イラク情報、完全に間違っていた!

アメリカの独立調査委員会は、イラクの情報について「良い情報を入手できず、分析も誤り、完全な間違いを犯した」と厳しく批判。

いまさら…という感もしますが、アメリカ自身が「間違ってた」と言うのだから、やっぱり間違ってたんでしょう。ねえ、小泉首相?

米調査委「イラク情報で完全な間違い」・最終報告書(NIKKEI NET)
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歴史共同研究委員会が意見調整できず活動終了へ

歴史共同研究委員会は、もともと歴史分野で相互理解と共通認識を深めることを目的に、2002年3月、日韓両政府の合意にもとづいて設置されたもの。政府レベルでの合意なんですから、韓国側は当然ながら教科書検定などへの反映を求めたのにたいし、日本側は「学問的に事実関係を探求できるが、一致は難しい」という姿勢で、結局、かえって傷を残す結果となってしまったようです。残念です。

日韓歴史問題、双方の主張併記へ・共同研究委報告書(日経新聞)

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「大統領の理髪師」

大統領の理髪師(チラシ)

今日もまた、渋谷Bunkamuraル・シネマで映画を見てきました。韓国映画「大統領の理髪師」です。(今年9本目…8本目が飛んでいるのは投稿し忘れ。あとで書き込みます)

青瓦台(韓国大統領府)のすぐ隣りにある孝子洞で理髪店をひらいているソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は、ある日突然、朴正熙大統領の専属理髪師になってしまう。大統領主催の昼食会に招かれて、商売も順調にゆき、万事うまくいくかに見えたとき、北朝鮮ゲリラの青瓦台襲撃事件が起こる…。しかし、「フィクション」であるこの映画では、このゲリラたちはマヌケ揃いで、みんな下痢をして、しゃがみ込んでいるところを捕まってしまいます。しかし、そこから市民の間に下痢(流行性腸炎)が広がり始めます。「下痢をしている者は、スパイに接触したに違いない」と言われ、下痢をした者は“マルクス病”と呼ばれ、次々と情報部に逮捕され、拷問をされる。そんなとき、ハンモの息子ナガンも下痢になり、情報部に送られてしまう。ハンモは必死になってナガンの行方を捜すが、どこに連れて行かれたか分からない。やがて“マルクス病”騒動は収まり、ようやくナガンも戻ってくる。しかし、ナガンは歩けなくなっていた…。

笑わせ、泣かせ、松竹新喜劇のような荒唐無稽なストーリーが展開します。しかし、折り目折り目に…
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韓国政府「今後の対日関係の基調と対応方針」

韓国政府は、17日、国家安全保障会議常任委員会の「今後の韓日関係の基調と対応方針」についての声明を発表しました。その邦訳全文(Unofficial Translation)が、韓国在日公館のホームページに掲載されています。

国家安全保障会議(NSC)常任委員会声明文

3/30追記:
何度か訳文が更新されていましたが、今度のものがたぶん最終版だろうと思います。なおUnofficial Translationと断りがありますので、その旨ご承知置きください。
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米国産牛肉輸入再開問題(続報)

米国産牛肉の輸入再開問題ですが、政治的な動きはともかく、安全基準の問題として、どこらあたりに問題があるのかは、「毎日新聞」20日付の記事がわかりやすく紹介していると思います。

1つは、アメリカは生後30カ月以上の牛しか特定危険部位の除去をしてないらしいこと。

第2に、アメリカはBSE検査を生後30カ月以上(あるいはEUの場合は24カ月以上)しか行っていないが、日本の全頭検査によって、それ以前の牛(生後21カ月、23カ月)からも発見されていること。

そういうアメリカの検査基準があって、それとは別立てにして、日本への輸出についてのみ、枝肉を「目視」して年齢判定をやる――なんていうことが、はたして可能かどうか。考えてみれば分かりそうなものです。

日米牛肉協議:食の安全、日本譲らず ライス・町村会談(毎日新聞)
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米、国防戦略の見直し

アメリカ国防総省が、4年ごとにおこなう「国防戦略見直し(QDR)」報告の作業を、日本やイギリスなどと協議しておこなう方針を表明。といいつつ、日本やイギリスの言い分を聞いてくれるという訳ではなさそう。むしろ、予め日本やイギリスにアメリカの望むところをふくませた上で、国防戦略を決めようということでしょう。

ところで、QDRの基礎となる「国家防衛戦略」報告は、冒頭で「米国は戦争状態にある」と宣言。まあ、アメリカがアメリカ自身についてどんなふうに宣言してもかまわないけれど、そこから「積極的・多層的な防衛体制」を目指すとして、勝手にあれこれの国を攻撃して、「同盟国」日本をそれに動員するとしたら、たまったもんじゃない。北朝鮮についても、引き続き「先制攻撃の権利」をもつとしていますが、なぜアメリカにだけ「先制攻撃」の権利が認められるの?

米国防総省:国防戦略見直し、日英など同盟国と協議へ(毎日新聞)
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アメリカ産牛肉輸入再開問題

アメリカ産牛肉輸入再開問題について、これまでの動きをあれこれ。とても全部は調べきれないけれども、とりあえずライス国務長官来日前まで。

しかし、他方で、アメリカ上院は、カナダ産の若い牛の輸入再開に反対する法案を可決しています。
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アジアプレスの記者2人がイラクに

アジアプレスの記者2人が、先月下旬、イラクに入国したそうです。混乱したイラクだからこそ、現地取材が必要なのですが、無事に取材を終え、貴重な成果を上げてくれることを願います。

伝えねば…イラクで大阪のフリー記者2人取材(朝日新聞)
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最低でも!虐殺26人

AP通信は、イラクとアフガニスタンで米軍およびアメリカ政府機関が拘束した108人のうち、26人は虐殺された可能性があると指摘。米国防総省は、今月10日に、「虐待での志望は6人」と発表していましたが、実態はそれより深刻だったことが明らかになりました。

米軍拘束:108人死亡 うち26人は虐待伴う殺人で捜査(毎日新聞)
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解放後米軍に銃撃されたイタリア人女性記者の手記

解放後に伊「イル・マニフェスト」紙に掲載されたジュリアーナ・ズグレーナ記者の手記です。この事件後、イタリア政府はイラク派遣軍隊の段階的撤退を表明し、すでに事態は次の段階に向けて動き始めていますが、だからといって、この銃撃の原因があいまいにされてよいと言うことではありません。

この事件の後には、イラク軍副司令官が米軍によって射殺されるという事件も起こりました。はたして米軍はイラクで何をやっているんでしょう?

速報478号 「私の真実」解放後に米軍に銃撃された記者の手記 050316
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だったら京都議定書を批准したら?

ブッシュ大統領が、原油高騰にたいして、「世界規模の省エネルギー努力の加速」を呼びかけたそうな。

それなら、京都議定書を批准したら? 言われなくても、世界は、CO2排出量削減のために省エネに努力してますよ?

米大統領「世界規模で省エネ加速を」・サミットで議論(日経新聞)

NY原油、56ドル突破 最高値ガソリン在庫減受け(東京新聞)
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領有権争いはありつつも共同で資源調査

中国が、フィリピン、ベトナムと領有権を争っている南沙諸島で、共同の資源調査を行うことで合意。費用も3等分するそうで、領土争いをしているからといって、敵対しているばかりが能じゃない。

【中国】3カ国共同で南沙諸島の資源調査へ(サーチナ・中国情報局)
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イラク情勢あれこれ

その1。イタリアが、9月からの段階的撤退を表明。

イタリアのイラク部隊、9月から段階的に撤退 首相表明(朝日新聞)

その2。ウクライナが、撤退を開始。15日に第1陣140人が帰国、5月までに700人、残り900人は12月までに帰還する計画。

<ウクライナ軍>イラクから撤退開始 第1陣140人(毎日新聞)

第3。米軍がまたやっちゃいました。検問所で、イラク軍副司令官を射殺。

<イラク>イラク軍副司令官が米軍に射殺される(毎日新聞)
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捕らえてみれば息子かな

アメリカ政府が「監視警戒リスト」に載せているテロリスト容疑者が、なんとアメリカ国内で合法的に火器類を購入していたそうな。

さあ、米軍諸君! テロリストに武器を販売している国が分かったぞ、ただちに攻撃態勢に入れ!

米で火器類を「合法的に購入」と、テロ容疑者多数が(CNN)
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盧武鉉ドクトリン

盧武鉉大統領が、米軍の柔軟性戦略にたいして、「われわれの意志と関係なく、韓国国民が北東アジア紛争に巻き込まれることはない」と表明。これが「いかなる場合でも譲歩できない確固たる原則」だと指摘しました。

米軍の「柔軟性戦略」というのは、東アジア地域で紛争が生じた時に在韓米軍を投入するというもの。中台間や北朝鮮がらみの紛争に在韓米軍が投入されれば、当然、中国や北朝鮮の在韓米軍基地への反撃が予想される。だから、盧武鉉大統領の発言は、近隣地域について在韓米軍の投入反対を意味しています。

日本が、台湾海峡への関与を表明したのとは、まったく逆の動き。さて、どちらが自国の安全を保障することになるでしょうか?

盧大統領、米軍の機動軍化に事実上反対(東亜日報)
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3・1節記念式典での盧武鉉大統領の演説(全文日本語訳)

盧武鉉大統領の演説の日本語全文が、在日韓国大使館のサイトに掲載されています。

第86回3・1節記念式典・大統領祝辞

「日本が、誠実な自己反省に基き、韓日間の感情的なしこりをなくし、傷を癒すことにイニシアティブを取って欲しい」日本は「真実なる自己反省の土台の上に韓日間の感情的なしこりを取りのけ、傷口が癒えるようにするため、先立ってくれなければなりません」というこの呼びかけに、日本人と日本政府はどう答えるべきなのでしょうか。
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