四川大地震:緊急医療チームが帰国

四川大地震の救援に行っていた日本の国際緊急援助医療チームが帰国。

2週間の活動、本当にご苦労さまでした。しかし、まだまだ医療援助を必要とする人たちもいるのではないでしょうか? もちろん、緊急援助チームだけでいつまでも援助を続けるというのは不可能でしょうが、たとえばドイツチームは、3カ月にわたってノウハウを伝授し、施設も引き継ぐそうです。

日本も、別の形で医療支援チームをつくり、息の長い支援をすることなども考えてよいのではないでしょうか。

四川大地震:医療チームが帰国…成田空港で解団式(毎日新聞)
独テント病院 被災地に開院 四川大地震 120人収容可ICUも完備 運営伝授後、引き渡し(東京新聞)

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自衛隊機の派遣話の顛末

四川大地震の救援物資を運ぶために、自衛隊機を派遣するという話は見送られることになった。

そもそも、この手の話は各方面の根回しがすんでから公表されるべきものなのだが、今回は、話が本決まりになる前に、日本側が「自衛隊を派遣する」と大きく公表してしまった。そこから、すれ違いが始まってしまったようだ。

しかし同時に、自衛隊の輸送機(C-130)は、実は意外と荷物がつめないという問題もある。民間輸送機の方がたくさんつめるのだ。そういう点でも、わざわざ自衛隊機の派遣に固執する理由はなかったといえる。

中国への空自機派遣見送り、発表 数日中に民間機第1便(朝日新聞)

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死者4万人、倒壊家屋536万戸、被災民約1235万人

中国・四川大地震、発生から1週間をむかえたが、死者は4万人を超え、負傷者は24万人、倒壊家屋536万戸、損壊家屋2143万戸、被災民は1235万人にのぼっている。

阪神・淡路大震災のときは、死亡者は6437人。負傷者は4万4000人、倒壊家屋は全半壊25万棟、一部損壊39万棟、焼失家屋7500棟、避難した人は約30万人だった。四川大地震の被害が桁違いに大きいことがよく分かる。

死者4万人超え、倒壊家屋は536万戸に(読売新聞)
倒壊家屋536万戸、核施設の被災も 四川大地震(朝日新聞)

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四川大地震:300kmの断層が動いていた!!

四川省の大地震を引き起こした断層は長さ300kmにもわたっていました。

300kmといってもピンと来ませんが、東京?名古屋が直線距離で約260km。東京?仙台、あるいは京都?下関ぐらいでほぼ300kmです。北九州市?大隅半島の先端までもほぼ300kmですから、九州全体を真っ二つにするような断層が動いたということになります。

そう考えてみると、今回の地震の規模の大きさが分かるのではないでしょうか。

四川大地震、断層のずれは最大13メートル(読売新聞)
四川大地震/断層破壊は2段階/エネルギー「阪神」の30倍/地震波から解析(しんぶん赤旗)

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中国四川省で、M7.8の直下地震

中国・四川省都江堰で、マグニチュード7.8の大地震で倒壊した中学校(2008年5月12日撮影、AFP=新華社)

中国・四川省でM7.8の地震。震源は、省都・成都の北西約150km。深さ10kmというから、直下地震の可能性大。重慶でも小学校が倒壊するなど、大きな被害が出ている模様です。

中国・四川省でM7・8の地震、死者5千人の見通しも(読売新聞)
中国南西部の地震、死者数が数千人規模に(AFPBB News)

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台風9号接近中!!

台風9号(レーダー降雨ナウキャスト 2007年9月6日19時40分 気象庁)

5時半に退社するときは、まだ雨は降ってなかったのですが、駅を降りてスーパーで夕食の材料を買い込んでいる間に本降りになりました。

レーダーでも、台風本体の雨雲が首都圏におしよせてきたことが分かります。目もしっかり映っています。今夜半に上陸して、関東を縦断していく見込みです。はたして無事に通過してくれるでしょうか?

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台風5号が九州上陸

台風5号(2007年8月2日21時10分、気象庁レーダー降水ナウキャスト)

台風5号が午後6時前に宮崎県に上陸。

東京でも、朝方、短時間に非常に激しい雨が降ったり(僕は、さいわいなことに降られなくてすみましたが)、午後もばたばたとあわただしい風が吹いたり、台風の影響を思わせる不安定な天気でした。

台風5号が宮崎県上陸 暴風域保ち、記録的豪雨も(西日本新聞)

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柏崎・刈羽原発で設計想定を超える揺れ

中越沖地震のさい、東京電力の柏崎・刈羽原発で、耐震設計で想定したよりも大きな揺れ(加速度)が生じていました。

柏崎・刈羽原発は、もともと近くに断層があるとして、危険だと言われていました。これにたいして、東京電力は“原子炉は基礎を直接岩盤に置いているので安全だ”としていましたが、今回の地震で、あらためて断層の危険性が明らかになったといえます。

ちなみに、今回、変電所が火災を起こした柏崎・刈羽原発3号炉は、プルサーマル計画が予定されている原子炉です。原子炉を緊急停止する前に停電していたら、沸騰水型炉の最大の弱点である制御棒の抜け落ちが起きたら、と思うと不安になります。

設計想定超える地震加速度=刈羽原発1、5、6号機で?東電(時事通信)

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揺れました 新潟沖でM6.6の地震

気象庁地震情報(2007年7月16日10時28分発表)

午前10時13分頃、新潟沖で地震発生。仕事中でしたが、ゆら?ゆら?と、一瞬めまいがしたのかと思うような、ゆっくりとした長い揺れが続きました。柏崎市あたりの沖合でごく浅い震源だということで、直上の柏崎市あたりでは重大な被害が出ているようです。

柏崎には、東京電力の柏崎・刈羽原子力発電所がありますが、震源地は、この原発のすぐ沖合あたりになるようです。

追記。NHKのニュースによれば、柏崎・刈羽原発3号機の主変圧器から煙が出ているということです。

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公立小中校舎、4328棟が大地震で倒壊の恐れ

学校校舎の耐震化が遅れていることは、以前から指摘をされていましたが、耐震診断の結果、「倒壊の恐れあり」とされた得に危険なものだけでも4300棟以上あることが判明。

公立小中学校校舎、4328棟が大地震で倒壊のおそれ(朝日新聞)

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石原知事の無責任発言

石原都知事が、阪神・淡路大震災で、知事の自衛隊出動要請が「遅くて2000人が死んだ」と発言したことにたいし、当時の兵庫県知事の貝原氏が反論。

石原知事の発言にいかに根拠がないかは、毎日新聞の「記者の目」欄で、同紙記者が詳しく明らかにしています。

しかし、それ以上に重大なのは、当の石原さんが、27日の記者会見で、この問題について「佐々淳行さん(元内閣安全保障室長)の受け売り。詳しくは佐々さんに聞いてください」と発言したこと。こんな人物が首都東京の防災行政の責任者かと思うと、怖ろしくなります。

記者の目:石原・都知事の阪神大震災発言(毎日新聞)
前兵庫知事、「石原発言見当違い」 阪神大震災巡り反論(朝日新聞)
自衛隊出動要請「遅れた」 大震災で石原知事再び(熊本日日新聞)

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三重県亀山市で地震

三重県亀山市で震度5強の地震
↑画像は、日本気象協会のホームページから。

午後12時19分頃、三重県中部、亀山市付近を震源とする地震が発生。亀山市で震度5強、マグニチュードは5.3。

そういえば、今日は昼からまったくニュースを見ていませんでした。そんなあいだに、世間ではこんなことが起きていたのか…。

三重県亀山市で震度5強・5人けが(NIKKEI NET)

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M7.1だそうですが…

石川県能登沖でマグニチュード7.1の地震が発生したそうです。
輪島市で震度6強を観測したと言っていますが、一般的には地震被害は震度5強あたりから大きくなります。テレビのニュースでも、まだ第一報程度のものしか流れていませんが、ちょっと心配です。

石川県能登沖で地震発生(2007年3月25日午前9時42分)

↑画面は日本気象協会のtenki.jpから

台風12号が南鳥島に接近

台風の接近で南鳥島に駐在する気象庁の職員らが避難したというニュースを読んで、あらためて調べてみると、台風12号は、もともと東太平洋で発生した巨大ハリケーン。それが西に進んで日付変更線をまたいで、日本の観測範囲に入ってきたので、8月27日に台風12号と命名されたものです。

台風12号(2006年9月1日 15時現在 Weathernewsから)

↑はWeathernews 台風ch.から。

今日の15時現在、中心気圧は925hPa(ヘクトパスカル)で、中心最大風速は秒速55メートル。標高20メートルの南鳥島じゃあ、直撃されたら大変です。避難する場所もないし。

なお、もっとも北よりのコースをたどった場合は、来週、東京に接近してくるかも知れません。

迫る猛烈台風、駐在員離島 南鳥島(朝日新聞)
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宮城県沖でM7.2の地震

宮城沖地震(8月16日)

午前11時46分頃に、宮城県沖を震源とする地震が発生。
職場でも、最初はちょっと揺れてるなぁという感じでしたが、数秒間、少しずつ揺れが大きくなって、いちばん大きく揺れたときは、事務所内の本棚がミシミシ揺れて、ちょっと気味が悪かったです。

最大震度は6-ということで、被害のほどが心配です。

※気象庁は、午後1時過ぎの記者会見で、マグニチュードを6.8(速報値)から7.2(暫定値)に修正。