読売世論調査でも、次期首相の靖国参拝「反対」が50%

次期首相の靖国参拝について、読売新聞の世論調査でも、「賛成」(「どちらかといえば賛成」を含む)40%に対し、「反対」(「どちらかといえば反対」を含む)50%で、反対が賛成を上回る結果が出ました。6月の世論調査と比べても、「反対」が8ポイント増、「賛成」は6ポイント減となっています。

靖国、次期首相の参拝「反対」50%…読売調査(読売新聞)
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安倍氏の靖国参拝、49%が支持せず

TBS系列のJNN世論調査で、安倍晋三官房長官の靖国参拝について、「支持しない」が49%を占め、「支持する」41%を上回りました。また「参拝したかしないか言わない」という安倍氏の態度については54%が「支持しない」と回答。また、次期首相は参拝を「やめるべき」が55%で、「続けるべき」31%を大きく上回りました。

安倍氏の靖国参拝、49%が支持せず

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湯澤前宮司が、遊就館の展示「多少の変更はありうる」と発言

TBSのインタビューで、靖国神社の前宮司・湯澤貞氏が、A級戦犯の「分祀」はありえないとしつつも、遊就館の展示について、「多少の誇張も」「行き過ぎという意見も」と認めるとともに、「多少の展示の変更はあり得る」と発言しました。

「あの戦争は正しかった」とする靖国史観派はますます追いつめられてきた、ということですなぁ。

靖国前宮司、問題解決に「柔軟路線」も(TBS News-i)

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東条元首相が「靖国合祀は原則戦死」と通達していた

はげしく学び はげしく遊ぶで紹介されていた「西日本新聞」の記事。靖国神社に合祀するのは「戦役勤務に直接起因」して死亡した軍人・軍属に限るとする通達を、東条英機陸軍大臣(当時、首相兼任)が通達していたことを記録した資料が見つかったとのこと。資料を入手したのは、『アジア太平洋戦争』の著者でもある山中亘氏。

この基準を絶対視する必要はまったくないのだけれど、この基準に照らせば、当の東条元首相は合祀の対象にならないことは明らか。これも靖国派の1つの矛盾だと言える。

「靖国合祀は原則戦死」 東条元首相が基準通達 自身、対象外の内容(西日本新聞)

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自民党中川政調会長、「分祀」のための国家管理?

靖国神社からの「A級戦犯」の「分祀」問題で、自民党・中川政調会長が、非宗教法人化の法案提出も検討課題になるとの見通しを示す。

前々から書いているように、「A級戦犯」の「分祀」で問題が解決するわけではなく、まして靖国神社を「非宗教法人化」して“国営”の「靖国社」などにすれば、ますます「あの戦争は正義の戦争だった」とする戦争史観にたいする日本政府の態度が直接に問われることになるのですが、それでもこんな議論が現われるところに、「靖国派」が置かれた矛盾が反映していると言えるのではないでしょうか。

靖国、国家管理へ法案提出も・自民中川氏(NIKKEI NET)

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「安倍官房長官、4月靖国参拝」は自らリーク?

安倍官房長官が4月に靖国神社に参拝していたという事実が明らかになり、ニュースでも大きく取り上げられました。このニュース自体も問題ですが、さらに、このニュースは安倍官房長官側がわざとリークした可能性があるとの指摘が出てきています。

安倍氏が4月に参拝、なぜ今明らかに(TBS News-i)
<安倍官房長官>今年4月に靖国神社参拝(毎日新聞)

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石破・前防衛庁長官の言うことがまともに聞こえる…

『論座』8月号(朝日新聞社)にのった石破茂・前防衛庁長官のインタビューを、遅ればせながら読んでみました。全く立場は異なりますが、それでも、読んでみると、けっこう“まとも”なことを言っています。たとえば日中戦争について。
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これもA級戦犯「合祀」の矛盾の現われ

A級戦犯として処刑された広田弘毅元首相の遺族が、「靖国神社への合祀に合意した覚えはない」との立場を表明。

A級戦犯についての受け止めがけっして一様でないことの証拠。靖国派の破綻を示すものです。

A級戦犯、広田元首相の遺族 「靖国合祀合意してない」(朝日新聞)

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朝日新聞の世論調査でも

朝日新聞の世論調査でも、次期首相の靖国参拝に「反対」が60%を占め、「賛成」の20%を大きく上回りました。また、小泉首相が9月末までの任期中に参拝することについても「賛成」29%に対し「反対」57%にのぼっています。

次期首相の靖国参拝、反対60% 本社世論調査(朝日新聞)

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富田メモについての各紙社説

A級戦犯の靖国合祀問題に関連した昭和天皇の発言メモについて、今日、主要全国紙が一斉に社説で取り上げています。

昭和天皇の「大御心を体して」と言わんばかりの書きっぷりには賛成しませんが、小泉首相は靖国参拝を考え直せという主張では共通しています。

そんななかで、突出しているのが産経新聞の社説。メモには「A級が合祀され、その上、松岡、白取までもが」と、はっきりA級戦犯が合祀されたことへの批判が書かれているにもかかわらず、「メモだけでは、昭和天皇が14人全員のA級戦犯合祀に不快感を示していたとまでは読み取れない」といって、首相の靖国参拝を求めているのは、負け惜しみにしても、そうとう苦しい。

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あのアーミテージ氏が「靖国史観」を批判

産経新聞が、小泉首相の靖国参拝問題で、アーミテージ全米国務副長官のインタビューを掲載。

アーミテージ氏の立場は、中国を敵視して、首相の靖国参拝問題での中国の抗議を、不当な内政干渉であるかのように述べて、中国の圧力に屈するべきではないとするものです。しかし、興味深いのは、そういうアーミテージ氏にしても、靖国神社の遊就館の展示については「米国人や中国人の感情を傷つける」と批判。「そこにある記述があまりに不適切なことは日本側でも再考されるべきだ」と主張していることです。

先の戦争を「自衛の戦争」「アジア解放のための戦争」とする靖国史観は、あのアーミテージ氏の目から見ても、「不適切」「再考されるべき」ものだということです。

アーミテージ前米国務副長官に聞く 対中外交、日米で防御戦略を(産経新聞)

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昭和天皇、A級戦犯合祀に不快感

電車の中でも目立ってましたが、今日の「日経新聞」の1面トップ。
昭和天皇が、靖国神社へのA級戦犯合祀を不快感を示していたという元宮内庁長官のメモが明らかになったというニュース。

昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ(日経新聞)

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読売新聞のブッシュ会見記事から

読売新聞がブッシュ大統領と会見。

ブッシュ大統領は、小泉首相にたいして、「(中韓との)関係を改善できるよう望む」と伝えたことを明らかに。会見の場では、「われわれの友邦〔日本のこと〕が他の友邦〔韓国〕や関係国〔中国〕と良好な関係を持つことは、我が国〔アメリカ〕にとっての国益でもある」と、さらに踏み込んで指摘しています。

北朝鮮の説得、中国に促す…米大統領が読売新聞と会見(読売新聞)

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NHK世論調査 小泉首相の靖国参拝に否定的意見が過半数

NHKの世論調査で、小泉首相の靖国参拝について、「任期が終わってから参拝すべきだ」38%、「時期にかかわらず参拝すべきでない」15%、あわせて53%が参拝に否定的な回答。

NHKニュース(2006/07/11)
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次期首相の日中・日韓関係改善を求める声

キャンベル元国防次官補代理が、米政府は日中関係・日韓関係の解決にむけて日本に働きかけるべきだと発言。

米国:日本に注文「次期首相は中、韓関係により注意を」(毎日新聞)
靖国取り上げる可能性少ない(NHKニュース)

↑NHKニュースの見出しは「靖国取り上げる可能性少ない」になっていますが、ニュースの中で、キャンベル元国防次官補の発言を取り上げ、外交関係者の間で、日中関係改善のために日本政府にはたらきかけるべきだとする動きがあることを紹介しています。
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首相の靖国参拝はアメリカにとっても損失

先週土曜日の「朝日新聞」オピニオン欄で、元米国防総省日本部長のポール・ジアラ氏が靖国問題について「首相参拝は米国にも損失」と題して、論稿をよせている。

もちろん、日米同盟を肯定する立場からの意見だが、靖国神社の戦争博物館「遊就館」の展示にふれ「歴史の愚かな書き換えは、米国に対する直接的な挑戦である」と批判。「靖国史観は日本が戦後営々と築き上げた道義的優越性を台無しにしてしまう」とも指摘。「日本の道義的後退は……米国にもマイナスに働く」として、小泉首相自身が“参拝すべきでない”と表明すべきだと提起している。
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