.7%に低下。とくに国内需要は前期の1.3%から0.1%へ失速しました。政府は、それでも伸びていることには変わりないからと、「景気は回復基調」と強気を崩しませんが、国民の大多数を占める雇用者賃金の下落が続いたままでの「景気回復」の危うさが早くも実証された形になりました。
UFJグループが、今日の臨時取締役会で、三菱東京フィナンシャル・グループとの経営統合に向けた交渉にはいることを決定しました。結局、UFJグループは、金融庁の指摘する不良債権処理をやり切れないという判断になったのでしょう。いよいよ金融再編も最終盤と報じられていますが、結局、リストラで銀行労働者に最後はしわ寄せされることは間違いありません。
しかし、ダイエーの再建計画はどうなるんでしょう……。
日銀の2003年度資金循環統計で、家計部門が赤字になった。収入が伸び悩んだため、預貯金などを取り崩し、家計部門は2兆2000億円の資金不足(赤字)になりました。これは1964年の調査開始以来初めてのことなのだそうです。対照的に、企業部門は資金が余る「黒字」になっています。
総務省の2003年度の家計調査でも、勤労者世帯の収入、税金などを引いた可処分所得はともに前年度比マイナスになっています。
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1-3月のGDP成長率が発表されました。年率換算で実質5.6%、名目3.2%。四半期では実質1.4%、名目0.8%ということです。内訳は、以下の通り。
実質 | 名目 | |
---|---|---|
個人消費 | 1.0% | 0.7% |
住宅投資 | 0.6% | 1.3% |
設備投資 | 2.4% | 1.8% |
政府消費 | 0.2% | ▲0.7% |
公共投資 | ▲3.4% | ▲3.1% |
輸出 | 3.9% | 3.1% |
輸入 | 1.9% | 2.1% |