東アジア中核天文台連合がスタート

21日、日本、中国、韓国、台湾の主要な天文機関が「東アジア中核天文台連合」(EACOA)の結成文書に調印。望遠鏡の共同利用や、将来的には共同の天文台建設を目指す。

地味だけど、こういう交流の拡大は歓迎したい。(個人的に、いちおう元天文ファンだし) 海部先生、「すばる」に続いて、ご苦労さまです。

天文台連合:星空はアジアをつなぐ――日・中・韓・台で結成、望遠鏡利用など協力(毎日新聞)

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太陽系第10惑星、発見?

NASAが、質量が冥王星の1.5倍で、冥王星の2倍の距離を周回する天体を発見したと発表。本当なら、太陽系第10惑星ということになります。

→NASAの発表:
NASA – Funded Scientists Discover Tenth Planet

太陽系に第10惑星、冥王星より遠い大きい…NASA(読売新聞)

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ディープインパクト

テンペル第1彗星の核

NASAの彗星探査機「ディープ・インパクト」から放出された衝撃弾が、日本時間7月4日午後2時50分過ぎ、地球から約1億3000万キロの距離でテンペル第1すい星の核に命中。

僕的には、衝突体の命中による爆発よりも、彗星の核の鮮明な写真が撮られたこと、そこにクレーターがあったことの方にびっくりしました。昔は、彗星の核は何でできてるかって、あれこれ推測しながら議論してたんですけどねぇ…。

NASA – Deep Impact

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地球と月と太陽の関係は?

今日の「毎日新聞」科学欄の「理系白書’05」の記事。

都内のある短大で「自然科学概論」を教えている先生が、最初の講義で、受講生にアンケートをとって仰天したという話が紹介されています。

 「地球と月と太陽の関係を簡単に説明せよ」との問いに正しい答えを書いたのは114人中10人。「太陽が地球の周りを回っている」という「天動説」を書いた学生が、正解者と同数いた。(中略)
 さらに気がかりなのは、半数以上の回答が白紙だったことだ。「理科なんて嫌い、面倒だという姿勢が心配です」と教授は嘆く。[毎日新聞 2005年5月25日朝刊]

半数以上の白紙回答というのは、おそらく、何が質問されているか、何を答えたらよいかもよく分からなかった、というのが正直なところでしょう。

まあ、地球と月と太陽の関係は?と問われたら、「三角関係」とか、答えはいろいろあるだろうけれどさ…。(^^;)

子どもの脳死判定の難しさ

定義から言えば、半年後に自発呼吸の兆候が見られたのだから、脳死ではなかったということ。脳死でなかったものを、脳死と判定したとすれば、判定基準に問題あり、ということになります。

「脳死状態」診断の小児、半年後自発呼吸の例も(朝日新聞)
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コククジラの謎…

袖ヶ浦沖を泳ぐコククジラ

今日は、東京湾を横断して、横浜に登場したコククジラ。体のまだら模様は、フジツボが張り付いているからだそうです。しかも、クジラが体調不良になると、そのフジツボがはがれてしまうとか…。

でも、どうやってフジツボが張り付くんでしょう? まさか、ずっとじ〜〜〜〜〜っとしている訳じゃないだろうし。う〜む、謎だ…。
誰か教えてくださ〜〜〜い。m(_’_)m

コククジラ

日本は正答率54% う〜む…

科学常識を○×でチェックする11問の質問をしたところ、日本の正答率は54%で17カ国中13位。1位スウェーデン(73%)に負けたのはともかく、アメリカ(63%=5位)にも負けたというのが情けない…。

ということで、みなさんも○(正)か×(誤)かで回答してみてください。(回答は「追記」にあります)

【科学常識チェック】

  1. 地球の中心部は非常に高温である
  2. すべての放射能は人工的に作られた
  3. 我々が呼吸に使う酸素は植物から作られたものである
  4. 赤ちゃんが男の子になるか女の子になるかを決めるのは父親の遺伝子である
  5. レーザーは音波を集中することで得られる
  6. 電子の大きさは原子の大きさよりも小さい
  7. 抗生物質はバクテリア同様ウイルスも殺す
  8. 大陸は何万年もかけて移動しており、これからも移動するだろう
  9. 現在の人類は、原始的な動物種から進化したものである
  10. ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた
  11. 放射能に汚染された牛乳は沸騰させれば安全である

※このエントリーは、大学への基礎数学-雑記帳: あなたの科学常識をはかる11問、らしいです−突っ込みどころ満載ですが(笑)から情報を教えていただきました。m(_’_)m

科学常識このぐらいは――目安作り、文科省乗り出す(読売新聞)
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天気不明?

不明といっても、もちろん雨ではなかったことは明らか。問題は、「快晴」か「晴れ」か「曇り」かが分からなかったということですね。こればっかりは、空を見上げて雲量を確認しないとダメですからね。

「天気は不明」黄砂影響、仙台気象台が異例の発表(読売新聞)
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祝! ひまわり6号、静止軌道に

26日打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT-1R)は、今日午前、無事、静止軌道上の所定の位置に入りました。これで、自前の気象衛星による映像が確保できるようになります。
おめでとうございま??す ?(^^@)/

ちなみに、この衛星、いままで「愛称」がなかったのですが、今日、はれて「ひまわり6号」に決定しました。

愛称は「ひまわり6号」 打ち上げ成功の新衛星(朝日新聞)
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太陽電池パネルの展開に成功!

H2Aロケットで打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT-1R)ですが、3回の軌道修正に成功し、太陽電池パネルも無事開くことができました。

静止位置への到着まであと3日! がんばってください(って、誰が頑張るんや? ←「あしたま」的ツッコミ)

運輸多目的衛星、動力源の太陽電池パネル展開に成功(毎日新聞)
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新発見か、はたまたピルトダウン人の二の舞か?

インドネシアで発見された小型の新種の化石人類が、高度な知能を持っていたという話。脳の容量400ccというのは猿人並みなんですが、脳の形は原人に近く、発掘調査の結果も火や道具を使った痕跡があるということで、新種の化石人類ではないかいうのです。

しかし、人類学では、ピルトダウン人捏造事件という“前歴”もありますからねぇ…。今後に注目したいと思います。

新種人類:体はサル、脳はヒト並み インドネシアで発見(毎日新聞)
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MTSAT-1R、第1回エンジン噴射成功

MTSAT_1R(運輸多目的衛星)

26日に打ち上げられたMTSAT-1R(運輸多目的衛星、気象衛星「ひまわり」の後継衛星)ですが、27日19時15分、静止軌道に移るための第1回のアポジスラスタ点火を予定どおり実施しました。

アポジスラスタ点火は、この後も、3月1日12時37分、3月4日9時32分に行われます。

打ち上げはJAXAの担当でしたが、打ち上がった後のMTSTA-1Rの運用は気象庁の管轄になります。
→気象庁のホームページ:気象衛星観測について

H2A:予定通り1回目のエンジン噴射 新衛星(毎日新聞)
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打ち上げ成功?

H2Aャ??ット7号機打ち上げ

とりあえずH2Aの打ち上げに成功したみたいですね。おめでとうございま?す。(写真は株式会社ロケットシステムのMTSAT-1R / H-IIA F7 カウントダウンから。

H2Aロケット:多目的衛星分離、打ち上げ成功(毎日新聞)

打ち上げの様子はこちら。

MTSAT-1R / H-IIA F7 カウントダウン

次の問題は、MTSAT-1Rが静止軌道に無事乗ってくれるかどうかですね。
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もったいない… ハッブル望遠鏡廃棄へ

ハッブル宇宙望遠鏡が、老朽化のため、廃棄されることになります。米議会が、2006会計年度のハッブル望遠鏡延命措置に必要な予算を予算案から除外したため。

人工衛星に乗せられて宇宙空間に浮かぶ天文台として、地上では不可能な観測や、星雲などの超微細な構造まで撮影してきたのですが…。もったいないですね。

ハッブル望遠鏡、米が廃棄へ…太平洋上落下の割安策で(読売新聞)
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スマトラ沖地震の影響

スマトラ島沖地震の影響について、2つのニュース。

1つは、地震の影響で地球の自転が速くなったという話。プレート境界部の破壊で、インド・プレートの側が沈み込み、大量の質量が地球の中心部に向かって移動したため、スケートの回転技で両腕を縮めると回転速度が上がるように、地球の自転も速くなったそうです。

地球の自転わずかに速まる スマトラ沖地震で(共同通信)
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