国民の生活と権利を攻撃する「構造改革」路線に対し、国民の反撃を「既得権益」「抵抗勢力」と名付けて攻撃する――小泉首相の常套手段ですが、その大もとは、2002年の日本経団連・奥田碵会長の講演にあったことが指摘されています。
その講演とは、これ↓
国民の生活と権利を攻撃する「構造改革」路線に対し、国民の反撃を「既得権益」「抵抗勢力」と名付けて攻撃する――小泉首相の常套手段ですが、その大もとは、2002年の日本経団連・奥田碵会長の講演にあったことが指摘されています。
その講演とは、これ↓
日本総研の試算で、消費税を1%ひきあげた場合、GDPが0.4%減少することが明らかに。
消費税を10%引き上げた場合、年収1234万円の世帯で年収の6.2%の負担増になるのにたいし、年収347万円の世帯では10.5%の負担増に。消費税の逆進性も確かめられたことになります。
ユン・チアン「マオ 誰も知らなかった毛沢東』について、記事を書いていましたが、下巻を走り読みし始めた段階で書いたもので、きちんと評価できていなかったので、全部削除しました。感想については、改めて掲載します。(2006/02/06)
額賀防衛長かんが、弾道ミサイル防衛に関連して、自衛隊が収集した情報をアメリカに提供し、それが米軍の武力行使につながったとして、「一般的な情報交換の一環」なら集団的自衛権行使にはあたらないとの解釈を発表。
弾道ミサイルが飛んでくるという情報は、「一般的な情報」なのだろうか? 弾道ミサイル迎撃のための情報交換は「一般的」なんだろうか? いまや情報抜きに軍事は考えられないが、どうやら日本だけは例外のようだ。
福岡銀行が、2年間で約21億円の賃金不払いとなっていたことを公表。
銀行側は「意図的な不払いではない」としているそうですが、日経新聞によれば「出社時間と実際に仕事を始めた時間との間に差を設ける」などしていたそうで、意図的と言われても仕方がないでしょう。93年にも賃金不払いで指導を受けていたとのこと。ますます悪質です。
小泉首相が、靖国問題を総裁選の争点とすべきでないと発言したそうですが、総裁選で靖国参拝を公約に掲げて争点化したのがご自分だったことをお忘れになったんでしょうか?
それからもう1つ。首相の靖国参拝は、いまや外交上の大問題。それをどう解決するか明らかにしないまま総裁を選んでも、政治的には意味がないのでは?
小泉首相が年頭記者会見で自らの靖国参拝について「外国政府が心の問題に介入するのは理解できない」と批判したことについて、各紙の社説などを調べてみました。
古本で、山崎隆三著『地主制成立期の農業構造』(青木書店、1961年刊)を入手。学部のゼミで、佐々木潤之介先生に報告するように言われた本です。
僕が苦労して報告したあと、佐々木先生は、この本で大事なのは、第5章「近世後期における富農経営の発展」の中に掲載された氏田家の収支計算の総括表だ、その総括表の中に、自作地の経費として氏田家が使う奉公人・日雇の「労賃」の項目があるのですが、それが重要なんだと言われました。
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アメリカのイラク戦争とその後駐留のためにかかった経費は、2兆ドル(日本円で230兆円)にのぼる、と、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ氏らが試算。
読売新聞1/8付に、「国民投票法案/社民 足並みに乱れ」という記事が載っています。そのなかで、福島党首らが断固反対なのにたいし、「一部議員からは柔軟な意見も出ている」として、次のように報じられています。
ところが、昨年来、党内からは同法案に関して「急ぐことはないが、議会の中の多数がつくる方向に行くならば、十分な議論と民意の反映を基本にした法案をつくることが大事だ」(辻元清美衆院議員)などの意見が相次いでいる。
辻元氏らの発言を受け、民主党の枝野幸男・憲法調査会長が「社民党が共同提案に入る可能性はあるし、入るべきだ。その方が、社民党にとってもよい」と言及し、社民党の又市幹事長が「大変迷惑な話だ」と抗議する一幕もあった。
あら、辻元氏は意外と柔軟だったのね。(^^;)
というか、いま議論されている国民投票法案が、憲法9条改悪のための法律であることは明らか。もともと国民の間には、ぜひとも憲法を改正すべきだという議論はなかったのであり、自民党やら民主党やら公明党やらが、憲法9条を改悪しようとし始めたとたんに、持ち上がってきたのが国民投票法案。そんな議論に理解を示して、はたして彼女はどこまで本気で9条改悪に反対してくれるんでしょうか。
産経新聞が、防衛庁が自衛隊の交戦規則に武器使用を明確な任務として明記することを決めたと報道。
報道では、領空侵犯機が抵抗した場合への応戦などのケースが上げられています。領空侵犯機への武器使用を「武器の防護」という理由で公認しようというのも奇妙な論理ですが、それ以上に奇妙なのは、こうした動きの背景として、「中国軍機の防空識別圏への侵入」を上げていることです。
防空識別圏は、日本側が領空の外に設定したラインです。そこを超えて中国軍機が飛んできたからといって、中国軍機が日本の領空を侵犯したわけではありません。東シナ海にあるガス田施設も日本が主張する経済領域の外側にあって、したがって、中国軍機の飛来を日本の領空侵犯への対処と同列に論じることはできません。
しかも実際には、自衛隊機だって頻繁に中国のガス田施設の偵察飛行をおこなっています。自分が飛んでいくのには何の問題もなく、相手が飛んでくるのには脅威だというのは、国際社会に通用する議論ではありません。
小粋空間yujiroさんのInvalidateLinkOfInsertTag.plを入れてから、あらためてPlug-inの重宝さを実感し、いろいろ入れてみました。(^^;)
1つめは、これもyujiroさんの管理画面のエントリーリストのタイトルを全て表示するというPlug-in(DisplayEntryTitle.pl)。僕の場合、タイトルが長いので、途中で…になってしまうとよく分からなかったりするので、助かります。
2つめは、yosshiさんのBanPing2OldEntry Plugin。指定日数以前のTBを承認制に変更できるもの。MT 3.1xの時は、Conversation Killerを使っていましたが、3.2非対応ということで、こういうの探してました。
3つめも、同じyosshiさんのAcceptCommentsPings Plugin。エントリー管理画面から、複数のエントリーのコメントとTBのOn/Offを一括して変更できるという優れもの。
それから、重複TBを自動的に削除するPlug-inですが、yujiroさんのものから、OgawaさんのDuplicated TBPing Lookup Pluginに変更させていただきました。
大変便利なPlug-inを作っていただき、ありがとうございました。m(_’_)m
下斗米伸夫『アジア冷戦史』(中公新書、2004年)とか松原隆一郎『分断される経済』(NHKブックス、2005年12月)とか、年末年始に読み終えたまま感想を書き込めないでいる本がいろいろ溜まってしまいました。
それらは順番に、ということで、まずは、大嶽秀夫『再軍備とナショナリズム――戦後日本の防衛観』から。もとは1988年に中公新書『再軍備とナショナリズム――保守、リベラル、社会民主主義者の防衛観』として刊行されたものですが、昨年12月に、サブタイトルだけ変更して、講談社学術文庫から再刊されました。テーマは、朝鮮戦争の時期における日本の再軍備をめぐる議論。警察予備隊から保安隊にいたる時期の吉田茂首相(保守派)、芦田均・石橋湛山・鳩山一郎ら(「リベラル」)、それに日本社会党の防衛論議を検討しています。
久間自民党総務会長が、米国との軍事機密保持協定の締結を目指すことを表明。
ストロー英外相が、イラク駐留英軍の撤退が数カ月以内に開始されるとコメント。
英国軍までもが撤退に向けて具体的に動き始めました。自衛隊の派遣延長は決めたものの、撤退に向けた戦略を持たない日本の無策ぶりとは対照的です。
消費税10%強。強というのがどれぐらいか不明だが、自民党内部の検討では13?15%程度という数字も出ている。15%を10%強というのも相当に強引だが、名目成長率3%以上というのは、相当に現実離れした数字では? それでようやく10%強に押さえられるというのだから、現状のままなら消費税20%は必至。
財源不足は消費税で、という発想になると、結局、この範囲の議論から抜け出せなくなってしまう。
一昨日、新日本フィルのコンサートに行く前あたりから、またぞろ右肩から右上腕部にかけてじわ〜〜〜っと痛み出す。我慢できない訳じゃないけど、我慢し続けるのはちとつらい、という感じで、時々その痛みが腕先にまで響いたりするので、ただただじっと堪えるのみ。
ということで、土曜日、予約を入れてはいなかったけれど病院に電話して、診察していただきました。で、しばらく星状神経節ブロックによる治療を続けてみようということに…。前回診察していただいたときは、どちらかといえば五十肩の症状が出ていたということでしたが、今日、診察していただいたときは五十肩より肩の凝りによる痛みの方が強く出ているという感じで、症状の方も一定しない様子。困ったもんです。
年末から新年にかけていろんな本を読んだので、それらについて書きたいのですが、肩が痛くて、なかなかキーボードに向かうのがしんどいのが実情。そんななかで、宮沢章夫氏の『「資本論」も読む』(WAVE出版)を読んでいます。『資本論』の解説やら経済学的な検討をしようというようなものではなく、劇作・演出家の宮沢氏が、ともかく「せめて『資本論』を読んでから死にたい」と、『資本論』(テキストとされているのは大月書店国民文庫版の邦訳)にチャレンジして悪戦苦闘されている様子をそのままエッセイとして連載されたもの。
しかし、『資本論』を茶化したりするようなのとはまったく違って、ともかく『資本論』を読んでみたいという高校生以来の「純粋野望」に突き動かされた真面目な格闘記。リンネルとは何か、エレとは何か、また、「舌」に関するマルクスの注へのこだわりなど、なるほど経済学者では思いつかないような、真剣な読みっぷりに感動すら覚えてきます。
金曜日、新年の仕事をたら〜〜と終えつつ、錦糸町へ。新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行ってきました。
指揮は大野和士さん、ピアノはシモン・トルプチェスキ、トランペットはデイヴィッド・ヘルツォーク。
今日のメインは、ショスタコーヴィチの2曲。会場で友人のD氏に「ピアノ協奏曲を生で聴くのは初めて」といったけれど、よく考えたら、交響曲第4番も生は初めて。いろんな意味で、ショスタコーヴィチは好きな作曲家なので、期待して会場へゆきました。
ちらほらニュースが流れていますが、ブッシュ政権が、2002年9月に発表した「国家安全保障戦略」の見直しをおこなうようです。2002年の「国家安全保障戦略」文書は、いわゆる先制攻撃戦略を明らかにしたもの。はてさて、先制攻撃戦略そのものの見直しになるのかどうか、注目したいと思います。
ヒル米国防次官補が、5日記者会見し、そのなかで、小泉首相の靖国神社参拝問題をめぐって日中・日韓関係が悪化していることに米政府の懸念を表明しました。
日経新聞によれば、ヒル国務次官補は、明言はしなかったものの、米政権内部に小泉首相の靖国参拝に批判的な意見があることを示唆。毎日新聞が報道したように、「米国には仲介の意思がないことを改めて明確にした」というのも、同じように、小泉首相の靖国参拝そのものを容認するつもりがないからでしょう。