少々古くなってしまいましたが、今月1日、エクアドルの憲法制定議会が、外国の軍事基地や外国軍の駐留を認めないとする条項を賛成多数で可決。憲法草案は、今年後半に国民投票にかけられて最終決定されます。
これをうけて、米軍は早くもエクアドル国内の基地を、隣国のコロンビアに移転させる可能性に言及しています。
エクアドル、米軍の駐留拒否へ 制憲議会が改憲案承認(朝日新聞)
エクアドルの米軍基地機能/コロンビアに移転も(しんぶん赤旗)
少々古くなってしまいましたが、今月1日、エクアドルの憲法制定議会が、外国の軍事基地や外国軍の駐留を認めないとする条項を賛成多数で可決。憲法草案は、今年後半に国民投票にかけられて最終決定されます。
これをうけて、米軍は早くもエクアドル国内の基地を、隣国のコロンビアに移転させる可能性に言及しています。
エクアドル、米軍の駐留拒否へ 制憲議会が改憲案承認(朝日新聞)
エクアドルの米軍基地機能/コロンビアに移転も(しんぶん赤旗)
夕方から雨が降り出したので、雨宿り…というわけではありませんが、渋谷で中国映画「トゥヤーの結婚」を見てきました。(今年4本目)
舞台は砂漠化のすすむ内モンゴル。トゥヤーは、夫バータルが井戸掘りの作業中に足を負傷したあと、家族の生活と家畜の面倒を見てきた。しかし、働き者の彼女も腰を痛めてしまい、このままでは家族全員が路頭に迷うことになる…。そこで彼女が選んだ道は、バータルと離婚し、バータルの面倒を見てくれる男性と再婚する、というものだった。トゥヤーのもとには求婚者が次々と現われるが…。
『えひめ丸 語られざる真実を追う』の訳者にして共著者である薄井雅子さんの新著『戦争熱症候群―傷つくアメリカ社会』(新日本出版社)。3月新刊だというので、だいぶ前から注文していたのですが、ようやく届きました!! 奥付の発行日は3月15日だから、もしかして一番早い読者になるのでしょうか?
アメリカに移り住んだ直後におこった9・11からの“戦争熱”に浮かされるアメリカ社会を、「新鮮な驚きと疑問」をもって眺めたリポートです。『えひめ丸』もそうでしたが、イラク戦争という大きな問題に、自分の見たこと、住む街で起こった“事実”からせまってゆく、その迫力はなかなかです。
【書誌情報】
著者:薄井雅子/書名:戦争熱症候群――傷つくアメリカ社会/出版社:新日本出版社/発行:2008年3月/定価:本体1600円+税/ISBN978-4-406-05121-7
キューバを訪問中のルイ・ミシェルEU委員が、「EUは対キューバ制裁の解除に向けた対話を開始すべき」と発言。
米誌「フォーリンポリシー」が、米軍のイラク駐留について、米軍高官(少佐以上の現役・退役軍人)3437人の調査を実施。それによると、
という散々な結果。まあ、もともと「フセイン政権を打倒すれば、中東はよくなる」という目標自身が「無理」だったのですが。
なお、同調査では、イランに対する武力行使について、成功するという見方にたいして「妥当でない」とする回答が80%にのぼっていることも注目されます。
イラク、アフガンの戦闘は米軍に「過度の負担」、調査結果(AFPBB News)
【図解】米軍のイラク駐留に関する調査(AFPBB News)
タイトルの「貧困大国アメリカ」というのは伊達ではない、というのが読み終わったときの一番の感想。上位1割がアメリカ全体の富の7割を占めるというのが、どれほど凄まじいものか。
僕が不勉強だったのだが、いまサブプライムローン問題の影響が深刻だけれども、この「サブプライムローン」というものは、単純な「低所得層向け」の住宅ローンなどというものでないことを、本書を読んで初めて知った。紹介されている、2001年にアメリカ金融監督当局の定義は以下のとおり(本書1?2ページ)。
EUのアルムニア欧州委員(経済・通貨担当)が、「世界的な株安の原因は、アメリカが貿易赤字と財政赤字を放置していることにある」と批判。
現在の株安が、たんに米サブプライムローン問題によるものだけではない、ということを示している。
また、この批判に「EUは大丈夫」ということをアピールする狙いがあることも事実だが、大もとには、アメリカがこれ以上貿易赤字と財政赤字を放置するなら、ドルは基軸通貨としての地位を失うぞという根本的な批判が含まれている。いまやドル不安が世界経済の一番の不安定要因になっているということだ。
北京で、日中歴史共同研究の第3回会合が2日間の日程で開かれました。6日、記者会見した北岡日本側座長は、6月後半?7月前半に報告書を出すことができそうだと述べました。
日中歴史共同研究、7月前半までに報告書(NIKKEI NET)
南京虐殺や上奏文にも言及 日中の第3回歴史共同研究(中日新聞)
7月までに報告書提出=34本の論文掲載へ?日中歴史共同研究(時事通信)
五輪前の完成目指す 日中歴史研究会合報告(MSN産経ニュース)
見たい見たいと思っていた映画「君の涙ドナウに流れ」を、ようやくシネカノン有楽町2丁目で見てきました。
1956年のハンガリー事件をテーマにした映画です。ソ連への従属から抜けだして自主的な国づくりを目指したハンガリーの改革の動きが、ソ連軍の侵攻によって踏みにじられた事件です。
正月恒例?で、映画を見てきました。今年は、韓国・朴正熙大統領暗殺事件をとりあげた「ユゴ 大統領有故」。今年1本目。
アメリカ政府が毎年日本政府に提出している「年次改革要望書」(2007年10月18日提出)の日本語仮訳が、アメリカ大使館のホームページに公開されています。PDFファイル218KBです。
国連総会で、人権にかかわる2つの決議が採択された。もし、国連総会で多数の賛成で可決されることが国際的な正当性となるのであれば、日本は、一方の正当性だけを主張するのでなく、もう一方の、自らは反対した主張についても真剣に受け止めるべきだろう。
北朝鮮の人権侵害非難決議、過去最多支持で採択…国連総会(読売新聞)
国連総会、死刑執行停止求め決議 大差で採択(朝日新聞)
欧州議会も、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議を採択。一部政治家が談話を希薄化、無効化する意見を表明したり、一部の歴史教科書が慰安婦問題を矮小化したりしていることを批判し、河野談話の立場にたって賠償などをすすめるように求めている。
アメリカの情報機関が、3日、イランの核兵器開発計画にかんする米国家情報評価(NIE)を発表。イランの核兵器開発計画は2003年に停止され、現在も停止していると分析している。
米当局「イランは03年に核開発中断」(TBS News-i)
米情報機関、「イランは2003年に核兵器開発を停止していた」(AFPBB News)
「イランが核開発中止」との米評価、大統領には8月に根拠情報を報告か(AFPBB News)
米情報評価、IAEAの見解と一致=イラン核兵器開発の証拠なし?事務局長(時事通信)
イランへ「脅し使えなくなった」 英戦略研部長(MSN産経ニュース)
2007年1月15日、ロンドンのテート・ブリテン内に展示されたマーク・ウォリンガー氏の作品『State Britain』とその前を歩く同氏。(AFPBB News)
イギリスの優れた現代美術に送られる「ターナー賞」は、対テロ戦争への批判を表現したマーク・ウォリンガー氏の作品「State Britain」が受賞。
ベネズエラの憲法改正案は、国民投票の結果、賛成49%、反対51%で否決。
すでにチャベス大統領も「反対派を祝福する」として、投票結果を受け入れる態度を表明。これは、皮肉なことに、ベネズエラの改革が「選挙によって国の進路を決める」という路線ですすんでいることを示す証拠にもなった。「21世紀の社会主義」をめざすベネズエラの挑戦は、新しい展開を見せることになるだろう。
ベネズエラ国民投票、「改憲」を否決(CNN)
ベネズエラで大統領権限強化めぐる国民投票否決、チャベス大統領は敗北宣言(ロイター)
ベネズエラ:国民投票、大統領の憲法改正案を否決(毎日新聞)
憲法改正案の住民投票、チャベス大統領が敗北宣言(AFPBB News)
カナダ下院で、従軍慰安婦問題で日本政府に謝罪を求める決議を可決。
慰安婦問題、カナダも謝罪求める決議(TBS News-i)
カナダ:従軍慰安婦決議を採択 日本政府に公式謝罪要求(毎日新聞)
カナダ下院、慰安婦問題の謝罪求める決議採択(asahi.com)
南京大学で、南京虐殺事件の学術シンポが開かれました。どんな議論がおこなわれたのか、中国の研究状況がどうなっているのか、ぜひ詳しく知りたいものです。
南京虐殺:来月70年 中国、客観的な研究重視 異なる主張、党も容認(毎日新聞)
南京大虐殺めぐり日中研究者がシンポ(朝日新聞)