対日関係が「良い」国でも

読売新聞4日付で、読売新聞社、韓国日報社、ギャロップ・グループ共同によるアジア7カ国(インド、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、韓国、日本)の世論調査の結果を報じている。

記事では、韓国を除く5カ国で「現在の日本との関係」を「良い」とする回答が9割前後だったことなどから、「東南アジアやインドで、日本の好感度が極めてたかったことは、中国や韓国との対立が続く中で、胸をなで下ろす結果だった」としている。しかし、それはちょっと単純ではないだろうか。
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北朝鮮ミサイル発射をめぐる国際社会の動き

北朝鮮のミサイル発射に対し、日本政府は、制裁発動にむけた国連安保理決議を早期にあげることを主張しています。

しかし中国、韓国、ロシアが反対。安保理議長国のフランスとイギリスが「まずは議長声明で」の態度を表明。頼みの綱のアメリカも、訪中しているヒル米国務次官補が、中国と米国は北朝鮮問題に関して「共通した目的」を持っている、と述べ、「中国が非常に苦心し、責任を極めて深刻に受け止めていることは明らかだ」と発言。

日本政府は、当初は、制裁に消極的な中国を孤立させる「あぶり出し作戦」だなどと言っていたようですが、気がついてみると、段階的な手続きを踏まず、いきなり国連憲章第7章のもとでの制裁をという日本の主張の方が、国際的に孤立しているのでは。大事なことは、国際社会が一致して北朝鮮に6カ国協議への復帰を迫ることだと思うのですが。

中国の外交努力に対する北朝鮮の反応は「思わしくない」=米国務次官補(ロイター)
北朝鮮ミサイル、英仏が2段階案提示/安保理 議長声明後に決議(日経新聞)
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ASEAN首脳会議終了

11月29、30日にラオスの首都ビエンチャンで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)およびASEAN+3(日本、中国、韓国)の一連の首脳会議が終了。

ということで、いろいろ考えてみたいので、とりあえず資料的なものを整理しておきます。

ビエンチャン行動計画要旨(共同通信)
日比首脳がFTA合意=看護師ら初めて受け入れ=差替[共同通信]
韓・ASEAN、来年からFTA交渉開始へ(朝鮮日報)
来年4月FTA交渉開始=日本とASEAN合意=差替[共同通信]
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