木暮太一『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』について呟きました

日曜日(6/10)の「しんぶん赤旗」の読書欄で、木暮太一さんの『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』(星海社新書)が取り上げられましたが、僕には上から目線で切って捨てるような乱暴な評に思えてなりませんでした。

ということで、少々呟きました。

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置塩信雄氏の所有論について呟きました

置塩信雄氏の所有論についてつぶやきました。

置塩氏は、生産手段の社会的共有論について何度か書かれていますが、基本的に中身は同じです。発展させる余裕がなかったという面もあるかもしれませんが、最初に論じた時点(1980年)で、必要なこと、論じうることは基本的に全部論じたということなのかもしれません。

しかし、それから30年以上たち、「社会主義」を看板にしていたソ連・東欧の旧体制も崩壊したいま、それをどう受け止め、発展させるのかが求められているのではないでしょうか。

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現象学について

木田元氏の「反哲学」あるいはハイデガー、ニーチェについて呟きました。木田元氏の著作からハイデガーやフッサール、ニーチェを読んだのは随分と昔なので、細かいことはすっかり忘れてしまいましたので、印象論めいた話になってますが、お許しあれ。

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西部邁氏「反原発ムードは再考せよ」

西部邁氏が、本日(5月23日)の毎日新聞「異論反論」欄に登場。

そのなかで西部氏は、国連原子放射線影響科学委員会の委員長の発言が日本のメディアでは報道されていないことにふれて、「要するに、『さあ大変』に固着してしまった集団心理、そして『さあ騒ごう』に固定されてしまった集団行動」「反原発のムードや原発の稼動停止も再考されなければならない」と主張している。

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コンサートあれこれ

新日本フィル創立40周年記念特別演奏会日フィル杉並公会堂シリーズ第1回(2012年5月13日)都響第734回定期演奏会(2012年5月14日)

読響第515回定期演奏会(2012年5月15日)新日本フィル第494回定期演奏会(2012年5月18日)日フィル第640回定期演奏会(2012年5月19日)

Twitterでばかりつぶやいているので、すっかりブログへの書き込みをサボってました。^^; ということで、まとめて書き込みます。

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金環日蝕、見えました!

雲越しに撮影(7時29分撮影)

雲越しに撮影(7時29分撮影)

天気予報ではベタ曇りになるのでほぼ諦めていたのですが、東京では、薄い雲はあるものの、太陽もよく見える天気でした。
ということで、これ↑はちょうど雲で太陽が陰ったところをデジカメでそのまま撮影したもの。金環食になるちょっと前でした。このあとも、何枚か撮影したのですが、雲のムラで、なかなかきれいにリングに写りませんでした。^^;

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国政の混迷を「憲法のせい」にする責任逃れの議論

東京新聞2012年5月13日付「時代を読む」

東京新聞2012年5月13日付

昨日(13日付)の東京新聞「時代を読む」に、政治学者の佐々木毅氏が「憲法改正論議の点検」と題する評論を寄せられている。

佐々木毅氏といえば、政治改革の音頭をとってきた政治学者の一人として知られているが、この評論では、「盛り上がる憲法改正論議は『動かない政治』の現実を『憲法のせい』にする責任のがれの議論」「仕組みを変えても政治の体質が改善しないことはこの間十分証明された」など、昨今の憲法改正論議にたいする批判も見られる。

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憲法集会に参加しました

2012年憲法集会@日比谷公会堂憲法記念日銀座パレード

あいにくの雨になってしまいましたが、今年も、日比谷公会堂で開かれた憲法集会の銀座パレードに参加してきました。

会場についたのはちょうど3時頃。社民党の党首・福島瑞穂さんの話が終わって、共産党の志位委員長の話が始まったところでした。そのあと、参加者2600人で銀座をパレード。「憲法改悪ハンターイ!」「憲法9条をまもれー!」と声を響かせてきました。

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日経新聞「企業は若者への投資を」

本日付の日本経済新聞「大機小機」は「企業は若者への投資を」。

若者を正社員として採用して育成していくには、「企業は大きな負担を強いられる」が、「企業の将来を背負うのは、こうした若者である。若者への投資を怠る企業は、将来に大きなリスクを抱えることになる」と指摘。

【大機小機】企業は若者への投資を:日本経済新聞

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自民党の憲法改正草案についてつぶやきました

自民党が27日に発表した憲法改正草案を読んでみました。9条を改悪して、国防軍を設置するなど大きな問題もありますが、同時に、細かいツッコミどころもたくさんあります。思いつくままに、つぶやきました。

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春爛漫 (*^_^*)

今日は快晴。1週間ぶりに新宿御苑に行ってきました。ソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、御苑の中は、八重桜がちょうど満開。春爛漫、花盛りでした。

一葉(イチヨウ)

一葉(イチヨウ)

これ↑は、一葉(イチヨウ)という八重桜。八重桜は花にボリュームがあるので、満開になるとゴージャスです。

関山(カンザン)

関山(カンザン)

こっち↑は、関山(カンザン)。ピンク色が濃いので、これまた非常に派手です。

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英語版資本論第3章第1節

エンゲルス監訳の英語版『資本論』の第3章第1節の翻訳です。

英語版資本論第3章第1節 (PDF,540KB)

私のつたない語学力でいえば、英語版の方が英語版よりかなり平易なように感じます。翻訳もなるべく平易にしましたが、はたして成功しているでしょうか。

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WPTouchを入れているんですが

WPの表示をiPhoneやスマートフォンに適正化するWPTouchというPluginを入れているのですが、僕自身はiPhoneもスマートフォンも持たないので、本当にきちんと表示されているのかどうかが分かりません。(^_^;)

iPhoneもしくはスマートフォンで、このブログをご覧のみなさん、どんな具合でしょうか? ここが見やすい、ここが見にくい、きちんと表示されない、などお気づきのことがありましたら、コメントして下さい。よろしくお願いします。m(_’_)m

本日のお買い物

本日のお買い物

今日は新書・文庫の類ばかり。

  • 竹信三恵子著『ルポ賃金差別』(ちくま新書)
  • 工藤重矩著『源氏物語の結婚』(中公新書)
  • 和田春樹著『北朝鮮現代史』(岩波新書)
  • 高橋和之編『新版 世界憲法集第2版』(岩波文庫)
  • 松岡和子訳『ウィンザーの陽気な女房たち』(ちくま文庫)

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マルクスはリカードウ『原理』をどのように読み込んだのだろう

資本論草稿集を読んでみると、マルクスは、恐慌論にしても再生産論にしても、行きつ戻りつ、いろいろと試行錯誤を繰り返しています。ところが、リカードウ批判に関していえば、『57〜58年草稿』の段階でも、すでにほとんど出来上がっていて、リカードウ理論をすっかり自分のものにして、自分の理論に即して自在に批判しています。

しかし、僕自身がリカードウの『原理』を読んでみても、たとえば第1章から、問題は労働の価値ではなく労働力の価値なんだ、というような結論がどうやったら引き出せるのか、さっぱり見当もつきません。いったいマルクスは、どんなふうにリカードウを読んで、みずからの学説を作り上げたのでしょうか?

ということで、ちょいとつぶやきました。

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