注目される「日経」の論調

「いまさら、何を言う」という感じもしなくはないが、「日本経済新聞」におもしろい記事が載っていたので、貼り付けておこう。

1つは「大機小機」(5月24日付)。「東電問題を考える視点」と題して、金融機関に東電向け債権放棄を促す発言が政府首脳からでていることに異を唱えたコラムなのだが、そのなかで、コラム子は、民間電力会社に原子力発電という「国策遂行の役割を担わせた」のだから政府が責任をとるべきだという。つまり、税金を投入して東電を救済し、金融機関が債権放棄などせずにすむようにせよ、というわけだ。なるほど、さすが財界の新聞だけのことはある。

それでも、そのなかで、こんなことを認めざるを得なくなっている。

地震・津波などの自然災害に耐える安全対策、使用済み核燃料や廃炉などの恒久的で安全な処理・処分、不可抗力の大事故が起きた際の損害賠償への備え。こうした費用を織り込めば、原発は安上がりな電源ではなく、民間企業の手に負えるものでもない。

そう、「原発は安上がり」なんていうのは、まったくのデタラメだったのだ。そんなことは、原発建設に反対する人たちは、昔から主張していた。しかし、政府と東京電力と財界が、そんな意見にお構いなしに、そのデタラメを振りまき続けてきたのだ。「日本経済新聞」自身はどうだったのか? そのことを棚に上げて、いまごろ突然、「民間電力会社に国策遂行の役割を担わせた」政府の責任を言いつのってみても、なんの説得力もないではないか。

「原発は安上がり」というのは嘘だった。「日本経済新聞」がそのことを認めたという事実は、それでも記録しておくに値するかも知れない。

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専門編集委員も不破講義「明快」と

先日、「毎日新聞」の岩見隆夫氏が「出色」と評価した不破さんの原発事故講義。こんどは、今朝の「毎日新聞」コラム「水説」で、専門編集委員の潮田道夫氏が、雑誌『世界』6月号の柳澤桂子さんの論文とともに不破さんの講義にふれ、「明快」と感想を述べています。曰く――

「使用済み核燃料の最終処分問題を放置したまま原発の運転を続けた結果、高濃度放射性廃棄物が限界にまで積み上がっている。それが不破さんの憂慮するところ」
「原子力で発電を開始する以上、最終処理問題にケリをつけておくべきなのは言うまでもない」

潮田氏の結論もきわめて「明快」です。

水説:核のゴミ捨て場:毎日新聞

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毎日・岩見隆夫氏、「出色」の不破講義に注目す

岩見隆夫「近聞遠見」(「毎日新聞」5月21日付)

先日の「綱領・古典の連続教室」でおこなわれた日本共産党の不破哲三・社研所長(元衆議院議員)の福島原発問題にかんする講義を、岩見隆夫氏が今朝の「毎日新聞」2面のコラムで取り上げています。「日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろわかりやすい」、不破さんは「二十数年間、原発災害という同じテーマで質問し続けた唯一の政治家」、「原子力への理解を深めるためにも、不破講義の一読をおすすめしたい」と紹介しています。

近聞遠見:トイレなきマンション=岩見隆夫:毎日新聞

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これは見るべし! NHK-ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」

先日の日曜日夜に放送されたNHKのETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」。東京電力福島第一原発の事故直後から、自主的に現地に入って放射能汚染の実態を調査してきた木村真三さん(放射線医学研究所の元研究官)ら研究者たちを追ったドキュメンタリーです。

【ETV特集】「ネットワークでつくる放射能汚染地図―福島原発事故から2か月―」

ショックだったのは、20km圏外の浪江町赤宇木や飯舘村で高い放射線がでていることは、文科省のモニタリング調査でも分かっていたにもかかわらず、その事実が地元にはまったく伝えられていなかったこと。その間、赤宇木地区の集会所には、20km圏内から避難してきた人たちが避難生活をしていたのです。その人たちは、木村さんが放射線の実態を詳しく話して、ようやく3月30日に他所へ移ってゆきましたが、汚染の事実をつかみながら、「風評被害を招くから」という理由で、それを現地につたえない態度は犯罪的でもあります。

餌が届かなくなり、3万羽の鶏が餓死した養鶏農家の悔しさ、米作りをあきらめざるをえなかった農家の「もみにはなんの罪はない」という言葉、葉タバコの苗を「雑草だと思うしかない」と言って捨てる農家の言葉は、事故の被害の深刻さを実感させてくれます。

飯舘村では、京都大学と広島大学のチームが村内の汚染状況を調査。結果はかなり深刻で、研究者の「現実とは思えない」「いまここで起きている汚染を測定して記録する。そして歴史に残す。それが僕の仕事」という言葉がずっしり響きます。そこで無農薬・安全を売り物に米作りをしていた農家の悲嘆はあまりに大きいものがあります。

政府の発表をオウム返しにして、テレビでも「ただちに健康に影響はありません」と繰り返していたNHKですが、こうしたしっかりした番組づくりもやっていたのだと感心しました。

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浜岡停止は評価するが政府の対応は不十分

菅内閣の支持率と震災・福島原発事故をめぐる各社の世論調査がいっせいに発表されました。共通しているのはーー

  • 内閣支持率はわずかにあがったが、依然として低い。
  • 震災・原発事故の政府の対応は6割ぐらいが「評価しない」
  • そんななかで、浜岡原発の停止については、6〜7割が評価。
  • 他方で、浜岡以外の原発については停止を求めないとしていることについては、選択肢が基本的に二択の場合は「賛成」49%(朝日)、「停止する必要ない」54%(毎日)、「支持する」43%(ANN)など肯定派が多数を占めるが、三択になっているNHK調査では、「妥当」28%、「妥当ではない」21%にたいし「どちらともいえない」が46%で最も多い。
  • 復興財源のための増税については、「朝日」が賛成45%、反対40%、「読売」が賛成50%、反対46%、「毎日」が賛成48%、反対41%など、賛成が反対を上回っているがその差はわずか。しかも、「朝日」「毎日」では、「賛成」はともに先月からは10〜14ポイント低下している。また、増税賛成と回答したなかで、消費税増税はせいぜい半分。ということは、世論全体では、復興財源のための消費税増税に賛成する意見は25%程度しかないということ。

ところで、原発そのものの是非についてみると、「朝日」では「賛成」43%対「反対」36%と賛成がやや多いが、先月の50%から7ポイント減少している。「読売」は「増やすべき」4%しかなく、「現状維持」34%にたいして、「減らすべき」44%、「すべてなくすべき」15%をあわせると6割近くが減らすか全廃することを求めている。「毎日」の場合も、「(原発は)やむを得ない」31%にたいして、「減らすべき」47%、「全て廃止すべきだ」12%で、あわせると59%になる。ANN調査でも「増やしていく」4%、「現状維持」39%にたいし「減らしていく」52%と過半数を占めている。即時全廃は難しいと思いつつも、減らしていくべきだという世論が多数を占めていることが分かる。

NHK調査 内閣支持率28%:NHKニュース
毎日新聞世論調査:浜岡停止「評価」66% 他の原発停止「不要」54%:毎日新聞
毎日新聞世論調査:原発、揺れる民意 6割近くが「脱却志向」 性急な政策転換望まず:毎日新聞
首相の浜岡停止要請、「評価」62% 朝日新聞世論調査:朝日新聞
賠償で電気料金値上げ「納得」48% 朝日新聞世論調査:朝日新聞
世論調査―質問と回答〈5月14、15日実施〉:朝日新聞
首相の浜岡停止要請、66%評価 共同通信世論調査:共同通信
ANN世論調査:テレビ朝日
原発賠償「国負担増を」56%…読売調査:読売新聞
「内閣・政党支持と東日本大震災関連」2011年5月電話全国世論調査:読売新聞

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大震災と憲法―憲法記念日の社説を読む

ことしの憲法記念日の社説。東日本大震災と福島原発事故という未曾有の事態をうけて、震災と復興をテーマにした社説が多く見られました。

読売新聞のように「緊急事態基本法の制定へ本格的に動き出すべきだ」と主張する社説もあるが、多くの地方紙は、「憲法の理念を土台に、日本社会を再生させなければならない」(北海道新聞)、「(復興計画の)根底に据えるべきは、憲法の理念である」(神戸新聞)、「(憲法の)原理、理念に基づいた被災者、避難者の救援・救済、被災地の復旧・復興のありようがまさに今、問われている」(福島民友新聞)、「東日本大震災を受けた復旧、復興への国の取り組みが、その(憲法の理念の定着の)度合いを測る試金石となる」(河北新報)など、あらためて憲法の理念に立ち返り、生存権など憲法の理念を生かした復興をすすめよう、と共通して提起されています。

非常事態条項を盛り込もうとする動きにたいしては、北海道新聞が「非常時に名を借りて人権を制限する論議は本末転倒だ」ときっぱり批判しています。

希望への道しるべとして 憲法記念日(5月3日):北海道新聞
大震災と憲法/被災者のためにもっと生かそう:神戸新聞
震災と憲法 復興への「道しるべ」に – 社説:中国新聞
被災者と憲法  「人間復興」へ理念生かそう :京都新聞
【憲法記念日】日本再生の基本理念に:高知新聞
[憲法記念日] 大震災を乗り越える「理想の灯」に:南日本新聞
憲法記念日/「国難」へその理念を今こそ:福島民友新聞
憲法記念日 震災で問われる生存権:山陽新聞
東日本大震災 憲法記念日/理念を被災者支援のために:河北新報

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効率重視の農業 転換を―毎日新聞で東大・鈴木宣弘教授

「毎日新聞」2日付で、東京大学の鈴木宣弘教授が、東日本大震災の「復興」と称して「今こそ大規模化の好機だ」「それをモデルにTPPも推進できる」とする議論にたいして、「現場の農業者が『どうやって経営を再建するか』と悩んでいる時に誠に不見識で心ない極論」「大災害によって可能になるような大規模化がどうして全国モデルになるのか」と批判している。

「風評被害」についても、「一方で福島県産や茨城県産の農産物を都会で直売すると、大勢の人が集まって買っていく」と指摘して、「一部企業が出荷停止対象外の野菜まで購入を打ち切ったことは残念」と指摘して「食品の加工・流通・販売に携わる企業の姿勢も問われている」と提起している。傾聴に値する指摘だ。

復興に向けて:東日本大震災 東大農学生命科学研究科教授・鈴木宣弘さん:毎日新聞

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原発をめぐる世論動向

福島原発事故を受けて、原発問題にかんする世論調査。

大事なことは、あれだけの事故が起きても、「原発はただちにやめるべきだ」といういわゆる「脱原発」は、けっして世論の多数ではない、という事実をどうとらえるか、という問題。

朝日新聞では、「原子力発電を利用することに賛成ですか。反対ですか」の質問に、賛成50%、反対32%という結果が出ている。あるいは、「日本の原子力発電は、今後、どうしたらよいと思いますか」の質問に、さすがに「増やす」は5%しかないが、「減らす・やめる」が合わせて41%なのにたいして、「現状維持」が51%にのぼっている。毎日新聞の調査では、「原子力発電にたよる日本のエネルギー政策は?」の質問に、「すべて廃止」は13%しかなく、「やむを得ない」と「減らすべきだ」が40%、41%とほぼ拮抗している。読売新聞の調査でも、もっとも多いのは「現状維持」46%で、「減らす」29%、「全廃」12%しかない。

しかし、他方で、朝日世論調査でも、89%が福島第一原発の事故に「不安を感じている」と答え、88%が福島第一原発以外の原発についても「不安を感じる」と回答しており、ほぼ9割の国民が原子力発電に不安を感じているのだ。福島新聞の世論調査では、66.8%が「運転は止めない」と言いつつも「安全対策の充実」を求めている。

原発には不安を持つが、原発を減らしたり廃止したりすることは難しいのではないかと思い、当面安全対策の充実を求める――だいたい、ここらあたりに現在の世論の特徴があると言えよう。

世論調査―質問と回答〈4月16、17日実施〉:朝日新聞
東日本大震災:復興増税、賛成58%――毎日新聞世論調査:毎日新聞
時事ドットコム:仏原発支持、58%に低下=日本は39%―世論調査
函館市民 大間原発「不安」87% 本社世論調査 建設中止も49%:北海道新聞
「原発運転継続容認」7割超 敦賀市長選世論調査:福井新聞
「内閣・政党支持と東日本大震災関連」2011年4月電話全国世論調査:読売新聞

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大きな声で言いましょう 共産党以外の政党は政党助成金をガマンせよ!!

「毎日新聞」の専門編集委員である牧太郎氏が、19日付の夕刊で、「政党交付金をガマンせよ!」と書かれています。

しかし、「歳費を半年間3割(月約50万円、期末手当を含めたベースで)減額」しても、議員1人あたりの削減額はわずか300万円。国会議員が衆参合わせて、およそ700人としても、削減額はたった21億円にしかなりません。

それにたいして、政党助成金は年間320億円。政党はまずこれをガマンせよ! というわけです。もちろん、牧太郎氏は、「共産党はこの制度を憲法違反と主張して受け取っていない」と、きちんと指摘されています。

震災復興のために「絆」が必要だというなら、共産党以外の各党は、まず政党助成金を返上してはいかがでしょうか。

牧太郎の大きな声では言えないが…政党交付金をガマンせよ!:毎日新聞

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日経新聞 「原発の最悪事態も想定し万全の対応を」の社説を掲載

日本経済新聞が、今朝の新聞で「原発の最悪事態も想定し万全の対応を」と題する社説を掲げました。

社説は「使用済み核燃料の過熱は予断を許さない」「原子炉が壊れて多数の人が被曝する惨事の恐れはなお拭いきれない」と指摘。さらに「放出された放射性物質は原発から半径30キロメートルを超える地域まで、微量ながらも広がりつつある」と懸念を表わし、「万が一の事態も想定し、広範囲の住民避難や医療提供の準備も急ぐべきだ」と提起しています。

原発の最悪事態も想定し万全の対応を:日本経済新聞

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解散・総選挙をめぐる国民世論はまだまだ揺れている

産経新聞による世論調査。「予算や予算関連法案が年度内不成立なら解散すべき」が45%を占める一方で、次の衆議院選挙の時期については、「できるだけ早く」は23%しかなく、「会期末の夏頃」が35%、今年後半以降が37%(「今年後半」11%、「来年中」4%、「任期満了または再来年」22%)と割れている。解散・総選挙をめぐる国民世論はまだまだ揺れているようだ。

【世論調査】内閣支持率、初の20%割れ18% 不支持7割弱 「予算年度内不成立なら解散」45%:MSN産経ニュース
【世論調査】小沢氏、民主党に厳しい視線 小沢系造反劇は不評:MSN産経ニュース
【世論調査】質問と回答(2月26、27日調査):MSN産経ニュース

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菅内閣支持22% 小沢元代表「議員辞職すべき」52%

日本経済新聞社の世論調査で、菅内閣の支持率が22%に。

民主党の支持率も22%に低下したが、自民党の支持率は28%で1月と変わらず、「民主批判の受け皿になりきれていない」という。衆議院解散・総選挙については、「できるだけ早く解散すべきだ」31%にたいし「急ぐ必要はない」34%でほぼ拮抗。世論はまだまだ揺れている。

菅内閣支持22%に下落 発足以来最低 本社世論調査:日本経済新聞

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民主党政権「続いた方がよい」はわずか22%

朝日新聞の世論調査では、解散・総選挙については「できるだけ早く実施すべきだ」は39%で、「急ぐ必要はない」の方が49%と上回った。まだ、世論は一路解散へとはむかっていないのか。

内閣支持率20%も深刻だが、それよりも深刻なのは「今後も民主党を中心にした政権が続いた方がよいか」との問いに、「続いた方がよい」とする回答が22%しかなかったこと。菅内閣だけでなく、民主党政権そのものが国民から見放されつつあるようだ。

内閣支持率20% 発足以来最低 朝日新聞世論調査:朝日新聞
世論調査―質問と回答〈2月19、20日実施〉:朝日新聞

もう1つ大事なことは、小沢一郎氏にたいする批判が引き続き厳しいこと。

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国民世論は、衆院解散を求め始めたようだ

「毎日新聞」の世論調査で、早期解散を求める声が60%になる一方で、「解散は急がなくてよい」の回答は9ポイント減で36%になったという。「ねじれ国会」にぐずぐずの民主党政権、政治の行き詰まりはとことんまで行き着いた感があって、国民世論は、いよいよ解散総選挙を求める方向へ動き始めたようだ。

本社世論調査:菅内閣支持19% 「早期解散を」60%:毎日新聞

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産経新聞が核・安保政策で世論調査

産経新聞が核・安保問題で世論調査を実施した。

産経新聞は「核論議は長くタブー視されてきたが、いよいよ国民が許容する時期を迎えている」と、日本の核武装を含めて国民が許容し始めたかのように書いているが、中身を読むと、55.9%が「非核三原則」を「堅持すべき」と答えているし、48.6%が「日本が核を保有しなくても日本の安全は守られる」と答えている。「日本の安全保障体制について、最も望ましいのは」の問いに「核を保有した自主防衛」と答えたのは10.2%にすぎない。

また、「日米安保体制を堅持すべきか」の問いには77.3%が「思う」と答えているが、「日本の最も望ましい安全保障体制」としては「日米安保体制の堅持」は43.4%しかない。現在の東アジア情勢のもとでは、安保はやむを得ないが、将来にわたって日米安保体制を維持する必要はないと考えている人が30%以上存在するというか。なかなか興味深い現象かもしれない。

国会で核議論すべき86.7%:MSN産経ニュース
「4島一括返還変換求める」51.3%:MSN産経ニュース
質問と回答(2月12、13日調査):MSN産経ニュース

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あらなんと、不破さんのラブレターが…

『婦人公論』2011年2月7日号

普段は女性雑誌はまったく読まない(『女性のひろば』を除いて)のですが、前号(1月22日号)の『婦人公論』から、不破さんの奥さんの上田七加子さん ((よく知られているように、不破さんの本名は上田建二郎。「不破哲三」は、不破さんが労働組合の職員だったときに『前衛』に論文を書くために使ったペンネームです。))の「夫・不破哲三との革命的熱愛人生」が短期集中連載されています。

で、その第2回(2月7日号)に、なんと不破さんが七加子さんに送った手紙が紹介されていました。歴代政府を追及する論理の鋭さや、最近のマルクス研究など理論家で知られる不破さんが、いったいどんなラブレターを送ったのでしょうか。(*^_^*)

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読売「時代の証言者」不破哲三の巻が完結

「読売新聞」2010年12月11日付読売新聞に連載されている不破さんの「時代の証言者」、今朝の第29回で完結しました。

最終回は「入党64年 世界観揺るがず」。入党して以来の64年を、「長い間にはいろいろな時期があり、離合集散も経験しました」「でも、私自身はこの運動をやめようと考えたことは一度もなかった。ジグザグはあっても、根底にある世界観への確信は揺らぎませんでした」と振り返っています。

また、将来についても、「今も共産党に対する根深い偏見はありますが……、根深いとはいえ、偏見に客観的根拠はない」「選挙でしか日本を変えることはできません。時間はかかっても、閉塞状況の打破を求める国民の願いと、〔外交面の「アメリカの傘」、内政面の「財界依存」という〕二つのしがらみからの解放を追求する私たちの努力は、必ずや合流すると信じています」と結んでいます。

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一番分かりやすいニュース番組だったんですけどねぇ…

NHKの「週刊子どもニュース」が12月で終了することになりました。

僕もよく見ていましたが、子ども相手ということで、政治家の思惑がどうだとか、いわゆる「政局」にどんな影響を与えるかなど、余計なコメントが一切なし。そこが、わかりやすかった一番の理由だったんですが。

週刊こどもニュース終了へ 実はお年寄りに人気、衣替え:朝日新聞

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日刊スポーツ 赤旗まつり不破「科学の目」講座に注目!

「日刊スポーツ」2010年11月8日付「政界地獄耳」

「日刊スポーツ」2010年11月8日付

すでにあちこちのブログで取り上げられて、いささか旧聞に属することになってしまいましたが、11月8日付の「日刊スポーツ」が、「政界地獄耳」というコラムで、赤旗まつりでの日本共産党の不破哲三前議長(元衆議院議員)の講演に注目しています。

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菅政権、内閣支持率が急低下

間内閣の支持率が急低下している。

日本経済新聞・テレビ東京の世論調査では、支持率は9月調査から31ポイントも低下して支持40%、不支持48%に。産経新聞・FNN調査でも、支持率は12.1ポイントの急落して36.4%、不支持率は11.7ポイント増加して46.5%となって、いずれも逆転した。

(本社世論調査)内閣支持40%に急落:日本経済新聞
評価しない理由「外交」急増 指導力不足厳しい視線:日本経済新聞
【世論調査】菅内閣の支持率急落36.4% 発足後「最低」 尖閣の対中外交や小沢氏問題が直撃:MSN産経ニュース
内閣支持、39%に低下=不支持と並ぶ―時事世論調査:時事通信

問題はその不支持理由。「日経」も「産経」も、「尖閣・小沢氏問題響く」(日経)、「尖閣の対中外交や小沢氏問題が直撃」(産経)と見出しを立てているが、記事をよく読むと、たとえば「産経」では、管制圏の対応を評価しないと回答した率が1番高いのは「景気対策」の75.2%。「日経」調査では、評価しない理由のトップは「外交・安全保障への取り組み」28%だが、2番目は「景気対策への取り組み」21%。なのに、「日経」「産経」とも、記事のなかでは景気問題への言及がまったくない。不思議である。

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