今日の「日経新聞」夕刊に載っていた話ですが、アメリカで企業トップの報酬に対する批判の目が急速に厳しくなっているそうです。
そのなかで紹介されていたのが一般社員の411倍という数字。調査コンサルタント会社、コーポレート・ライブラリーの調査で、2005年の米主要企業500社の最高経営責任者の平均報酬は1,351万ドル(16億円超)で、一般社員の平均の411倍になることが明らかに。
16億円…、いったいどうやって使うつもりだろう?
今日の「日経新聞」夕刊に載っていた話ですが、アメリカで企業トップの報酬に対する批判の目が急速に厳しくなっているそうです。
そのなかで紹介されていたのが一般社員の411倍という数字。調査コンサルタント会社、コーポレート・ライブラリーの調査で、2005年の米主要企業500社の最高経営責任者の平均報酬は1,351万ドル(16億円超)で、一般社員の平均の411倍になることが明らかに。
16億円…、いったいどうやって使うつもりだろう?
アメリカ政府が毎年、日本政府に要求している「年次改革要望書」。昨年12月に提出されたものの日本語訳文が公開されています。
→日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書(2006年12月5日 ※PDFファイルが開きます。
エクアドルで、左派のラファエル・コレア新大統領が就任。
南米では、ベネズエラ、チリに続いてアルゼンチン、ウルグアイ、ボリビア、ガイアナで左派政権が誕生。中米のニカラグアでも左派サンディニスタのオルテガ氏が大統領に当選したほか、コスタリカとメキシコでも左派候補が当選まであと一歩のところまでせまるなど、新しい変革のうねりが広がっています。
ASEAN首脳会議が、ASEAN共同体の実現を、当初目標より5年早め、2015年に結成を目ざすことで合意。平和の地域的共同体づくりが、力強くすすんでいるようです。
チャベス大統領の3期目がスタートしたベネズエラ。ベネズエラ革命の新しい前進が始まりつつあるようです。
ベネズエラが電力会社をすべて国有化へ、米企業の保有会社も対象(ロイター)
ベネズエラ、天然ガス事業も国有化へ(NIKKEI NET)
ベネズエラ通信最大手CANTVの国有化、接収はない=財務相(ロイター)
チャベス「社会主義」加速、通信・電力再び国有化へ(読売新聞)
ベネズエラ大統領、国会に大統領権限の拡大要求(ロイター)
超重質油も国家管理強化へ 新任期目前にチャベス氏(西日本新聞)
ベネズエラ大統領、体制批判のメディアに免許更新を認めず(CNN)
ブッシュ大統領が、イラク派遣米軍の2万人増派することを表明。
といっても、まあ事前の予測通り。軍を増強して一気に片をつけ、そのあと米軍撤退にもち込む、という方針ということですが、問題は、武力で治安が「早急に安定化」することができるのか、 ということです。イラク政府に責任を押しつけてみたところで、その政権が米軍の後ろ盾なしには成り立たない以上、いわば右手でダメなら左手で殴ってみる程度の違いしかありません。
ペルシャ湾出口のホルムズ海峡で、日本のタンカーに、米原潜が衝突する事件が発生。
タンカーは、船底に傷が入り、バラストに浸水したけれども、自力で航行してアラブ首長国連邦の港に入港。乗組員にも怪我はないとのことで、何よりです。しかし、万一のときには大事故になった可能性もあった大事件であることには変わりありません。なのに、日本のメディアの扱いの小さいこと!
米原潜と日本船が接触・アラビア海で(NIKKEI NET)
米原潜が日タンカーと衝突 全員無事(スポニチ Annex)
「商船ならあり得ない」 米原潜に憤り、川崎汽船(北海道新聞)
官房長官「事実関係を米に確認中」 米原潜と日本船衝突(Sankei WEB)
米原潜、事故直後の交信で名乗らず 事故処理に不透明感(朝日新聞)
米海軍第5艦隊、「事故は潜航中」 接触事故(朝日新聞)
米原潜と日本タンカー衝突 ホルムズ海峡、乗組員無事(東京新聞)
関東軍が、中国人捕虜を強制労働させたときに賃金を本人に渡さないことなどを定めていたことを示す文書が発見されました。捕虜を強制労働させるのは、「ハーグ陸戦法規」違反。日中戦争中の中国人捕虜を軍が直接連行して強制労働させていたことを示す貴重な資料です。
フランスですのお話ですが、「屋根の下で暮らす権利」を国民の基本的権利として保障する法案が提出されることになったそうです。
居住権は基本的人権だ、とは、建築学の故・西山夘三さん(京都大学名誉教授)の言葉ですが、居住権の保障が求められるのはホームレスだけではありません。耐震偽装はいうまでもなく、住居の狭さ、都市部の住宅費の高さはひどすぎます。
天気予報では雨が降るかも知れないと言われていましたが、12月にオープンしたばかりの新宿ガーデンシネマで、韓国映画「王の男」を見てきました。(本年1本目)
【あらすじ】
16世紀初頭、漢陽にやってきた旅芸人チャンセンと相棒の女形コンギル。都で時の王ヨンサングンが、妓生上がりの官女と日夜遊び呆けている噂を聞きつけた2人は、芸人仲間と宮廷を皮肉った芝居を始める。興行は人気を博すものの、一座は侮辱罪で逮捕されてしまう。重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。彼らの芸は王を魅了することができるのか…。(goo映画より)
国王ヨンサングン(燕山君)は、朝鮮王朝第10代、韓国では誰もが知っている暴君だそうです(在位1494?1506年)。あまりの暴君ぶりに、臣下である重臣たちによって王位を追われ、国王への追号である「宗」を贈られず、国王の兄弟を表わす「君」号で呼ばれることになったほど。ちなみに、追放されたヨンサングンに代わって擁立されたのが、チャングムが仕える中宗(チュンジョン)だそうです。
事前の広告では、上の「あらすじ」に書かれたようなストーリーが紹介されていたので、当然僕も、はたして国王は笑うのか? と思ってみていました。でも映画が始まったら、2人はさっさと捕まってしまうし、さっさと国王の前に引き出されてしまうし、しかも芝居はガタガタ…。「え、 こんな早く話が展開して大丈夫なの??」と思ってしまったのですが、じつは、そこから後が面白かった!!
しかし、それは見てのお楽しみです。(^_^;)
「さらば、わが愛/覇王別姫」「北京ヴァイオリン」などの映画で有名な陳凱歌(チェン・カイコー)監督の自伝。1990年に刊行されたものの復刊です。
日中歴史共同研究の初会合が終わりました。半年に1度、中国と日本で交互に開く、2008年6月の第4回全体会が最後というスケジュールで、どこまで「歴史認識のギャップが埋まる」のか心配ではありますが、侵略戦争の問題についても、率直かつ真摯な議論を望みたいと思います。
日中共同歴史研究初会合終わる 日中戦争の解釈が焦点(朝日新聞)
「歴史が政治の重荷」回避を=北岡座長が記者会見?日中共同研究(時事通信)
今後の検討課題めぐり意見調整 日中歴史研究の初会合が終了(共同通信)
安倍首相の訪中で合意された日中歴史共同研究の初会合が26日、北京で開かれました。日程は2日間。何がどう議論されるのか、注目したいと思います。
日中歴史共同研究:相互理解へ向けようやく一歩(毎日新聞)
「戦争責任」など焦点に 日中歴史共同研究が初会合 (東京新聞)
歴史認識での対立緩和へ、日中研究委が北京で初会合(読売新聞)
日中歴史共同研究が初会合 「戦争責任」など焦点に(産経新聞)
「日中歴史共同研究」の会合が北京で始まる(日テレNEWS24)
浜林正夫先生の新著『ナショナリズムと民主主義』を早速読み終えました。
本書は、イギリス(正確にはブリテン)史にそって、ナショナリズム(同じ国家に帰属しているという意識)がどのように成立、展開してきたかをたどったものです。
日中で委員会を設けて歴史共同研究をすすめるという合意。今月26日に初会合が開かれるということですが、はたしてどうなるんでしょうか。
やる前から「失敗するに決まっている」と決めつけて冷笑するつもりはありませんが、しかし、中国の「反日教育」の内容をあれこれ問い質したり、中国共産党の国内政策の誤りを槍玉に挙げて、日本の侵略戦争にたいする批判との“相討ち”をねらうといったようなやり方では、共通の理解をつくりあげてゆくことにならないのは明白です。
ブッシュ元大統領(お父ちゃんの方)が、小泉前首相らの靖国神社参拝を「歴史を否定している」と批判。
確かに、米元大統領によるこのような対日批判は「異例」だけれど、それは、そんな批判を受けるようなことを日本がしているということ。さて、靖国派のみなさんは、この批判にどう答えるつもりでしょうか?
米上院軍事委員会公聴会で、新国防長官に指名されたゲーツ氏が証言。
同氏は、「米軍は勝利しつつあるか」という質問に「ノー」と回答。さらに、「今後1、2年でイラクの状況に改善が見られなければ中東地域に大混乱を招く恐れがある」と述べたそうです。でも、その原因をつくったのはアメリカ自身でしょ。
「ゲーツ国防長官」承認 イラク政策、再検討へ(東京新聞)
ゲーツ国防長官誕生へ 段階的撤退の是非明言せず(東京新聞)
短期の改善なければ大混乱 イラク新提案を歓迎の意向(東京新聞)
ゲーツ米次期国防長官、米上院委員会が承認(CNN.co.jp)