厚生労働省が「就業形態の多様化の実態を把握すること」を目的とした調査結果を発表。派遣を選んだ理由の約4割が「正社員の仕事がない」から。
派遣労働者:「わたしは正社員になりたい」が5割――厚労省調査(毎日新聞)
パートや派遣の割合、4年で3.2ポイント増…正社員は減少(読売新聞)
厚生労働省の発表資料は、これ↓。
厚生労働省:2007年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況
厚生労働省が「就業形態の多様化の実態を把握すること」を目的とした調査結果を発表。派遣を選んだ理由の約4割が「正社員の仕事がない」から。
派遣労働者:「わたしは正社員になりたい」が5割――厚労省調査(毎日新聞)
パートや派遣の割合、4年で3.2ポイント増…正社員は減少(読売新聞)
厚生労働省の発表資料は、これ↓。
厚生労働省:2007年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況
フリーター雇用対策の「切り札」と言われて、今年4月から始まった「ジョブカード」制度だが、半年たってみて、発行件数は目標の2割。正社員への橋渡しとされた「有期実習型訓練」は、年度目標1万人に対して、実施したのはたった50人。正社員に採用されたのはわずか6人しかいないそうだ。
『週刊プレーボーイ』(11月17日号)が、「現代版『蟹工船職場』のヒドイ話」を特集しています!!
「これから紹介する話はマンガや小説ではない。今年、現実に起きた話だ」と言って、現代版『蟹工船』と言ってもいいような、悲惨な職場の実態が紹介されています。中には、まるっきりのダマシ、詐欺みたいな話もありますが、コンビニSHOP99の清水文美さんの「名ばかり管理職」の話や、途中で辞めれば奨学金を一括返還しなければならないといって、理不尽な職場に縛りつけられる新聞奨学生の話や、民営化後配達中の事故が多発する郵便局の実態など、けっこうマジな話も紹介されています。
クルマ情報誌で、日本共産党・志位和夫委員長がトヨタの派遣労働問題を取り上げた国会質問が紹介されています。
取り上げたのは、「日本で唯一の新車スクープ雑誌」とうたう『ニューモデルマガジンX』(三栄書房)の12月号。「平成の『蟹工船』はトヨタが元凶だ」という大見出しで、志位委員長の質問を紹介するとともに、質問に先だって志位委員長が現地に乗り込んで、派遣労働者・期間労働者と懇談して、非正規雇用の実態を聞き取り調査したことに注目しています。
『GQ JAPAN』などというメンズ・ファッション誌を買ってきた理由は、これ↑。
「名著再読。」という特集の1つとして、小林多喜二『蟹工船』ブームについて、志位和夫委員長にインタビューをしています。
イギリス紙のテレグラフが、蟹工船ブームと日本共産党に入党する若者が増えていることに注目した記事を掲載。
Japan's young turn to Communist Party as they decide capitalism has let them down – Telegraph
10月5日に、東京・明治公園で開かれた青年大集会。翌日の「毎日新聞」や「東京新聞」が大きく報道したにもかかわらず、なぜか青年大集会を一切無視した「朝日新聞」。
ところが、今朝の「朝日新聞」を見たら、5面の片隅に「政策ウオッチ」という見出しで、青年大集会で報告された派遣や偽装請負の話が紹介されている。でも、何故いまごろ? しかも、「青年大集会」の名前もないし、日付も書かれていない…。
YouTubeにアップされている動画のなかには、日雇い派遣の実態やワーキングプア問題を取り上げたドキュメンタリーなどもある。その実態は、活字で読むよりも迫力がある。
NHKドキュメントにっぽんの現場(2008年2月7日放送)「出稼ぎアパートの冬 ?三河・自動車産業の町で?」
http://jp.youtube.com/watch?v=-aenxcK4Aks
http://jp.youtube.com/watch?v=r8_w04HdVAU
http://jp.youtube.com/watch?v=s38CA2qMwr0
知人から教えてもらった記事なんですが、「毎日新聞」西部版(福岡本社発行)が、福岡市内で開かれた映画「蟹工船」上映会を取り上げていました。
実は、この上映会、主催は日本共産党の地区委員会。それにもかかわらず(?)、昼夜2回で900人も集まり、立ち見が出るほどの盛況だったそうです。それ自体驚くべきことですが、注目すべきは、「毎日新聞」が、その上映会でわざわざ日本共産党支持者でない若者に取材していること。なかなかおもしろいところに目をつけたようです。
取材された青年からも、「私たち若い世代が働きやすい環境作りを考えてくれる候補者、政党を選ばなければ、という思いを強くした」とか「貧しい人に厳しい今の政治には変わってほしい」など、興味深い反応が返ってきています。
5日、明治公園で開かれた「全国青年大集会2008」は、全国から4800人が集まって大成功だったようです。
「毎日新聞」(左)は1面中央に大きく写真を掲載。「東京新聞」(右)も社会面で、あしなが育英会の集会と並べて大きく取り上げていました。ヽ(^_^)/
ネットカフェに寝泊まりしていた女性が、トイレで出産し、嬰児をそのまま放置したとして逮捕される。
ここまで“ネットカフェ難民”が増えれば、当然、起こってもおかしくなかった事件だが、実際に起きてしまうと、やはり「ついに…」と思ってしまう。いったい日本はどこまで崩れてしまうのだろうか…。
経済同友会が9月3日付で、「『日雇派遣』の原則禁止案に対する意見」を公表した。
「日雇派遣」の原則禁止案に対する意見(経済同友会)
↑
この「本文」というところをクリックすると、PDFファイルが開きます。
「正社員になれなかった者がやむを得ず非正規雇用を選択したという場合も少なくない。彼らの雇用条件が概して不安定で低い処遇であることから、非正規雇用の拡大が格差社会の原因の一つになっているとの指摘もある」と述べているが、結局、「日雇派遣を単純に禁止することによって問題が根本的に解決されるかどうか疑問」「日雇派遣を禁止しても、すべて日雇派遣労働者が直接雇用にシフトできる保証はなく、むしろ、労働市場のミスマッチにより、雇用機会が失われ、多くが失業に繋がる恐れがある」として、日雇い派遣の原則禁止に反対を表明している。
NPO団体の調査で、若者の51%が残業代不払いなど違法労働を経験したことがあることが明らかに。
残念なのは、そのうち76%が泣き寝入りしていること。「是正できるとは思わなかった」というのがその理由だが、権利は自分で守るもの。がんばれ、若者! 諦めるな、若者!!
厚生労働省が、いわゆる「ネットカフェ難民」に、職業訓練を条件に訓練中の住居・生活費として月15万円を融資する制度を創設する方針を固めたそうだ。年収150万円以下の場合には返済免除になるので、事実上の給付になるらしい。
オーストラリアの放送局ラジオ・オーストラリアも、「アジアとつながる」という番組で、『蟹工船』ブームを取り上げたようです。「復刊されたマルクス主義小説が日本のベストセラーのトップに」と題して、同放送局のホームページに公開されていました(8月15日付)。
日本文学専攻の研究者との対談なので、『蟹工船』ブームを格差の拡大やワーキングプアの増加と結びつけて論じるだけだったこれまでの海外の論評記事とはちょっと趣が違っています。
Reprinted Marxist book tops Japan's best seller list – Radio Australia
『蟹工船』ブームは、英紙インディペンデントだけでなく、実は、21日付の英紙「ガーディアン」でも取り上げられていました。
Japan: Marxist book turns bestseller 79 years on – The Guardian
ということで、こちらもヘッポコ訳です。
時事通信によれば、イギリスの新聞「インディペンデント」22日付が、日本の『蟹工船』ブームを取り上げました。
「蟹工船」ブームを紹介=失われた労働者保護に不満?英紙(時事通信)
そこでまたまた記事を探してみました。といっても非常に簡単。インディペンデント紙のサイト内で、'takiji'で検索するだけ。
で、見つかったのがこの記事↓です。
『蟹工船』の一節を紹介しながら、低劣な条件で働かされる現在の労働実態を紹介する連載企画が、「毎日新聞」で19日から始まりました。
悲惨な実態を伝えるだけでなく、毎回、どうしたら働く権利が守れるか、簡単な自衛策の紹介もあります。注目したいと思います。
東京女子美大の島村教授がブログで紹介(Prof. Shima's Life and Opinion : シンガポールでも「蟹工船」現象を報道)されていますが、シンガポールの英字紙「ストレーツ・タイムズ」に、日本のワーキングプア問題と『蟹工船』ブームにかんする記事が掲載されました。
ということで、インターネットを探してみると、その記事が見つかりました。こちら↓です。
'Working poor' issue proves a page-turner – The Straits Times