笑って泣けるお馬鹿映画「トンマッコルへようこそ」

「トンマッコルへようこそ」チケットイベントも終わり、昨日は、久しぶりに映画を見てきました。韓国映画の「トンマッコルへようこそ」です。(今年9本目)

「トンマッコル」というのは、「子どものように純粋な」という意味。朝鮮戦争の始まった1950年。当初優勢だった北朝鮮にたいし、米軍は「国連軍」(字幕では「連合軍」と訳されてました)として仁川(インチョン)に上陸作戦を敢行(9月15日)。北朝鮮軍と韓国軍との激しい戦闘が続いていました。そんなとき、山の中で「連合軍」の偵察機が操縦士のスミスをのせて墜落。さらに、追いつめられた北朝鮮・人民軍の3人と、韓国軍兵2人がトンマッコル村に迷い込んできます。

その結果、村の中で出くわした人民軍兵と韓国軍兵。小銃を構え、手榴弾を手に対峙しますが、村人たちは、銃の何たるかを知らず、きわめてのんびりしたもの。兵士たちとちっともかみ合いません。
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史料の返還

日本の植民地支配の時代に入手された「朝鮮王朝実録」が、東大からソウル大学に寄贈されることになりました。韓国国内では「寄贈」か「返還」かで論議があるようですが、何にせよ、戦時や植民地支配下で手に入れた資料をもとの国に返還しようというのは、世界的な流れです。日露戦争時に持ち帰った渤海国の石碑「鴻臚井碑(こうろせいひ)」の返還も、ぜひ実現してほしいと思います。

東大所蔵の朝鮮王朝実録、ソウル大に寄贈へ(朝日新聞)
皇居に1世紀眠る「渤海国の石碑」、中国で返還求める声(朝日新聞)
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韓国・平澤市の米軍基地拡張に反対する大集会

平澤(ピョンテク)で機動隊と対峙するデモ隊(朝鮮日報)

韓国の京畿道(キョンギド)平澤(ピョンテク)市では、米軍基地の拡張に反対する大規模な集会が開かれました。

平澤基地は、世界的な米軍再編の一環として、ソウル市内の竜山(ヨンサン)基地の返還、その他の基地の統廃合の代わりに、在韓米軍基地の拠点として拡張されるもの。土地売却を拒否した住民との対立が強まっています。

米軍移転反対4000人集会 韓国北西部、機動隊と衝突(西日本新聞)
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すべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と批判? 小泉首相の問題発言

小泉首相が、「外国の首脳はすべて私の言っていることを理解している。『小泉さんは正しい』『中国、韓国はおかしい』と言っている」として、中国、韓国を批判。

しかし、本当にすべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と発言したのでしょうか? なかなかそんなことは考えにくいのですが、もし本当にそうなら、政府・外務省はその証拠を示す必要があります。

たとえば、2004年12月に来日したドイツのシュレーダー首相は、小泉首相との会談で「中国、韓国はおかしい」と言ったのでしょうか? 今年2月にはシュタインマイヤー外務大臣が訪日していますが、ドイツの外相が小泉首相の靖国参拝に理解を示したのでしょうか?

すべての外国首脳が「中国、韓国はおかしい」と言っている、という発言が、もし立証されないとなれば、それは、小泉首相の毎度の「放言」ということではすみません。嘘デタラメで中国、韓国を侮辱したうえ、世界に向かっては「日本という国には外交の信義がない」ということを示す大失態です。絶対に曖昧にできない大問題。国会やメディアの追及を期待します。

首相、靖国参拝で「中国、韓国はおかしい」(産経新聞)
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小泉首相、韓国野党代表から靖国参拝中止を求められる

日韓関係が完全にゆきづまってしまった小泉内閣。

「ポスト盧武鉉」の思惑から韓国最大野党のハンナラ党代表を招いてみたものの、結局、ハンナラ党代表からも靖国参拝中止を要請され、思惑は完全にはずれてしまいました。

日韓関係の行き詰まりは盧武鉉大統領の個人的な問題だと、本気で思っているんですかねぇ…。
日本の植民地支配にたいする韓国の怒りを理解してない日本外交のお粗末ぶりを、あらためて世界に向かってさらけ出してしまった訳です。(^_^;)

靖国参拝中止を要請 首相にハンナラ党代表(中国新聞)
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韓国・盧武鉉大統領の3・1演説

韓国・盧武鉉大統領が、3・1独立運動記念日におこなった演説の全文が、駐日韓国大使館のホームページに掲載されています。

小泉首相が靖国参拝は「心の問題」と主張していることに対して、「国家指導者の言葉と行動の意味は、当事者自身の釈明によってではなく、その行為が帯びる客観的性格によって評価されるもの」「国家指導者の行為は、人類普遍の良心と歴史の経験に鑑みて、はたして相応しいものであるかを基準に評価される」と指摘しているのは、まったく道理にかなった指摘だと思います。

第87周年3・1節 盧武鉉大統領記念辞
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「冬ソナ」のキム次長が登場

 元日の「しんぶん赤旗」に、「冬のソナタ」のキム次長役のクォン・ヘヒョさんが登場しています。

 え、赤旗も韓流ブームに媚びるのか…と思って読んでみたら、さにあらず。韓流ブームと日韓交流についての話(それだけなら、まだ普通なのですが)と、韓国の政治にたいして自分がどうしてかかわるようになったのかというすごく真面目な話。

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人民革命党、民青学連事件は「でっち上げ」

韓国の過去史真実究明発展委員会が、朴正熙政権時代の「人民革命党事件」(1964年)ならびに「民青学連事件」(1974年)は、KCIA(韓国・中央情報部)によるでっち上げであったと発表。

なお、韓国・東亜日報によれば、さらに1973年の金大中氏拉致事件についても調査をおこなう、とのこと。金大中氏拉致事件とは、1972年の大統領選挙で朴正熙大統領にあとわずかというところまで迫った金大中氏を殺害しようとして、KCIAが日本滞在中にホテルから拉致した事件。米日の関与により、金大中氏は殺害だけは免れ、韓国の自宅に軟禁されることになった。

「韓国政府転覆はでっち上げ」 民青学連事件で調査公表(朝日新聞)
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米政府は、何故、日中韓の歴史問題を憂慮するのか

小泉首相の靖国参拝問題に関連して、アメリカの政府や議会から、日本の戦争を「自衛戦争」「アジア解放の戦争」とみなすいわゆる“靖国史観”にたいする批判が投げかけられていますが、なぜ米政府などが、日中韓の歴史問題に関心を示すのか? 昨日の読売新聞「地球を読む」に載ったアーミテージ前国務副長官の論評は、その背景を伺わせていると思います。

ここでは、アーミテージ氏がこの論評全体で言わんとしていることについてのコメントは省略しますが、氏は、歴史問題について、こう述べています。
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「親切なクムジャさん」

親切なクムジャさん

日曜日、イ・ヨンエ様主演の最新作、「親切なクムジャさん」を見てきました。

児童誘拐・殺害の犯人として捕まったクムジャさん。事件の残虐さとともに、犯人の美貌に、韓国社会は大きな衝撃を受けます。やがて13年の刑を終えて、彼女は出所。外では、教会のみなさんが待ってくれていたのですが、それを冷たく無視して去っていきます。クールで、どこか世を捨てたみたいなところがあって、どこが「親切」なんだろう?と思ってみていくと、カットバックで、刑務所時代の彼女の様子が描かれます。

赤いアイシャドーに真っ赤なハイヒールで、颯爽と歩くイ・ヨンエ様の美しさ。刑務所の中での、模範囚としてひっつめ髪にしたお顔も素敵ですが、顔にかかる髪をかきあげ、煙草をくゆらす、ちょっと厭世的なイ・ヨンエ様の妖しい美しさも見事です。

さて、なんでイ・ヨンエ様、じゃなくて、クムジャさんが刑務所の中で親切だったかは、徐々に明らかになります。18年前の誘拐事件の真相は…? 犯人は? 刑務所時代の仲間を訪ねていくクムジャさんの目的は?

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第2次日韓協約 日本側の軍事的圧力を示す史料が見つかる

1905年に結ばれた第2次日韓協約(韓国側では乙巳条約)。日本が韓国の外交権を取り上げ、ソウルに統監府を設置、10年後の韓国併合につながった条約ですが、その締結の際に、日本側が韓国駐留軍の軍事力にものをいわせて圧力をかけていたことを示す史料が、荒井信一氏によって明らかにされました。

1つは、当時の駐韓アメリカ公使の国務長官宛報告書。報告書は、韓国駐留日本軍が交渉会場を固めていたことを指摘し、「韓国皇帝に日本の要求を拒むことは不適当だと思わせるためにも使われた」と報告。
もう1つは、陸軍省の「明治三十七八年戦役陸軍政史」で、長谷川司令官が条約に反対する韓国の閣僚らの動きを封じるため、憲兵に動静を厳しく監視させ、韓国の軍部大臣を呼び、「最後の手段が何か、あえて詳しく言わないが」と告げたとのこと。

日韓協約交渉、日本軍が韓国側の行動制約か 米公使指摘(朝日新聞)
日韓協約交渉、日本側が武力で圧力 シンポで発表(朝日新聞)
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米軍の戦時作戦統制権を韓国返還へ

朝鮮戦争以来、米軍が持っている韓国軍の「戦時作戦統制権」の返還を韓国が求めている問題で、ラムズフェルド米国防長官は「協議を適切に加速」することで合意。

共同演習を繰り返し、共同作戦体制を強化し、米軍との一体化を進めるばかりのどこかの総理大臣とは大違い。

米韓、戦時作戦統制権の韓国返還「協議を適切に加速」(NIKKEI NET)
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読み終えました 申京淑『離れ部屋』

申京淑『離れ部屋』(集英社)

16日のブログに申京淑さんの『離れ部屋』を読み始めたと書きましたが、今朝の通勤電車の中でようやく読み終えることができました。

小説の始まりで、作者は「これは事実でもフィクションでもない、その中間くらいの作品になりそうな予感がする」と書き、お終いでもう一度「これは事実でもフィクションでもない、その中間くらいになったような気がする」と書いています。実際、なかなか不思議な具合にストーリーは展開します。

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申京淑『離れ部屋』

申京淑『離れ部屋』(集英社)

いま読んでる最中ですが、韓国の女性作家・申京淑(シン・ギョンスク)さんの自伝的小説です。1963年生まれの彼女が、16歳でソウルに出て就職し、夜学に通いながら、小説家を目指すまでの約4年間を描いています。時代的には1978年から1981年ごろ、つまり1972年の「維新革命」をへて1979年に暗殺される直前の朴正熙独裁体制の末期、そして、1980年の「光州事件」(民主化を求める光州市の市民・学生を軍隊を使って弾圧・虐殺した事件)をへて全斗煥政権が誕生するという、本当に激動の時代です。

この時代に、貧しい田舎の家を出て、ソウルで働きながら法律の勉強をする兄を頼り、従姉妹と3人で一部屋の狭いアパートで暮らしながら、昼間は電子機器の組み立て工場で働き、夜は夜間高校に通い……、そんな“底辺”の生活が、半分事実、半分フィクションといった感じで、16年後に小説家として名をなしたあとの私からふり返られていきます。

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韓国で「核兵器持つべき」が67%に

韓国中央日報が、世論調査の結果として、「韓国も核兵器を保有すべきだ」とする回答が66.5%。1年前の50.7%から一挙に15.8ポイント増。これをどう見るか? なかなか複雑な問題。中央日報紙は「北朝鮮の核保有宣言に影響を受けたもの」と分析していますが、北朝鮮に対する感情としても、アンビバレントな面があるようです。

北核影響か…「韓国も核兵器持つべき」67%(中央日報)
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1987年に在韓米軍が核兵器保有

韓国の統一外交通商委チェ・ソン議員が、アメリカの情報公開法で公開された資料から、1987年当時に在韓米軍が春川(チュンチョン)基地に核兵器を保有していた事実を確認したと発表。

「在韓米軍、1987年核兵器保有」(韓国・中央日報)
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韓国で8000年前の丸木舟が出土

韓国南東部の慶尚南道昌寧郡にある飛鳳里(ピボンリ)遺跡から、約8000年前の丸木舟の一部が出土したそうです。

出土したのは、長さ約3メートル、最大幅約60センチの舟底部分。舟の全長は4メートル以上だったとみられています。松の木で作られ、船体を石器で加工した跡や焼いて強度を高めた跡もあったとのこと。こんごの調査が楽しみです。

国内最古推定「新石器時代の丸木舟」が出土(中央日報)
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