9万ヒットを超えました

今朝、カウンターを見たら、9万ヒットを超えていました。
8万アクセスを超えたのは10月25日。ということで、9万ヒットまでの1万アクセスには33日かかったという計算になります。

10月半ばに異動になってちょいと忙しくなり、以前よりエントリー数が減っていますが、引き続き、たくさんの方々に訪問していただき、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。m(_’_)m

デルの虚偽採用

コンピュータ会社のデルが、デル・リアルサイトで働く労働者を、デル自身が雇ったように見せかけながら、実は別会社に雇わせて、そこから派遣をさせていたという事件。以前にも紹介しましたが、今日の東京新聞「こちら特報部」が詳しく紹介しています。

こちら特報部 デル社虚偽採用疑惑のウラ 面接は社員、名刺も使えた(東京新聞)

この事件、この労働者Mさんが本気で訴えなければ、たぶん“派遣で、そういうこともあり”ということになっていたのではないでしょうか? デルは、Mさんにたいし「うちは外資系だから」といって、残業代も支払わず、社会保険にも加入せず、という違法労働をやっていたわけです。
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最近買った本

ちょっとテーマ的に本を買い集めました。

まず日本史関係。いまさらこんな本で勉強する、なんていう筈がありません。そうではなく、逆に、こういう人たちが一体何を問題にしているのか、それを調べてみようということです。

  • 田原総一朗『日本の戦争』(小学館文庫、2005年1月刊、親本は2000年刊)
  • 坂本多加雄、秦郁彦、半藤一利、保坂正康『昭和史の論点』(文春新書、2000年刊)
  • 阿川弘之、猪瀬直樹、中西輝政、秦郁彦、福田和也『二十世紀 日本の戦争』(文春新書、2000年刊)

それから、こっちは、『拒否できない日本』で紹介されていた本。全部古本です。

  • NHK取材班『日米の衝突 ドキュメント構造協議』(日本放送出版協会、1990年)
  • アーサー・レビット『ウォール街の大罪』(日本経済新聞社、2003年)

他に、こんなのも紹介されてたので、とりあえず古本で注文しました。

  • グレン・S・フクシマ『日米経済摩擦の政治学』(朝日新聞社、1993年)
  • 対日貿易戦略基礎理論編集委員会編『公式日本人論 「菊と刀」貿易戦争篇』(弘文堂、1987年)

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米政府の日中関係憂慮

日経新聞が、「これでは日本がアジアで孤立しないか」との社説をかかげ、小泉首相の対アジア外交姿勢を批判したことは、昨日、紹介(「日経が小泉外交を批判する社説を掲載」)しましたが、日経がこうした方向に舵を切り替えるきっかけとなった記事を見つけました。

それは、17日付の日米首脳会談にかんする解説記事。ブッシュ大統領が日中関係に言及したことにたいして、「首相の靖国神社参拝には言及しなかったものの、米政府内にある日中対立への懸念を念頭に、関係改善に期待感を示したものとみられる」と指摘しています。

米大統領、日中改善に期待(日経新聞)
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今度はインド?

『榊原英資 インド巨大市場を誣??とく』

今度はインドだ! ということで、榊原英資・吉越哲雄『榊原英資 インド巨大市場を読みとく』(東京経済新報社)を読んでいます。

現在の人口10億、今後の経済成長率5?7%が見込まれ、すでに年間所得3000米ドル以上の階層が1億5000万人以上(つまり、日本の人口以上)。物価は日本の5分の1から6分の1ということなので、日本で言えば1人当たりの年収150?180万円、夫婦で300万円を超える計算になる。1991年の「新経済政策」で、市場開放を実施。IT産業の成長は有名ですが、自動車、家電などでも巨大な市場が広がりつつある、というのが榊原氏の主張。
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中国の王毅大使、防衛大学校で講演

駐日中国大使の王毅氏が、10月26日、日本の防衛大学校で講演しました。中国脅威論があることを念頭に、中国が今どこに向かおうとしているか、中国政府の立場を分かりやすく語っています。

人言を信となし、止戈を武となす――防衛大学校での王毅大使の講演(中華人民共和国駐日本国大使館)
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米政府の対中政策

アメリカが、対中政策を転換させていることについて、共産党の「しんぶん赤旗」が精力的に紹介しています。なぜ共産党が?と思われるかも知れませんが、日本の商業メディアは、こういうニュースをなかなか取り上げようとしません。いまのアメリカが、対日関係と対中関係とどちらに力を入れているか、考えてみればすぐ分かりそうなものなのですが…。

中国をパートナーと認識/「封じ込め」は誤り/米国務省副報道官(「しんぶん赤旗」)
米中関係「建設的に」/両首脳 高レベル交流維持(「しんぶん赤旗」)
米国の対中政策/経済関係強まるもと/けん制しつつ関与促進へ(「しんぶん赤旗」)
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日経が小泉外交を批判する社説を掲載

日経新聞が、ついに! 小泉首相の対アジア外交姿勢を批判する社説を掲載(11月20日付)。靖国参拝について、「このままでは日本はアジアで孤立することにならないか」との疑問を呈しています。

社説 これでは日本がアジアで孤立しないか(日経新聞 11/20)
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米軍再編はやっぱり「強化」だった 米大使館部長が証言

在日米軍基地の再編について、日本政府は「負担軽減」と言っているが、実際は基地強化ではないかと指摘してきましたが、米大使館の安全保障部長がそれを裏付ける発言。

米軍再編 目的は「抑止力向上」 米大使館部長が強調(琉球新報)
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「親切なクムジャさん」

親切なクムジャさん

日曜日、イ・ヨンエ様主演の最新作、「親切なクムジャさん」を見てきました。

児童誘拐・殺害の犯人として捕まったクムジャさん。事件の残虐さとともに、犯人の美貌に、韓国社会は大きな衝撃を受けます。やがて13年の刑を終えて、彼女は出所。外では、教会のみなさんが待ってくれていたのですが、それを冷たく無視して去っていきます。クールで、どこか世を捨てたみたいなところがあって、どこが「親切」なんだろう?と思ってみていくと、カットバックで、刑務所時代の彼女の様子が描かれます。

赤いアイシャドーに真っ赤なハイヒールで、颯爽と歩くイ・ヨンエ様の美しさ。刑務所の中での、模範囚としてひっつめ髪にしたお顔も素敵ですが、顔にかかる髪をかきあげ、煙草をくゆらす、ちょっと厭世的なイ・ヨンエ様の妖しい美しさも見事です。

さて、なんでイ・ヨンエ様、じゃなくて、クムジャさんが刑務所の中で親切だったかは、徐々に明らかになります。18年前の誘拐事件の真相は…? 犯人は? 刑務所時代の仲間を訪ねていくクムジャさんの目的は?

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沖縄米軍のやりたい放題

本土では報道されない沖縄の米軍基地の実態。

1つは、ロシア製輸送機アントノフが普天間飛行場に飛来したというニュース。海兵隊のヘリCH53Dの機体交換のためらしいのですが、アントノフは、世界最大の輸送機で、3000メートルの滑走路が必要とされています。それが、全長2800メートルしかない普天間飛行場に着陸したということで、地元の宜野湾市は、米軍に抗議。

もう1つは、同じく普天間飛行場で、11月になって、深夜に離着陸するヘリや飛行機が急増しているというニュース。一晩で39回とか最高100デシベルの騒音とか、本当にむちゃくちゃな状況。「午後10時から午前6時までの飛行禁止」のルールも守られていないようです。

世界最大輸送機が飛来/「アントノフ」普天間に初(沖縄タイムス)
普天間夜間飛行 9倍に急増 「住宅地まるで訓練場」(琉球新報)
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米軍基地再編、鹿児島県知事も反対を表明

在日米軍基地の再編問題で、伊藤祐一郎・鹿児島県知事は、米軍普天間基地の空中給油機を海上自衛隊・鹿屋基地に移駐させる案に反対を表明。山下栄・鹿屋市長も、額賀防衛長官にあらためて反対を表明しました。

納得できない?鹿児島知事 米軍再編で額賀長官に(中国新聞)
米空中給油機移転、鹿児島・鹿屋市長が改めて「反対」(読売新聞)
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最近買ってしまった本…

またいろいろ本を買い込んでしまいました。いったい、いつ、誰が読むんだろう?

  • 『岩波講座 アジア・太平洋戦争』<1>なぜ、いまアジア・太平洋戦争か(岩波書店)
  • ユルゲン・エルゼサー、木戸衛一訳『敗戦国ドイツの実像 世界最強国への道?/日本への教訓?』(昭和堂)
  • 渡邉恒雄『わが人生記 青春・政治・野球・大病』(中公新書ラクレ)
  • 千葉潤『<作曲家・人と作品シリーズ>ショスタコーヴィチ』(音楽之友社、4月刊)
  • 橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』(集英社新書)
  • 久江雅彦『米軍再編 日米「秘密交渉」で何があったか』(講談社現代新書)
  • 山口真美『視覚世界の謎に迫る 脳と視覚の実験心理学』(講談社ブルーバックス)
  • 齋藤毅『明治のことば 文明開化と日本語』(講談社学術文庫)
  • 小林英夫『満州と自民党』(新潮新書)
  • 橘木俊詔『消費税15%による年金改革』(東洋経済新報社、9月刊)
  • ウルリック・ストラウス『戦陣訓の呪縛 捕虜たちの太平洋戦争』(中央公論新社)
  • トム・メイヤー『アナリティカル・マルクシズム』(桜井書店)
  • 副島隆彦・中田安彦『ジャパン・ハンドラーズ 日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち』(日本文芸社、5月刊)
  • 榊原英資『インド 巨大市場を読みとく』(東洋経済新報社、5月刊)
  • 中公クラシックス『ケインズ 貨幣改革論・若き日の信条』(中央公論新社)

今週の「九条の会」(11月19日まで)

今週の「九条の会」の活動を紹介した全国各地のニュースをインターネットで拾ってみました。

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日米首脳会談についての社説

日米首脳会談について、地方紙の社説を眺めてみました。

日本の主体性が見えぬ(北海道新聞)
沖縄を捨て石にするな 基地負担軽減の欺瞞(沖縄タイムス)
首相は外交戦略示し得たか(河北新報)
アジア安定に役立つのか 日米同盟強化(西日本新聞)
緊密ぶり誇示には懸念(中国新聞)
同盟強化は打ち出の小づちか(愛媛新聞)
対等な関係といえるのか(東奥日報)
安保と軍事だけの同盟強化は危うい(南日本新聞)
首相に重い説明責任(高知新聞)
同盟に依存しすぎる心配も(福島民友)
同盟強化の先に何がある(神戸新聞)
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小泉外交、孤立への道?

韓国・釜山で開かれたAPEC首脳会議ですが、結局明らかになったのは、小泉外交の孤立。

いくら御本人が、長期的には安定などと言ってみても、事実はおおい隠しようもありませんねぇ。

小泉アジア外交:中韓両国は態度硬化 孤立感漂う(毎日新聞)
APEC首脳外交/日米関係最優先の限界示す(河北新報)
『日米万能』 冷めるアジア/日韓首脳会談(東京新聞)
<小泉首相>独自の「日中友好論」展開 APEC全体会議(毎日新聞)
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アメリカの対中政策

今年9月21日、米国務副長官のロバート・ゼーリック氏が対中政策にかんする演説を行ないました。livedoorニュースで記事が配信されています。

米中関係は対立よりも協調路線に転換すべき=ゼーリック国務副長官(livedoor ニュース)

米中関係は対立よりも協調路線に転換すべき=ゼーリック国務副長官

【ライブドア・ニュース 09月22日】? XFN-ASIAによると、ロバート・ゼーリック米国務副長官は21日、民間団体主催の夕食会で、米国が中国を国際システムの「責任ある利害関係者」となるため、一段の努力を行うべきだと述べ、成長を続ける中国からは対立ではなく、協調を引き出すべきだと主張、30年間続いた中国を世界と統合する政策から一歩踏み出すべきだと語った。ゼーリック副長官はまた、「国際ルールに適応し、新世紀の課題に他国と共に当たっていこうとする中国との関係を強化したい」と述べた。米政府の中国との戦略的対話の中心人物であるゼーリック副長官のこうしたコメントは、当初中国を「戦略的ライバル」と見ていたブッシュ政権の対中政策の変化を反映している。【了】
ライブドア・ニュース 山中泉記者 2005年09月22日15時38分

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靖国参拝で平和国家日本のイメージを崩してよいのか?

米コロンビア大学のジェラルド・カーティス氏が「東京新聞」11月6日付で、「靖国参拝で国益損失」と題して、小泉首相の靖国参拝を論じています。少し古い記事ですが、紹介したいと思います。

カーティス氏は、「どの国でも、国のためになくなった兵士に対し、それぞれのやり方で敬意を払っている。だから、それを日本の指導者がどのようなやり方でするかということに、外国人が口を挟むべきではないと思う」と述べた上で、「だが」といって、次のように指摘しています。

 だが、靖国神社が戦死者を祭るだけの神社でないことが問題である。靖国は、戦死者を祭ると同時に、軍国主義時代に兵士たちを戦争に行かせた政府の政策を正当化しようとする特別な神社である。
 8月初めに、私が訪問した際、靖国神社にある博物館「遊就館」で、「大東亜戦争」を起こした日本の軍事行動をたたえる映画を上映していた。真珠湾攻撃は自衛のための先制攻撃であり、アジア大陸で戦ったのはアジア解放のための崇高な行動だといわんばかりである。靖国神社が発信しようとする政治的メッセージに、日本の軍国主義の被害にあった国ぐにが無関心であるはずはない。日本の首相を初め多くの政治家が、どうしてこの神社を参拝するのか、その動機と目的を疑うのは当然だと思う。

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