これじゃ、思いやり予算じゃなくて「たかり予算」

米軍が、「思いやり予算」をめぐる交渉で、日本側に光熱水料の大幅負担増を求めていることが明らかに。

軍事負担増が理由というけれど、それはアメリカが勝手にやったこと。日本が負担を増やす理由にはなりません。

米が光熱費の大幅増要求 思いやり予算、日本は難色(中日新聞)

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沖縄返還交渉で「核密約」示す公文書見つかる

1969年の沖縄返還交渉で、返還後も米軍の核兵器持ち込みを認める「密約」の存在に直接言及したキッシンジャー大統領補佐官のメモが見つかりました。

これまでも、「密約」の存在は、キッシンジャー氏が回顧録で言及し、1994年には、沖縄返還交渉で佐藤首相(当時)の密使として交渉に当たった若泉敬氏が『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』で公表していました。また、「核密約」全体については、日本共産党の不破哲三前議長が国会議員時代に米公文書などの資料も示して追及しています。その意味でいえば、「核密約」はもはや疑いようのない事実となっているのですが、日本政府はいまだに否認し続けています。

72年沖縄返還時、「核密約」示す米公文書を発見(読売新聞)
核密約明示の米公文書発見=沖縄返還時、「秘密の合意」?69年、大統領あてメモ(時事通信)

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沖縄で米軍がナパーム弾演習をやっていた!!

沖縄に行ってきたという先輩から聞いた話なのですが、沖縄駐留米軍がナパーム弾を使った実弾演習を沖縄で実施しているということで、沖縄では大きな反対世論がわき起こっているそうです。

しかも、ナパーム弾を落として訓練しているのは、岩国に駐留する米軍。「岩国では落とせない爆弾を沖縄なら落とせるから」というのがその理由。その「岩国では落とせない爆弾」というのが、どうやらナパーム弾(の改良弾)らしいのです。

ということで、インターネットで調べたところ、沖縄では琉球新報が社説を掲げるほどの大問題。どうして、本土のメディアはこういう問題を全然報道しないのでしょうか?

米軍、ナパーム類似弾使用/沖縄周辺訓練区域で(沖縄タイムス)
ナパーム弾改良型使用 実弾、沖縄周辺で訓練(琉球新報)
社説:焼夷弾MK77 国連決議反する暴挙だ(琉球新報)
岩国基地所属機も利用/沖縄近海射爆撃場(沖縄タイムス)
1カ月に爆弾90トン 県外の米軍機、沖縄近海訓練(琉球新報)

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校庭に米軍装甲車が侵入!!

沖縄県うるま市で、米軍装甲車が無断で校庭に入り込み、方向転換していったという事件が発生。同じ日、宜野座村でも、村の直販センターに米軍装甲車が5台乗りつけていったという事件も起きていました。

誰だって、他人ん家に勝手に車を乗り入れてはダメなことは分かっているはず。米軍は、沖縄全体を占領地か何かのように思っているのでしょうか。

米車両、学校・直売所侵入 校内で方向転換 うるま・沖縄高等養護(沖縄タイムス)
知事、装甲車侵入に抗議/米軍に再発防止求める(沖縄タイムス)
社説[米軍装甲車侵入]実に傍若無人な行為だ(沖縄タイムス)
地位協定違反の可能性 米軍装甲車侵入(琉球新報)

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空自司令部の米軍横田基地移転で正式合意

空自総体司令部を米軍横田基地に移転させることで、日米政府が正式合意。いよいよ、日米軍事一体化が始まります。

空自総隊司令部移転で正式合意・日米合同委員会(NIKKEI NET)
同盟は世界に恩恵もたらす=在日米軍司令部が創設50周年?ライト中将(時事通信)
防衛相、米軍司令部設置50周年記念式典に出席(NIKKEI NET)

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防衛施設庁、沖縄・辺野古沖への機器設置を強行

沖縄の米軍普天間基地の移転先とされている名護市辺野古で、基地建設に反対する住民たちが座り込むなど抗議するなか、防衛施設庁は、海上保安庁の巡視船や自衛隊員まで動員して、基地建設のための調査機器の設置を強行しました。

作業車両の進入を阻止しようと漁港入り口で座り込む反対派の市民ら=18日午前5時50分ごろ、名護市・辺野古漁港(伊藤桃子撮影):沖縄タイムス

那覇防衛施設局のチャーター船を取り囲む反対派のカヌー=18日午前10時15分、名護市辺野古沖約3キロの海上:沖縄タイムス

潜水作業に自衛隊 国、機器設置に着手(琉球新報)
調査船囲み阻止行動 辺野古の海緊迫(琉球新報)
反対派、必死の抵抗/辺野古調査(沖縄タイムス)

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防衛庁、名護、岩国には交付金出さず

防衛省首脳が、米軍普天間基地の代替施設の受け入れをめぐって協議中の沖縄・名護市にたいして、今のままでは「再編交付金」は出せない、と明言。岩国市については、「再編交付金」だけでなく、市庁舎の建て替え予算までとめている模様。

国の言うことに従わないならカネは一円も出さん、というのでは、あまりに横暴。カネで国の方針を押し付けるやり方は許されません。

再編交付金 名護ゼロ/普天間移設 防衛省首脳が明言(沖縄タイムス)
名護、岩国交付金なし 米軍再編で防衛省方針(西日本新聞)

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米軍横田基地に新戦闘司令部

共産党の「しんぶん赤旗」によると、在日米軍と在日米空軍(第5空軍)の司令部が置かれている米軍横田基地に、ハワイに本拠地を置き、朝鮮半島を除くアジア太平洋とインド洋全域を担当地域とする第13空軍司令部(「ケニー司令部」)の新司令部(「ケニー司令部ジャパン」、第13空軍第1分遣隊)が設置されたそうです。

米空軍/横田に新戦闘司令部/日米連携 アジア太平洋全域に(しんぶん赤旗)
横田の米軍「新戦闘司令部」/日本国民に説明なく進む再編/「地球規模のテロ戦争」の一環(しんぶん赤旗)

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普天間移転「修正協議」をめぐる怪

久間防衛庁長官の発言から始まった「修正協議」ですが、米側は「修正協議はありえない」との態度。要するに、「修正」の余地があるかのように見せかけたいというだけの与太話です。

米、普天間移設「修正協議に応じず」(NIKKEI NET)
政府案変更なし 官房長官ら、久間発言を否定 V字滑走路(琉球新報)
名護市、協議前向き/普天間代替・久間長官が修正案(沖縄タイムス)

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米軍機の衝撃波でガラス戸が割れ、赤ちゃんが怪我

北海道江差町で、昨年9月に、米軍F16戦闘機の訓練飛行の衝撃波で、住宅のガラス戸が割れ、生後3カ月の赤ちゃんが顔に1週間の怪我をする事故があったことが明らかに。

「沖縄の負担軽減」と称して、在日米軍の訓練の本土移転がすすめられていますが、それにともなって、こうした事件も広がってゆくに違いありません。米軍基地そのものをなくしていかないと、本当の意味での「負担軽減」にはならないと思います。また、自治体は、確固とした姿勢で、どんな小さな事件であっても、米軍基地の被害から住民の生命・安全・財産を断固まもりぬくという姿勢を貫いてほしいと思います。

米軍機:訓練の衝撃波で男児けが 札幌防衛施設局公表せず(毎日新聞)

↓やっぱり地元の新聞では、もっと大きな問題として取り上げられています。
米軍機訓練で乳児けが 江差の民家、窓割れる 昨年9月 道など発表せず(北海道新聞)
社説 米軍機被害*住民の安全に責任持て(北海道新聞)

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「原潜に問題なし」と米海軍司令部

横須賀港で原子力潜水艦「ホノルル」の出航後に海水から放射性物質が見つかった問題で、在日米海軍司令部は、ホノルルから放射性物質が漏れるようなトラブルはなく、また、意図的に放出したこともないとする調査結果を発表。

米軍にこう言われたら手も足も出ない。これが安保の実態です。

原潜に異常ないと調査結果(福島民友新聞)
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日米政府、米軍訓練移転費用の日本負担で合意

沖縄・嘉手納基地から本土の自衛隊基地へ米軍機の訓練を移転するための費用を、日本政府が負担することで日米両政府が合意。米軍機が沖縄と本土を往復するために必要な燃料代や同行する整備士などの輸送費。米軍機が三沢基地や岩国基地に移転して訓練する場合、現在三沢、岩国基地にいる米軍機を一時的に自衛隊基地に移動させるが、その経費も日本政府が負担する模様。

記事ではふれていないが、訓練移転先の自衛隊基地に米軍兵士用施設をつくることになることになれば、当然その費用も日本政府が負担しましょう、ということになるだろう。

米軍訓練移転費、日本持ち/兵舎整備なども負担(中日新聞)
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原子力空母は来るな! 7・9首都圏大集会in横須賀

今日は、横須賀まで出かけて、ヴェルニー公園で開かれた「原子力空母配備阻止!米軍再編“合意”を撤回せよ 7・9首都圏大集会 in 横須賀」に参加してきました。

集会には、首都圏とともに大阪などからも集まり、3万人が参加。空模様が心配でしたが、なんとか本格的な雨には降られず、米海軍横須賀基地のゲート前を通ってデモ行進してきました。
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米軍の判断だけで迎撃

米軍が沖縄の米軍基地に配備しようとしている地上発射型迎撃ミサイル(PAC3)について、米軍だけで発射できることが明らかに。

こうなると、地元の問題だけではありません。文字どおり、日本の国家主権にかかわる重大問題です。

在日米軍「PAC3」 米側のみに発射権限(中日新聞)
米軍パトリオット 嘉手納に年内配備 地元議会 撤回求める決議(西日本新聞)
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日米首脳会談にかんする社説あれこれ

全国紙では、「朝日」が「日米首脳会談 同盟一本やりの危うさ」という見出しをかかげて注目されましたが、中身を読んでみると、やっぱりだいぶ腰が引けてますねぇ。(^_^;) で、同じ腰が引けたものなら、「毎日」の社説の方が、小泉外交のゆきづまりをずばり指摘しているだけ面白いかも…。

それに対し、地方紙の方がいろいろ気を吐いていますね。「愛媛新聞」は、「米国の世界戦略に巻き込まれ、自衛隊の海外派遣がなし崩し的に世界規模に拡大する恐れは否定できない」として、「さらなる連携強化はこれからの日本にとって、危うさをはらむと言わざるを得ない」と批判。「琉球新報」は、「国の安全保障どころか、国を危機的状況に追いやる結果を招くのではないか」ともっと深刻です。中国新聞も、「軍事行動まで発動し、価値観の押し付けとの反感が強いブッシュ路線を、日本が無条件で支持すると受け取られかねない」と問題点をずばり指摘しています。「小泉政権は、日米関係が強大な軍事同盟へと変容する流れを加速させてきた」という「北海道新聞」の指摘もなかなか鋭いと思います。

社説:日米首脳会談 「盟友」依存超えた関係構築を(毎日新聞)
日米首脳会談 同盟一本やりの危うさ(朝日新聞)
日米首脳会談 安保だけが同盟でない(東京新聞)

地方紙はこちら。

日米首脳会談 同盟深化は危うさをはらむ(愛媛新聞)
新世紀の日米同盟・対米一辺倒外交でいいのか(琉球新報)
日米首脳会談/「新同盟」の先に何がある(神戸新聞)
日米首脳会談 自画自賛の空虚と怖さ(中国新聞)
日米首脳会談*軍事が突出する「同盟」(北海道新聞)
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