書店でパラパラとめくってみたときにちょっと面白そうと思って買ってきた本。どこが面白いかというと、『資本論』にそった経済原論的な本のようでありながら、随所に、現代の日本および世界の資本主義経済、資本主義企業がどうなっているか、という具体的な問題が挟み込まれているところです。例えば、第2章「貨幣経済」で、金本位制度の停止から始めて、現在の通貨制度のもとで価値尺度機能がどうなっているかなどが論じられています。
四川大地震:300kmの断層が動いていた!!
四川省の大地震を引き起こした断層は長さ300kmにもわたっていました。
300kmといってもピンと来ませんが、東京?名古屋が直線距離で約260km。東京?仙台、あるいは京都?下関ぐらいでほぼ300kmです。北九州市?大隅半島の先端までもほぼ300kmですから、九州全体を真っ二つにするような断層が動いたということになります。
そう考えてみると、今回の地震の規模の大きさが分かるのではないでしょうか。
四川大地震、断層のずれは最大13メートル(読売新聞)
四川大地震/断層破壊は2段階/エネルギー「阪神」の30倍/地震波から解析(しんぶん赤旗)
買ってきました!! 『蟹工船』
榎原雅治『中世の東海道をゆく』
ちょっと気分転換にと軽い気持ちで読み始めたのですが、意外に面白かったです。鎌倉時代に京から鎌倉に下った貴族の日記から、当時の東海道がどこを通っていたか、どんな道だったのかなど、徹底的に日記の記述などにこだわって調べています。
安保戦略会議、今年は開けず
秋山直紀氏が事務局長を務める日米平和・文化交流協会や、自民、公明、民主の国防族議員でつくる安全保障議員協議会がアメリカ側と共催してきた日米安全保障戦略会議が、秋山直紀氏をふくむ防衛利権への追及によって、今年はとうとう開催されないことになりました。
27歳に31歳… 都響第662回定演Bシリーズ
昨日は、サントリーホールで、都響定期演奏会Bシリーズを聴いてきました(今年18回目)。チェロのガブリエル・リプキンは1977年生まれの31歳、指揮者のヤクブ・フルシャにいたっては1981年生まれの27歳、うむむ…。
- スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
- ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107
- (休憩)
- プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より
やっぱり、この日のメインは、リプキンでしょう。
日経、毎日でも取り上げられました!!
うちに帰って夕刊を見たら、「日経新聞」と「毎日新聞」でも、『蟹工船』(小林多喜二著)が取り上げられていました。
「産経新聞」の記事にもあったように、『蟹工船』ブームは、「毎日新聞」1月9日付の高橋源一郎・雨宮処凜両氏の対談で取り上げたのが始まり。そこから、読売、朝日、産経、日経、毎日と取り上げて、全国紙を一巡したことになります。(^_^;)
こんどは産経新聞が『蟹工船』
読売新聞、朝日新聞に続いて、何とこんどは、あの『産経新聞』が文化欄で、小林多喜二『蟹工船』のブームを取り上げています。
田原総一朗氏、マルクスを語る?!
今週の『週刊朝日』(5月23日号)で、サンプロでお馴染みの田原総一朗氏が、伊藤忠の丹羽宇一郎会長を前に、こんなふうにマルクスを語っています。
田原 マルクスは、資本主義が金融資本主義になり、その信用がダメになって経済は破綻する、と書いています。
本日のお買い物
ささやかな思考の足跡: 子ども格差で『週刊東洋経済』の特集「子ども格差」が紹介されていたので、今日、仕事帰りに本屋に立ち寄ったのですが、『週刊エコノミスト』も「娘、息子の悲惨な職場 Part7」という特集をやっていたので、一緒に買ってきました。(読むのはこれから)
御手洗会長 来年度消費税2-3%引き上げを要求
日本経団連の御手洗会長が、来年度から消費税を2?3%引き上げよと発言。これが一私人の発言ならともかく、彼は、政府の経済財政諮問会議の「民間議員」に指名されている。今年の税制改革論議で、消費税増税に道をつけようという意図がありあり。
他方、麻生太郎氏は、年金財源として消費税を10%に引き上げるべきだと発言。一方で年金保険料を払わなくてよくなるなら、消費税を上げても景気への影響は限定的だというのだ。しかし、2007年度の基礎年金給付総額は17兆9000億円、消費税1%=2.5兆円とすると7%程度の引き上げが必要になる。つまり、消費税は10%ではすまない、ということだ。
消費税、来年度7?8%に=基礎年金の財源確保で?御手洗経団連会長(時事通信)
麻生前幹事長:「消費税上げても景気の影響は限定的」(毎日新聞)
国会侵入の自衛隊員を逮捕
国会の敷地内に侵入して自殺を図った自衛隊員。5月13日に、建造物侵入などの容疑で逮捕されましたが、案の定、福田首相宛の抗議文が押収されました。
それにしても、現職自衛隊員が複数の右翼団体に出入りしていたというのは、絶対にあってはならないこと。厳重な調査が求められます。
国会議事堂で腹刺した自衛官逮捕 建造物侵入などの容疑(朝日新聞)
国会で自殺未遂男を再逮捕 福田政権への抗議文押収(東京新聞)
元公明党委員長・矢野絢也氏が創価学会を提訴
航空自衛隊が軍事法廷の研究論文
「しんぶん赤旗」のスクープ。航空自衛隊の研究誌が、自衛隊裁判所の導入の必要性を検討した論文を掲載。執筆者は、防衛庁(当時)事務官で、航空自衛隊から業務派遣されて中央大学大学院に入学、研修中に執筆したもの。軍事技術、軍事機密などにかかわる問題は「一般裁判所では困難で、軍事知識が蓄積可能な専門裁判所が必要」としている。
朝日新聞にも『蟹工船』が登場!!
先日の読売新聞に続いて、今朝の朝日新聞でも、小林多喜二『蟹工船』が取り上げられています。上野駅や丸ノ内で売れているというのも、今のブームの特徴かも知れません。
ずらりと並んだ「蟹工船」=東京都千代田区の丸善丸の内本店、東川哲也撮影(朝日新聞)
寒い…!
読響 第150回芸劇名曲シリーズ
今日は、読響のコンサートで、池袋の芸術劇場に行ってきました(今年17回目)。指揮は下野竜也氏。
- ホルスト:フーガ風序曲 op.40-1
- エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽〈ペトルーシュカ〉(1947年版)
エルガーのチェロ協のソリストは、ハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲン。そして、ペトルーシュカでは、野原みどりさんがピアノを演奏するという贅沢なプログラムです。
中国四川省で、M7.8の直下地震
中国・四川省でM7.8の地震。震源は、省都・成都の北西約150km。深さ10kmというから、直下地震の可能性大。重慶でも小学校が倒壊するなど、大きな被害が出ている模様です。
中国・四川省でM7・8の地震、死者5千人の見通しも(読売新聞)
中国南西部の地震、死者数が数千人規模に(AFPBB News)
大阪・弥生文化博物館を守れ!
大阪センチュリー交響楽団と同じように、橋下府知事のPTによって、大阪の池上・曽根遺跡にある「大阪府立弥生文化博物館」も、廃止・統合(同じく大阪府立の「近つ飛鳥博物館」との統合)が計画されています。
しかし、「弥生文化博物館」の最大の魅力は、弥生時代の大規模な環濠遺跡である池上・曽根遺跡のすぐ近くにあること。また、「近つ飛鳥博物館」は古墳時代を対象とした博物館で、時代の違うものをごたまぜにすることは、かえって博物館の魅力を失わせるものです。
弥生文化博物館 存続求め集会(読売新聞)
文化切り捨て許せない 大阪・弥生文化博物館 存続求め市民集会(しんぶん赤旗)
弥生文化博物館:存続求め、和泉で市民の会結成――11日集会/大阪(毎日新聞)
弥生文化博物館:大阪府PT案で廃止 金銭で考えるのか――金関恕館長に聞く(毎日新聞)
橋下PTと府教委、公開討論で激突(朝日新聞)
橋下知事が売却方針の博物館敷地から大型首長墓 売却は不可能?(MSN産経ニュース)
改革直撃 博物館、ゼロ予算と格闘(読売新聞)
89歳老学者、38歳大阪府の橋下知事を叱る(MSN産経ニュース)
無保険で死亡 全国で475人
保険料の滞納などで健康保険が使えない、いわゆる「無保険」の人が病院に担ぎ込まれて死亡したケースが、NHK調査で、この2年間で少なくとも475人いたことが明らかに。