岩国市長の緊急声明を今頃になって読んでみました

岩国市の住民投票の結果ばかりに気をとられていましたが、この住民投票を実施するにあたっての岩国市長さんの緊急声明というのを読んでみると、これがとても良い内容なのです。

市長緊急声明?あなたが選ぶ岩国の未来?
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岩国の住民投票、基地移転に反対9割

山口県岩国市で行われた、米軍基地移転をめぐる住民投票は、最終的に投票率58.68%、反対4万3433票、賛成5369票、無効880票。反対票が投票総数の87.4%を占め、有権者の過半数に達しました。ヽ(^^@)/

岩国住民投票:米部隊移転を拒否 「反対」が約9割(毎日新聞)
艦載機移転に反対9割、岩国の住民投票成立・米軍再編(NIKKEI NET)
「岩国の意思聞いて」反対派喜び 容認派「今後も活動」(朝日新聞)
岩国住民投票、米軍機移駐「反対」が圧倒(読売新聞)
計画見直さず最終報告急ぐ 政府、「反対」拡大を警戒(中国新聞)
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岩国市の住民投票成立! 投票率50%超える

在日米軍基地の移転受け入れをめぐる山口県岩国市の住民投票。午後4時に投票率が50%を超え、住民投票が成立しました。

投票は午後8時まで。そのあと夜9時半から開票されます。

岩国市の住民投票が成立、投票率50%上回る(読売新聞)

小泉首相、韓国野党代表から靖国参拝中止を求められる

日韓関係が完全にゆきづまってしまった小泉内閣。

「ポスト盧武鉉」の思惑から韓国最大野党のハンナラ党代表を招いてみたものの、結局、ハンナラ党代表からも靖国参拝中止を要請され、思惑は完全にはずれてしまいました。

日韓関係の行き詰まりは盧武鉉大統領の個人的な問題だと、本気で思っているんですかねぇ…。
日本の植民地支配にたいする韓国の怒りを理解してない日本外交のお粗末ぶりを、あらためて世界に向かってさらけ出してしまった訳です。(^_^;)

靖国参拝中止を要請 首相にハンナラ党代表(中国新聞)
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小泉政権はポチ扱い

日本政府はわれわれのところに戻ってくる(ラムズフェルド米国防長官)

米軍基地再編問題で、ラムズフェルド国防長官が記者会見で、日本で地元自治体が反対していることについて発言。

曰く、「日本政府は自治体と細部について調整し、(それが終われば)われわれの所に戻ってくる。心配ない。うまくいく」と。

これじゃあまるっきり、ボールを咥えて戻ってくるポチ並みの扱いです。

米国防長官、日本に国内調整加速促す…在日米軍再編(読売新聞)
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米軍再編 審議官級協議始まる

米軍の世界的再編にともなう在日米軍基地再編問題で、審議官級協議が始まる。在日米軍基地の負担軽減というけれども、実態は基地強化。沖縄の米海兵隊のグアム移転経費の日本負担もある。しかも最終報告書では、地球的規模での同盟強化が謳われ、自衛隊の米軍との一体化がさらにすすめられようとしている。

在日米軍再編最終報告書 戦略論と二本立て 地球規模で同盟強化(産経新聞)
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「公の私化」の始まり?

今日の「朝日新聞」15面は「靖国参拝『心の問題』か」と題して、首相の憲法観の是非を取り上げて論じています。

その中に、憲法学者の樋口陽一氏の長い談話が載っています。これが、なかなか一読の価値ありです。まず樋口氏は、次のように、小泉首相の主張が筋の通らないものであることを指摘しておられます。

 小泉首相は、総裁選挙に立候補する時から靖国神社に参拝することを公約に掲げ、靖国参拝を政治の問題としてあえて提起した。その人物が、憲法19条〔思想・良心の自由を保障した条項――引用者〕を取りあげて、一般私人に「『心の自由」』があるのなら総理大臣にも同じように「心の自由」があるという論理を展開するのは真意をはかりかねる。

「真意をはかりかねる」というのは、研究者らしい婉曲な表現で、ストレートに言えば、「筋が通らない」ということで、まったくその通りです。
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民主党・永田議員、謝罪(?)会見

余りコメントする気にもならないのですが、当初、メールそのものを入手したのかと思ったら、それもしてなかったようで、お粗末の極み。差出人、宛先とも黒塗りのプリントマターを見せられて、なんで信用したのか? それが不思議で仕方ありません。

しかし、今回の事件が民主党のチョンボだったからといって、自民党とホリエモンとの関係が消えてなくなった訳ではありません。今日の読売新聞によれば、証券取引委員会は、ライブドアに2003年から目をつけていたとか。そんな人物を天まで持ち上げたんだから、「だました」という点では、永田議員以上でしょう。

民主・永田議員、党員資格停止6か月に(読売新聞)
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ラムズフェルドに怒られた自民党代表団

沖縄・米軍普天間基地の移転問題で、自民党の議員団がラム図フェルト米国防長官に「修正」を提案したところ、「もはや待ったなしの段階だ」「日本の責任で地元を説得せよ」と一喝されたことが明らかに。

国内では“論客”でならす石破氏、はてさて、こわ??いラムズフェルド氏にどう反論してゆくのですか?

米国防長官 修正提案に不快感(NHKニュース)
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都庁舎の雨漏り修繕費用1000億円

今日の「朝日新聞」夕刊1面の記事を見て、思わず呆れてしまったのは僕だけではないはず。

都庁舎、雨漏りに泣く 修繕試算1000億円
完成わずか15年 奇抜デザイン、補修の「壁」
[朝日新聞 2006年2月21日夕刊]

 東京一の高さを誇り、目を引く外見でランドマークとなっている新宿副都心の東京都庁舎。完成から15年で、雨漏りに悩むなど痛みが目立ってきた。補修しようにも独特なデザインのため余計な手間がかかり、全面改修には庁舎を造り直せるほどのカネがかかるという。「バブルの塔」は、首都東京の未来に大きな負の遺産となりかねない。

都庁舎を設計したのは丹下健三氏。記事中では、都の担当者の言として「都がランニングコストを考えず、デザイン優先で決めた結果」とあるとおり、まったく建築家の自己満足としか言いようのないデザイン。

全面タイル張りですが、目地材の耐用年数は十数年。したがって、そろそろ目地材の全面的な補修が必要というわけなのですが、その総延長は120キロにも及ぶそうです。ゴンドラをつって作業をするにも、あのデザインなので、普通のビルなら1台ですむゴンドラが9台も必要だとか。

ほかにも、窓ふきなど清掃費などをふくむ維持費は年間18億円もかかる、ともあります。まさに「バブルの塔」――。有楽町の都庁舎からの移転の時、賛成した政党と議員のみなさん、せめて目地の修繕費1000億円を寄付していただけないでしょうか。

キャリア官僚は天下りして生涯給与8億円

今日の「しんぶん赤旗」で、防衛施設庁発注工事の官製談合問題に関連して、高級官僚の「天下り」の問題が大きく取り上げられています。

そのなかで、ジャーナリストの堤和馬氏が、官僚トップのいわゆる「キャリア組」が「天下り」で8億円、あるいは6億、7億円の生涯給与を手にしている実態を紹介しています。

 2%程度のキャリア官僚(大卒I種試験採用者)は、同期から官僚トップの事務次官が出れば、みな役所を退職する慣習を半世紀も守っています。そして次々と天下りを繰り返し、70歳ごろに勲章を授与されます。
 報酬も相当なものです。事務次官まで出世し、その後20年も天下り人生を送れば、生涯給与は8億円というのが相場です。局長クラスでも、退官し、3つ、4つの法人を「渡り鳥」すれば、6億から7億円です。大卒で民間企業に定年まで勤めても3億円程度でしょう。(「しんぶん赤旗」2006年2月16日付)

官庁の談合問題は、こうした一部特権官僚の「天下り」問題にメスを入れない限りなくならないのは当然ですね。

ニューヨークタイムズ紙が社説で「無礼な外相」を批判

ニューヨーク・タイムズ紙13日付が、社説「日本の無礼な外務大臣」を掲載。

麻生外相の靖国参拝発言など、米紙が社説で批判(日経新聞)

麻生外相の靖国参拝発言など、米紙が社説で批判
[NIKKEI NET 2006/02/14 19:01]

 【ニューヨーク=共同】13日の米紙ニューヨーク・タイムズは「耳ざわりな日本の外相」と題した社説を掲載、靖国神社参拝などに関する麻生太郎外相の一連の発言を取り上げて「麻生氏の外交センスは歴史センスと同様に奇妙だ」と評した。
 社説は、麻生氏が天皇に靖国参拝を求めたり、日本の植民地支配時代に台湾の教育水準が上がったなどと述べたことを紹介し、こうした「ひどい発言」がアジアの隣国を怒らせていると指摘。
 社説は「どの国の国民も、できれば自国の歴史のすべてを誇りにしたいと考えているが、賢明な人々はそれが不可能であることを理解し、正直な人々は過去の過ちを学ぶ必要性を認識している」とした上で「麻生外相は賢明でも正直でもない」と述べた。

社説そのものはこちら。
Japan's Offensive Foreign Minister – New York Times

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国会図書館が、自民党の独法化案に反論

自民党の行政改革推進本部が、国立国会図書館の独立行政法人化を提言したことに対し、国会図書館が記者会見し「国立国会図書館の役割について」と題する資料を配付。

まあ、自民党の国会議員のみなさんは、国会図書館で調査なんかしないのかも知れませんが、国会図書館は、たんなるでかい図書館ではありません。

まず、国会図書館法により、日本国内における出版物は必ず国会図書館に納入されなければならないことになっています(第25条)。何十年も立ってから、古い文献や資料を探したり、学術書ばかりか、一般雑誌などから社会動向を調べたりできるのも、こうした法律的な裏づけがあるからこそ。こうした役割を果たしうる図書館は、全国数多しといえども、国立国会図書館以外にはありません。独法化でそうした機能が失われるようなことは、絶対にあってはなりません。

また、国会図書館は、独自の調査機能をもっています。それは、国会議員の立法活動、政策活動を支える大切な物質的条件の1つでもあります。自民党が国会図書館の独法化を持ち出すなどと言うのは、自分で自分の足下を切り崩すようなものだと言わなければなりません(自民党議員は、役所に電話して「資料持ってこい」と言って、用を済ませてるのかも知れませんが、それでは本当に官僚から独立した国会議員の活動など保証されません)。

独立行政法人化に懸念表明、国会図書館が異例の反応(読売新聞 2/10)
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何も分かってない…

小泉内閣が、「格差社会」「勝ち組・負け組」論で、新たに「待ち組」なる造語を持ち出しています。曰く、ニートやフリーターは何もしないで様子をうかがっているだけの「待ち組」だというのです。

あれこれ言ってますが、要するにニートやフリーターは本人の怠惰が原因だということ。しかし、就職しようと思っても、業務請負という名前で、実際には、昔の“立ちんぼ”のように毎日毎日違った仕事にかり出されるしかない青年たちは、はたして「待ち組」なんだろうか? 仕事があったと思っても、毎日夜中までサービス残業させられ、仕方なく仕事を辞めてアルバイトで暮らしている青年は「待ち組」なんだろうか? そんな現実を、若者自身の責任にするとは、国民の痛みは何も分かってない、としか言いようがありません。

反省すべきは「待ち組」…首相、猪口少子化相ら造語で(読売新聞)
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米軍、マリアナ諸島に自衛隊と共同訓練できる施設を整備する構え

米軍が、沖縄の海兵隊のグアムへの移転に関連して、マリアナ諸島に訓練施設を整備し、自衛隊と共同訓練をやる構想を進めているとのニュース。

確かに今も、沖縄で自衛隊と米海兵隊の訓練はやられてますが、海外の米軍施設で日常的に共同訓練をやるとなると話は別。しかも、訓練の相手は、米軍の海外侵攻作戦の先頭をきる海兵隊。自衛隊にも、海兵隊と同様の侵攻作戦をやらせようという計画はまっぴらご免です。

米 海兵隊移転で新訓練施設(NHKニュース)
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社民党、自衛隊「違憲状態」と明記

社民党が、今月採択する「社会民主党宣言」で、自衛隊について「現状、明らかに違憲状態にある」と明記することが明らかになりました。

1994年に村山内閣の誕生にさいして自衛隊「合憲」と認めたのですが、今回の転換は、その後「自衛のための必要最小限度」を超えた、というもので、村山内閣当時の方針転換が間違っていたというものではないらしい。

「自衛隊は違憲状態」 社民、党宣言に明記へ(朝日新聞)
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小泉首相、「格差悪くない」と反論

社会的格差の問題で、閣議「格差は広がっていない」という資料を配っただけでなく、ついに小泉首相自ら「格差が出ることは悪くない」と発言。

しかし、「格差は悪くない」というこの議論。これも、実は、日本経団連の奥田会長が前から言っていたことなのです。

首相「格差悪くない」・改革批判に反論(日経新聞)

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