関西方面でも『蟹工船』がテレビに登場するらしい

多喜二ライブラリー・ブログによると、今月6日、関西テレビのスーパーニュースアンカー(月?金、午後5?7時)で、『蟹工船』の特集が放送されるそうです。

多喜二ライブラリー・ブログ: 6/6関西テレビスーパーニュースで「蟹工船」特集

しかしローカルニュース枠ということで、残念ながら、こちらでは見れそうにありませ?ん (T^T)
ということで、どなたか番組を録画して見せていただけないでしょうか? ブログにアップしていただいても結構ですし、CD-Rに焼いて送って下さっても結構です(謝礼を差し上げることはできませんが、実費はお支払いします)。コメント、トラックバックなど、ご連絡をお待ちしています。
→個別のご相談が必要な場合は、Contactのページからメールをお送り下さい。

さて、今日の「東京新聞」こちら特報部の「週刊誌を読む」でも紹介されていましたが、作家の高橋源一郎氏が、『週刊現代』6月9日号で、『蟹工船』について書かれています。

高橋源一郎「『蟹工船』が流行っている」(『週刊現代』6月9日号)

高橋源一郎氏といえば、今年1月6日の「毎日新聞」で、雨宮処凜さんと対談し、そのなかで“『蟹工船』は、いま読んでもすごい”と最初に話題にされたお方。それが1つのきっかけとなって、いまの『蟹工船』ブームが始まりました。

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J-WAVE「もしも、あなたが“蟹工船”を知らなかったら…」

東京のFM放送局J-WAVEでも、『蟹工船』が取り上げられました。夜8時から放送されているJAM The WORLDという番組のなかのCASE FILEというコーナー(9時25分?30分放送)。今週の月曜日(26日)から3回連続で、女子美大の島村輝教授がインタビューに答えています。

1回目、2回目と聞き逃してしまって残念に思っていたのですが、ちゃんと番組のホームページに、その要旨が紹介されていました。

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『蟹工船』、ついにテレビに登場!!

「めざましテレビ」で『蟹工船』(2008年5月27日放送)
フジテレビ系「めざましテレビ」で『蟹工船』が取り上げられました(2008年5月27日放送)

今朝のフジテレビ系「めざましテレビ」に、小林多喜二の『蟹工船』が登場。午前7時20分からの「ココ調」で、「80年前の小説『蟹工船』今ブームの理由」のタイトルで約7?8分間にわたって取り上げられました。

「めざましテレビ」で戸部洋子アナが『蟹工船』を紹介(2008年5月27日放送)
戸部洋子アナが『蟹工船』について紹介しました。

新聞では、全国主要紙を総なめにした『蟹工船』が、いよいよテレビにも進出です。(^_^;)

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まだまだ続く『蟹工船』

何かと話題の小林多喜二『蟹工船』。まだまだ、メディアの企画は続いています。

新潮文庫の『蟹工船』が今年に入って5万7000部の増刷になったということは前に紹介しましたが、『週刊新潮』の記事によると、今月3万部の増刷をした後、さらに5万部の増刷を決めたようで、合計10万冊を超える大増刷になります。1996?2007年の12年間の総増刷部数が4万8000部だったのに、今年半年ですでにその2倍以上!! ホントにすごいブームです。

面白かったのは、これ↓。『週刊朝日』最新号(2008年6月6日号)に載った「週刊朝日“腐女子部”の『蟹工船』読書会@かに道楽」。『週刊朝日』編集部の20代?30代の女性4人が『蟹工船』をテーマに、かに道楽で読書会をやったという記事です。(^_^;)

週刊朝日“腐女子部”の「蟹工船」読書会@かに道楽(『週刊朝日』2008年6月6日号)
週刊朝日“腐女子部”の「蟹工船」読書会@かに道楽(『週刊朝日』2008年6月6日号)

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「格差は広がりすぎ」 フィナンシャル・タイムズ紙が世界8カ国で世論調査

「日経新聞」のコラムにあったフィナンシャル・タイムズ紙の世論調査を発見!! (^_^;)

フィナンシャル・タイムズ5月19日付の「大分水嶺のような収入の不平等」という記事。ヨーロッパ5カ国、アジア(日本と中国)、アメリカの8カ国で世論調査を実施。その結果、どこでも「金持ちと貧乏人とのギャップはあまりに広がりすぎている。金持ちはもっと税を支払うべきだ」と考えられているという点で非常に際立った結論が出たと述べるとともに、「グローバリゼーションの波が『スーパー金持ち階級』を生み出したため、収入の不平等が多くの国で重大な政治的争点になっている」と指摘している。記事中では、国連開発計画の2005年報告の推計として、「世界の最も金持ちの50人は、最も貧しい4億1,600万人よりもたくさん稼いでいる」というデータも紹介されている。

Income inequality seen as the great divide(FT.com)

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「毎日」夕刊「特集ワイド」に共産党・志位委員長!!

「毎日新聞」2008年5月21日付夕刊の紙面から

今日の「毎日新聞」夕刊の2面「特集ワイド」欄に、共産党の志位和夫委員長が登場しました!!

「『派遣労働』国会質問 若者の声代弁」「ネットでモテモテ」「ウルトラCなるか!?」という見出しで、志位委員長がインターネット上で人気となっていることを紹介しています。

特集ワイド:ネットでモテモテ、志位和夫・共産党委員長 ウルトラCなるか!?(毎日新聞)

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共産党・志位委員長がサンプロでマルクスを語る!!

サンデープロジェクトに出演した志位委員長(2008年5月18日)

共産党の志位和夫委員長が、今朝のサンデープロジェクトに出演。

「なぜいまマルクスか」、「資本主義は限界か?」、「日本経済の問題点」、「カール・マルクス『資本論』の精神」、「投機の問題点」、「ルールなき日本の資本主義」、「貧困・投機・環境」など、約25分間にわたって、田原総一郎氏の質問に答えました。

日本のテレビで、共産党の委員長を相手に、マルクスをここまで取り上げた番組は初めてではないでしょうか。いや?、面白かったです。田原氏も自分なりのマルクス論を展開して、投機マネーや格差の問題で、けっこう志位さんと議論が噛み合ってました。

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田原総一朗氏、マルクスを語る?!

今週の『週刊朝日』(5月23日号)で、サンプロでお馴染みの田原総一朗氏が、伊藤忠の丹羽宇一郎会長を前に、こんなふうにマルクスを語っています。

 田原 マルクスは、資本主義が金融資本主義になり、その信用がダメになって経済は破綻する、と書いています。

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地方紙の憲法社説を眺めてみた

「東京新聞」2008年5月3日付社説(同紙紙面から)

憲法記念日に前後して、憲法問題での地方紙の社説を眺めてみました。

信濃毎日新聞は、「憲法を暮らしの視点からとらえ直すこと」が大事だとして、5月2日から4日まで3日間、上中下にわたる社説を掲載したのが注目されます。そのなかで、「アフガンの人たちがいちばん聞きたがったのは、日本が経済大国への歩みを進むに当たり、平和憲法がどんなふうに役だったかの話だった」という話を紹介して9条の意義を強調、「平和で豊かな暮らしを守るためには、9条の縛りを緩めてはならない」と明快に主張しています。

社説:きょう憲法記念日 今こそ冷静な論議必要(秋田魁新報 5/3)
社説:憲法記念日に考える 『なぜ?』を大切に(東京新聞 5/3)
社説=憲法記念日(上) 9条は暮らしも支える(信濃毎日新聞 5/2)
社説=憲法記念日(中) 生存権を確かにしたい(信濃毎日新聞 5/3)
社説=憲法記念日(下) 表現の自由の曲がり角(信濃毎日新聞 5/4)
社説:憲法記念日/理念は生かされているか(北日本新聞 5/3)
社説:憲法記念日 今こそ憲法理念に思いを(岐阜新聞 5/3)
社説:憲法・生存権/「最低限」の生活の盾として(河北新報 5/3)
社説:憲法記念日 人権擁護し理想の追求を(神奈川新聞 5/3)
社説:憲法を考える(上)/9条を「国際公共財」に(沖縄タイムス 5/3)
社説:憲法を考える(下)/貧困と格差が尊厳奪う(沖縄タイムス 5 /4)
社説:憲法記念日 今こそ理念に輝きを (琉球新報 5/3)
社説:憲法記念日 改正論議の前に急ぐことがある(愛媛新聞 5/3)
社説:「生存権」が尊重される社会に 憲法と暮らし(西日本新聞 5/3)
社説:憲法記念日 平和に生きる権利 今こそ(北海道新聞 5/3)

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ついに内閣支持20%を割り込む

毎日新聞、共同通信の世論調査で、福田内閣の支持率がそろって20%を割り込んでしまいました。

毎日新聞世論調査:内閣支持18%まで下落 後期高齢者医療など「評価しない」7割(毎日新聞)
福田内閣支持急落19% 暫定税率再可決「不適切」72% 全国世論調査(西日本新聞)

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9条改正反対が過半数―メディアの世論調査

「朝日新聞」2008年5月3日付朝刊から
「朝日新聞」2008年5月3日付朝刊から

マスコミ各紙が憲法世論調査を発表。いずれの調査でも、9条については改正反対が多数を占めているのが特徴です。

「朝日」の調査では、9条について「変えない方がよい」が66%を占め、「変える方がよい」の23%を大きく上回っています。

9条改正反対66%に増、賛成23%に減 本社調査(朝日新聞)
「改憲に賛成」48%、「現在のまま」43%・日経世論調査(NIKKEI NET)
改憲必要57%、不要34% 南日本新聞鹿県民調査(南日本新聞)
改憲容認の道民 九条維持58%に増加「戦力明記を」14ポイント減 世論調査(北海道新聞)

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読売1面トップに小林多喜二『蟹工船』が!!

「読売新聞」2008年5月2日付夕刊から
「読売新聞」2008年5月2日付夕刊から

本日付「読売新聞」夕刊の1面トップで、小林多喜二『蟹工船』が記事に!!

中味を呼んでみると、『蟹工船』ブームの紹介で、何をいまさらという感もします。それでも、あの読売新聞の1面トップに小林多喜二の『蟹工船』の記事が載る、というのは、やっぱりニュースでしょう。(^_^;)

記事によると、新潮文庫版の『蟹工船』が、今年だけで2万7000部の増刷になったそうです。近くの書店でも平積みになっていますが、赤と黒のこの力強いデザインが目立っています。

「蟹工船」再脚光…格差嘆き若者共感、増刷で売り上げ5倍(読売新聞)

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福田内閣の支持率、とうとう20%に

ガソリンなどの暫定税率復活を強行した4月30日、5月1日の世論調査を、朝日と日経が発表。福田内閣の支持率は、朝日で20%、日経で21%と、さらに下落した。不支持率も、日経調査では68%にのぼった。

内閣支持率20% 政党支持は民主が逆転 本社世論調査(朝日新聞)
内閣支持率21%に急落・日経世論調査(NIKKEI NET)

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福田内閣不支持率ついに60%

福田内閣の支持率をメディア各紙が相次いで報道。ついに支持率20%台になっても、もはやニュースにもならない…。

内閣支持25%、不支持60% 本社世論調査(朝日新聞)
内閣支持率、29%に低下・日経世論調査(NIKKEI NET)
福田内閣、不支持が5割超=支持続落27.6%に?時事世論調査(時事通信)

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イラク空自違憲判決で地方紙の社説を読む

昨日の名古屋高裁のイラクへの空自派遣の違憲判決について、地方紙の社説を読んでみました。

それにしても、政府は高裁判決に従うつもりはさらさらないようですが、裁判所の判決を政府が先頭切って無視するようでは、とても国民に向かって法律を守れとは言えなくなります。

社説:イラク空自違憲判決 まだ派遣を継続するのか(北海道新聞)
社説:イラク派遣 「違憲」判断の重大さ(信濃毎日新聞)
社説:空自派遣「違憲」 司法判断の意味は重い(中国新聞)
社説:イラク派遣違憲判断/この重み受け止めなくては(河北新報)
社説:イラク空自違憲 「派兵」への歯止めだ(中日新聞)
社説:イラク空自違憲 高裁判断を無視するのか(新潟日報)
社説:イラク空輸違憲判断/国民に活動の全体像示せ(岐阜新聞)
社説:【イラク派遣】明快な違憲の判断だ(高知新聞)
社説:イラク違憲判決 空自部隊は直ちに撤収を(神奈川新聞)
社説:イラク派遣違憲 撤退を迫る画期的な判断(琉球新報)
社説:「違憲」は国民の不信映す イラク空自活動(西日本新聞)

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内閣支持率も下がったが、民主党支持率も下がった

福田内閣の支持率、NHKの世論調査でも読売新聞の世論調査でも、さらに低下しています。しかし、それだけじゃあ最早ニュースにはなりません。

おもしろいのは、ここまで福田内閣の支持率が下がっているのに、民主党の支持率がちっとも伸びないこと。NHKの世論調査では、逆に5ポイント以上下がってしまいました。読売の世論調査でも、小沢・民主党代表の対応を「評価する」33%、「評価しない」62%のダブルスコアです。

NHK世調 内閣支持率35%(NHKニュース)
NHK世論調査 各党の支持率(NHKニュース)
内閣支持率30%、前月より3.9ポイント減…読売調査(読売新聞)
与党支持層に「福田離れ」、民主にも厳しい評価…読売調査(読売新聞)

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福田も小沢も「首相にふさわしくない」65%

「毎日新聞」の世論調査で、「福田康夫首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいか」という質問に、「どちらもふさわしくない」が65%で圧倒的多数を占めました。福田首相がふさわしいという回答は20%、民主党の小沢代表にいたっては12%しかありませんでした。

世論調査:福田氏も小沢氏も首相にふさわしくない…65%(毎日新聞)

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ついに逆転!! 憲法改正反対が賛成を上回る

読売新聞の世論調査で、憲法改正に「反対」が43.1%で、「賛成」42.5%を上回る結果が明らかに。2004年の「改正しない方がよい」22.7%、「改正する方がよい」65.0%から、「改正反対」は右肩上がりで増加。ついに逆転した。

憲法改正反対が逆転(「読売新聞」2008年4月8日付朝刊)
憲法改正反対が逆転(「読売新聞」2008年4月8日付)

憲法改正「反対」43%、「賛成」を上回る…読売世論調査(読売新聞)
「年間連続調査・日本人(4)憲法」(読売新聞)

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内閣支持率、ついに20%台に

もはや福田内閣の支持率が下がったというだけでは、ニュースにもならなくなってきたのかも知れないが、それにしても20%台というのは1つの事件かも知れない。

特徴的なのは、福田内閣の支持率がここまで下がっているにもかかわらず、民主党の支持率がさっぱり伸びないこと。中味のない「対決」戦術に国民はうんざり、ということだろう。

内閣支持率:6ポイント減の24% 政権発足以来最低(毎日新聞)
内閣支持率:「政権、危険水域に」 道路財源、新提案も評価低く――毎日新聞調査(毎日新聞)
ガソリン再議決反対64% 福田内閣支持26%に急落(東京新聞)

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こんどはサンデー毎日

先週の「週刊朝日」に続いて、こんどは「サンデー毎日」(4月13日号)が「共産『志位人気』に自民、民主が脅えている」の記事を見開きで掲載しています。

「サンデー毎日」4月13日号

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いわく、「閉塞感が強まる国会で、共産党委員長・志位和夫の奮闘が目立っている」。派遣労働問題での志位委員長の国会質問(「志位G・J」)だけでなく、共産党が先頃発表した農業政策や後期高齢者医療制度問題の追及などにも注目しています。