高橋秀直『「資本論」研究』を読み終えました

高橋秀直『「資本論」研究』(弘前大学出版会)

高橋秀直『「資本論」研究』(弘前大学出版会)

高橋秀直氏の『「資本論」研究――労働価値論・貧困の蓄積論・経済学批判』(弘前大学出版会)についてつぶやいたものをまとめました。途中から、段々と読みやすいか読みにくいかという話ばかりになってしまいました。スミマセン…

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守屋典郎『日本マルクス主義の歴史と反省』について

守屋典郎『日本マルクス主義の歴史と反省』

守屋典郎『日本マルクス主義の歴史と反省』

数日前から、守屋典郎氏の『日本マルクス主義の歴史と反省』を読んでいます。その前の『日本マルクス主義理論の形成と発展』は面白かったのですが、『歴史と反省』になると、ちょっと…。

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木暮太一『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』について呟きました

日曜日(6/10)の「しんぶん赤旗」の読書欄で、木暮太一さんの『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)が取り上げられましたが、僕には上から目線で切って捨てるような乱暴な評に思えてなりませんでした。

ということで、少々呟きました。

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置塩信雄氏の所有論について呟きました

置塩信雄氏の所有論についてつぶやきました。

置塩氏は、生産手段の社会的共有論について何度か書かれていますが、基本的に中身は同じです。発展させる余裕がなかったという面もあるかもしれませんが、最初に論じた時点(1980年)で、必要なこと、論じうることは基本的に全部論じたということなのかもしれません。

しかし、それから30年以上たち、「社会主義」を看板にしていたソ連・東欧の旧体制も崩壊したいま、それをどう受け止め、発展させるのかが求められているのではないでしょうか。

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現象学について

木田元氏の「反哲学」あるいはハイデガー、ニーチェについて呟きました。木田元氏の著作からハイデガーやフッサール、ニーチェを読んだのは随分と昔なので、細かいことはすっかり忘れてしまいましたので、印象論めいた話になってますが、お許しあれ。

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英語版資本論第3章第1節

エンゲルス監訳の英語版『資本論』の第3章第1節の翻訳です。

英語版資本論第3章第1節 (PDF,540KB)

私のつたない語学力でいえば、英語版の方が英語版よりかなり平易なように感じます。翻訳もなるべく平易にしましたが、はたして成功しているでしょうか。

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マルクスはリカードウ『原理』をどのように読み込んだのだろう

資本論草稿集を読んでみると、マルクスは、恐慌論にしても再生産論にしても、行きつ戻りつ、いろいろと試行錯誤を繰り返しています。ところが、リカードウ批判に関していえば、『57〜58年草稿』の段階でも、すでにほとんど出来上がっていて、リカードウ理論をすっかり自分のものにして、自分の理論に即して自在に批判しています。

しかし、僕自身がリカードウの『原理』を読んでみても、たとえば第1章から、問題は労働の価値ではなく労働力の価値なんだ、というような結論がどうやったら引き出せるのか、さっぱり見当もつきません。いったいマルクスは、どんなふうにリカードウを読んで、みずからの学説を作り上げたのでしょうか?

ということで、ちょいとつぶやきました。

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本日のお買い物

本日のお買い物(4月10日)

本日のお買い物(4月10日)

右から

  • 山内清『拡大再生産表式分析』(大川書房、税込み6,000円)
  • 大西広『マルクス経済学』(慶応大出版会、本体2,400円)
  • 齊藤彰一『マルクス剰余価値論の地層』(八朔社、4,000円)
  • 孫崎享『不愉快な現実』(講談社現代新書、本体760円)
  • 渡辺尚志『百姓たちの幕末維新』(草思社、1,800円)

久しぶりの散財をしてしまいました。(^_^;)

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読み終わりました。古瀬奈津子『摂関政治』

古瀬奈津子『摂関政治 シリーズ日本古代史6』(岩波新書)

古瀬奈津子『摂関政治』(岩波新書)

岩波新書の日本古代史シリーズ最終巻の古瀬奈津子『摂関政治』。オビにあるとおり、藤原道長を中心に、9世紀から11世紀ぐらいまでを対象にしています。

以前に、講談社の『天皇の歴史』シリーズでも書いたことですが、摂関期ぐらいになってくると、描かれている時代のスケールがうんと小さくなってしまいます。古代律令国家で権力の頂点にあった天皇が、この時代になると、ほとんど内裏から外へはでなくなり、政治もほんの近親の公卿たちによって担われてゆきます。

そのことを、本書でも著者は、天皇との私的関係によって政治がおこなわれるようになると表現するのですが、国のまつりごとが私的な関係によって処理されてゆくというのは、いったいどういうことなのでしょうか?

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ついに、『資本論』初版のPDFを手に入れました!!

『資本論』初版(1867年)本扉

『資本論』初版(1867年)本扉

Google Booksをいくら探しても見つからなかった『資本論』初版(1867年)のPDF版をついに手に入れました!!

こちらのOpen Libraryに公開されています。

Das Kapital. (Open Library)

上記ページで、右欄の [Online] をクリックすると、ブラウザで初版『資本論』を閲読できます。

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生産手段の共有の基礎の上に再建される個人的所有は生産手段に対する所有か?

この問題について、大谷禎之介氏の『マルクスのアソシエーション論』(桜井書店、2011年)を読んでみました。大谷氏の「アソシエーション論」については共感する部分も多いのですが、その全体を論じる能力は僕にはありません。ここでは、問題を、第2の否定の結果として、生産手段の共同占有の基礎の上に再建される労働者の個人的所有が、生産手段にたいする所有のことなのか、消費手段(生活手段)にたいする所有のことなのか、という点に絞って、考えてみたいと思います。

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生産手段の共有にもとづく個人的所有の再建とは

マルクスが考えた「生産手段の共有にもとづく個人的所有の再建」とは何かについて呟きました。

本日のツイートは、このほかにも、余ったもやしは茹でて冷凍しておけばよいという、大変ためになることを教えていただきました。(^_^;)

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大瀧雅之『平成不況の本質』

大瀧雅之『平成不況の本質』(岩波新書)。読み終わったけれど、感想を書いてなかったので、あらためて。

結論から言えば、本書はマルクス経済学とはまったく異なる立場からのものだけれども、「公正な所得配分」を実現することこそが、実は「経済効率の上昇の礎」となるという立場から、小泉首相以来の「構造改革」を真正面から批判したもの。

だから、「構造改革」路線、「格差と貧困」の拡大に反対だと思っている人はもちろん、「そうはいっても、企業が儲からなかったら、どうしようもないのだから、規制緩和・構造改革は仕方ない」と思っている人にも、ぜひ一度読んでもらいたい。

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