アメリカの独立調査委員会は、イラクの情報について「良い情報を入手できず、分析も誤り、完全な間違いを犯した」と厳しく批判。
いまさら…という感もしますが、アメリカ自身が「間違ってた」と言うのだから、やっぱり間違ってたんでしょう。ねえ、小泉首相?
アメリカの独立調査委員会は、イラクの情報について「良い情報を入手できず、分析も誤り、完全な間違いを犯した」と厳しく批判。
いまさら…という感もしますが、アメリカ自身が「間違ってた」と言うのだから、やっぱり間違ってたんでしょう。ねえ、小泉首相?
アジアプレスの記者2人が、先月下旬、イラクに入国したそうです。混乱したイラクだからこそ、現地取材が必要なのですが、無事に取材を終え、貴重な成果を上げてくれることを願います。
ブルガリアが、イラク派遣部隊を6月に100人削減し、年末までに全員引き上げる方針を表明。
AP通信は、イラクとアフガニスタンで米軍およびアメリカ政府機関が拘束した108人のうち、26人は虐殺された可能性があると指摘。米国防総省は、今月10日に、「虐待での志望は6人」と発表していましたが、実態はそれより深刻だったことが明らかになりました。
解放後に伊「イル・マニフェスト」紙に掲載されたジュリアーナ・ズグレーナ記者の手記です。この事件後、イタリア政府はイラク派遣軍隊の段階的撤退を表明し、すでに事態は次の段階に向けて動き始めていますが、だからといって、この銃撃の原因があいまいにされてよいと言うことではありません。
この事件の後には、イラク軍副司令官が米軍によって射殺されるという事件も起こりました。はたして米軍はイラクで何をやっているんでしょう?
その1。イタリアが、9月からの段階的撤退を表明。
イタリアのイラク部隊、9月から段階的に撤退 首相表明(朝日新聞)
その2。ウクライナが、撤退を開始。15日に第1陣140人が帰国、5月までに700人、残り900人は12月までに帰還する計画。
<ウクライナ軍>イラクから撤退開始 第1陣140人(毎日新聞)
第3。米軍がまたやっちゃいました。検問所で、イラク軍副司令官を射殺。
アメリカで、陸軍の新兵募集が難航しているそうな。やっぱり、イラクに派遣させられて死ぬかもしれないというのが、現実味を帯びてきますからねえ。
イラクで解放されたイタリア人記者が、解放直後、米軍に銃撃された事件で、当時の様子を証言。
記者は、検問所でもなかったし、自動車は普通のスピードで走っていたと主張。「検問所に高速で接近してきたので」というアメリカ側の言い分とまっこうから食い違っています。
どういう事情があったにせよ、解放された後に負傷させられたのではたまったものではありません。イラク戦争では、アメリカに忠実に従ったイタリア政府ですが、はたしてどう対応するでしょう?
いよいよ、オランダ軍が撤退を開始しました。
また、すでにポルトガルが2月10日に、モルドバが2月11日に、イラク派遣軍を撤退させ、オランダを含め、撤退国は12カ国にのぼっています。
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819億ドルの内訳は、米軍のイラク、アフガニスタンの駐留経費・装備強化に749億ドル、スマトラ沖大地震と津波支援に9億5000万ドル、イラク派兵の「有志連合」への見返り支援に4億ドル、パレスチナ支援2億ドルなど。他に、バグダッドに設ける米大使館の建設費用として6億5800万ドル、それとは別に7億1700万ドルの運営・警備費も計上されているそうな。
イラク国民議会選挙の開票結果が発表されました。イスラム教シーア派の「統一イラク同盟」が得票率48%で130余の議席を獲得。クルド人の「クルディスタン同盟」が26%、アラウィ暫定政府首相らの世俗シーア派の「イラクのリスト」は14%。スンニ派のヤワル大統領がひきいる「イラク人」は得票率2%に留まる。
で、投票率は、57.67%だったそうな。選挙直後に72%などという数字が飛び交ったけれども、60%に届かなかったということです。また、ファルージャを含むアンバル県の投票率はわずか2%。このへんが今後問題になりそうです。
リスボン発AFP時事電によれば、ポルトガルのサンタナロペス首相は、7日夜、記者団に対し、イラク南部に駐留するポルトガル軍警察部隊120人について、今週中に撤収を始めることを明らかにしました。
ポルトガルのイラク駐留部隊の任務は、当初昨年11月に終了する予定でしたが、国民議会選挙に向けた治安維持のため、駐留延長していました。
ライス次期米国務長官が、上院外交委員会で証言。
イラク政策について「良い決断も、良くなかったかもしれない決断もした」とは、なんて無責任な! キューバ、ミャンマー、北朝鮮、イラン、ベラルーシ、ジンバブエの6カ国を「専制の前線」と名指し批判。ほんとアメリカって、懲りない国ですね。で、どうするつもり?
しかし、北朝鮮については、「攻撃したり侵略したりする意図はない」と明言しているし、6カ国協議についても再開の可能性を示唆しています。日経の記事にはないけれど、読売などは「『北朝鮮にも再開の意思はあると思う』と期待感を表明」と報道しています。
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米英両国から派遣延長を求められていたオランダですが、政府が予定どおり3月中旬で撤退させることを決定。入れ替わりに350人の撤収部隊を派遣し、6?8週間で宿営地の撤収などを完了させる。
デンマーク軍司令官が、今後1年?1年半以内でイラク派遣部隊は任務を完了するだろうとの見通しを語ったそうです。
1年?1年半以内といえば、自衛隊の派遣延長と同じかそれ以上ですが、しかし、どこぞの総理大臣のように「とりあえず延長」するのと、派遣期限に見通しをもって臨むのとでは大違いです。それに、どこかの総理大臣は、いつまで派遣を延長するかは、イラク政府ではなくアメリカ政府と相談して決めてるみたいだし。
米政府は、イラクの大量破壊兵器について、何の証拠も発見できないまま、調査打ち切りを決定。
他方で、英紙タイムズの世論調査で、イラク戦争は「正しかった」とする回答は29%、過去最低を記録。「間違いだった」との回答は53%と、半数を超えました。
サマワの陸上自衛隊宿営地近くで、未使用の迫撃弾5発が隠してあるのが見つかったそうです。
米国防総省の諮問機関である米国防科学委員会が新しい提言を発表。そのなかで、米軍は戦闘本位になっていた、今後は復興のための計画立案と遂行能力を強化すべきだ、と指摘しているそうです。
復興のための軍隊って、何? それなら戦争しなければいいじゃないの? フセイン政権は倒せても、その後ドロ沼化するぞ、という意見は戦争前からあったはず。いまごろこんなことを言い出してもねえ…。もっと素直に、「見通しが甘かった」と言えばよいものを。
エントリーが遅れてしまいましたが、ハンガリー軍が、12月23日、イラクからの撤退を完了しました。