6月6日までの記事を、インターネットからピックアップしました。各地の「九条の会」は、5月末現在で、2000を突破! 2007になったそうです(「九条の会」事務局調べ)。詳しくは、「九条の会」ニュースをご覧ください。
日本語の3つの条件
作家の阿刀田高氏が、「東京新聞」夕刊の文化欄で、日本語の3つの条件を書いています。その3つの条件というのは、<1>明快で、<2>的確で、<3>美しい、というもの。
<1>明快、というのは、「言葉遣いも構文もわかりやすいこと」。やさしい表現が望ましいけれども、ある程度の豊富さは絶対に必要だ、とも言っておられます。<2>的確とは、「対象を過不足なく表わしていること」。これは非常にわかりやすいですね。過不足なく表現するためには、語彙の豊富さを必要とすると指摘されていますが、なるほど大事なポイントですね。<3>美しいということについては、「大ざっぱなものさし」として、「言葉として美しいこと、イメージが美しいこと、趣きがあること」が上げられています。
さらに、「あえて韜晦を選ぶこと」、「あえて不充分のままでおくこと」、「あえて異端の美しさに訴えること」もあると、実に的確な指摘。阿刀田氏の指摘は、文学を中心としたものでしょうが、論文を書くときも心がけたいものです。
社会保険庁、外国語学校を一斉調査
外国人であろうと、不法就労者であろうと、従業員を雇ったら、健康保険や厚生年金に加入しないとダメです。「アルバイトだから」とか「そのうち申請する」というのは許されません。
新幹線を近くでみたかった…
近くで見たかったという気持ちはわかりますけどね。実際、300キロで走ってきたらどうするつもりだったんでしょう…。(^_^;)
ちなみに、新幹線の軌道内への立ち入りは、「1年以下の懲役または5万円以下の罰金」(新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法)という処罰を受けます。
木村敏『関係としての自己』についての野田正彰氏の書評
木村敏氏の『関係としての自己』(みすず書房、2730円)についての書評を、精神科医の野田正彰氏が「東京新聞」に書かれています。
その末尾で、野田氏は、次のように指摘されています。
ヴァイツゼッカーは「生それ自身は死なない、個々の生き物だけが死ぬ」といって、ナチによる精神障害者の殺害を受け入れていった。著者が高く評価する西田幾多郎にしても「皇室は主体的一と個別的多との矛盾的自己同一としての自己自身を限定する世界の位置にある」と述べて、天皇教に擦り寄っていた。こんな他者や歴史との間にある自己は、著者の関心の外にあるようだ。
これを「無い物ねだり」と言って非難することは可能ですが、やはり、今日、ハイデガーやヴァイツゼッガー、西田幾多郎などに言及するのであれば、こうした点を問わない訳にはいかないでしょう。野田氏だからこそできる問いかけだと思います。
※このヴァイツゼッガーは、精神医学者のヴィクトル・フォン・ヴァイツゼッカーのこと。「荒れ野の40年」の演説をしたリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領とは別人ですので、お間違えのないように。
MacもIntelに!?
いっそのこと災害救援を本体業務にしては?
スマトラ沖大地震の津波被害のような大災害のときには、持てる力のすべてを使って救援活動をおこなうのは当然ですが、ともかく自衛隊を海外へ出そうという魂胆が見えすぎです。
それに、自衛隊を活用すると言っても、もともと災害救援を目的としていない組織だし、軍隊ゆえに受け入れにくいという問題もあります。いっそのこと、災害救援、人道復興支援を本体業務として、余業で、緊急時には日本を防衛する、というのはどうでしょう?
アフリカについて考えた/勝俣誠『現代アフリカ入門』(岩波新書)
あらためてアジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国の動きが注目されていますが、アジア諸国やラテンアメリカ諸国の動きは、直接の交流もあって、だいぶ分かってきたのにたいして、まだまだよく分からないのがアフリカ諸国。直接の交流も、地中海沿岸のイスラム教諸国の一部と南アフリカ共和国に限られています。そこで、もう14年前の本になりますが、勝俣誠さん(明治学院大学)の岩波新書『現代アフリカ入門』を読んでみました。
結論からいうと、同じ新興独立国といっても、アジア諸国とアフリカ諸国とではずいぶんと様子が違うということがよく分かりました。第2次世界大戦以前から独立運動の歴史をもつアジア諸国にたいし、アフリカ諸国では、50年代、60年代になって突如「独立」が浮上してきたといいます。また、経済発展という点でも、独立後、それなりに自生的な発展の道をきりひらいてきたアジア諸国と、アフリカ諸国の現状とは対照的です。
ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲版/日フィル定期
3日、サントリーホールで日本フィルハーモニー交響楽団の第570回定期演奏会を聴いてきました。プログラムは、
- 北爪道夫:「様々な距離」 本フィル・シリーズ第39作(初演)
- モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)
- ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)
この日の秀逸は、何といっても、「火の鳥」全曲版。正直言って、ストラヴィンスキーの曲はあまり好きではなかったのですが、この日の演奏を聴いて、自分の不勉強を痛感しました。(^^;) そもそも「火の鳥」は1919年の組曲版しか聴いたことがなく、全曲版を聴いてみると、まったく印象が違うのに驚きました。
確かに不思議…
CROSSBREEDの管理人ayuさんが紹介(アナタの考えを当てる驚異の人工知能?! (CROSSBREED クロスブリード!))されていますが、20の質問にハイ、イイエで答えるだけで、あなたの考えていること(というより実際はモノですが)が分かってしまうという、驚異の人工知能です。
で、こちらが本家の人工知能研究所。
不思議です。簡単なものだと20回になる前に正解を当てられたりします。みなさんも挑戦してみてください。
米軍再編、7月に中間報告、年内決着へ
大野防衛長官とラムズフェルド長官が、シンガポールでこんなことを話し合ってたんですねぇ。
日本の逮捕を拒絶!
ほんらい、基地外の犯罪の場合は、日本側がそのまま逮捕できることになっています。今回の事件でも、日本側が逮捕してパトカーに乗せようとしたのを、米憲兵が実力阻止して連れ去ったもの。
再出頭したとはいえ、夕方になってからでアルコール検査は無意味に。しかも約2時間の事情聴取で釈放。今後は、任意で調べるという、破格の扱い。日本人の事故で、こんなことありえないでしょう。
おめでとう! 日本代表
今村仁司『マルクス入門』
筑摩書房のマルクス・コレクションを読んでいる手前、仕方なく購読。
結論からいうと、あれこれ今村流マルクスを描いていますが、マルクスの全体像が見えてこないだけでなく、今村氏がいまマルクスを通して何を主張したいのかさえよく分かりませんでした。
全体として、『資本論』の話は、一部を除いて、主には価値形態論までで終わっており、たとえば未来社会における個人所有の復活という問題でも、「いったんは私的所有へと変質し頽落した個人所有を、もう一度共同所有と結合する」「個人所有と自由な個人を優位におき……共同所有を劣位におく仕方で、個人と共同体を結合する」など述べるだけで、意味不明というか、個人所有と共同所有の関係が問われている時に、その関係を明らかにしないままに、その周辺をあれこれさまよっているだけです。
とくに最後の2章は、「第4章と第5章は、いささか自説を押し出す試みをしてみた」(あとがき)だけあって、出来が悪いですね。
水族館になぜ?
オランウータンが綱渡り
あんな高いところを綱渡りして、オランウータンは、落っこちたりしないのかな?
Netscapeの陰謀か、Microsoftの陰謀か?
Netscape8をインストールすると、IEのXML機能に不具合が生じるらしい。
で、MicrosoftがNetscape8のアンインストールを呼びかけとるそうな…。
自分もNe8をインストールしとるけど、気づかんかったなぁ? (^_^;)
米軍普天間へリ部隊、辺野古沖移設断念か
毎日新聞が、「米軍再編:普天間の海兵隊ヘリ部隊 嘉手納に移設固まる」と報道。
しかし、普天間は都合悪いから嘉手納へというのでは、“たらい回し”の批判は避けられません。
古いですが、中国新聞の憲法記念日社説
もう1カ月前になりますが、中国新聞が、憲法記念日の社説で、「九条の会」の動きにも触れ、「九条の形骸(けいがい)化や平和主義の後退につながる改憲は避けたい」「九条を守る動きも潮流になっている」と述べています。
さらに、京都新聞、琉球新報もしっかりした社説を掲げています。