一昨日、新日本フィルの定期(2005-2006シーズン・トリフォニー・シリーズ<第1夜>)を申し込んだと書き込みましたが、よく考えたら、都響の定期と日程が重なってる…。
ありゃりゃ? 困った…(^_^;)
DNA情報、犯罪捜査のデータベースに
容疑者から採取したものに限る、からといって安心は出来ません。
DNA情報がデーターベース化されて犯罪捜査に利用されるようになれば、当然、捜査の決め手になるという理由で、DNA情報を採取するケースがいま以上に増えるはず。そうなると、アリバイを聞かれるのと同じように、「血液を提供していただけますか?」ということになって、どんどんいろんな人のDNA情報が蓄積される。
ということで、知らないうちに、DNA情報をつかって国民を管理する「警察国家」が登場しているかも…。こっ、怖〜〜〜〜い (?_?;)
出生率1.289に
厚生労働省が、人口動態統計を正式発表。メディアの多くは、出生率が1.289となり4年連続で減少したことばかり取り上げていますが、読売新聞は、平均初婚年齢が男29.6歳、女性27.8歳と過去最高を後進したことを見出しに拾っています。
前にも書いたこと(「日本の出生率は2.0まで引き上げられる」)ですが、出生率を引き上げるためには子育てにかかる負担を思い切って軽くするのが一番だと思います。そのために税金を使ったとしても、子どもが増え、将来、税金を負担する人口が増えれば、十分ペイすると思います。
戦後も統治者のつもりだった人…
朝日新聞が、一面トップで、米公文書の公開で、1953?72年の昭和天皇の発言が確認されたと報道しています。
たとえば、1953年4月20日には、離日するロバート・マーフィー大使に、昼食会の席で次のように発言したそうです。
朝鮮戦争の休戦や国際的な緊張緩和が、日本の世論に与える影響を懸念している。米軍撤退を求める日本国内の圧力が高まるだろうが、私は米軍の駐留が引き続き必要だと確信しているので、それを遺憾に思う。
天皇の政治的発言というと、進藤栄一氏が発掘した1947年9月の発言が有名です。すなわち、宮内庁御用係の寺崎英成氏を通じてアメリ側に、「天皇は、アメリカが沖縄を初め琉球の他の諸島を軍事占領し続けることを希望している」「天皇が更に思うに、アメリカによる沖縄(と要請があり次第他の諸島嶼)の軍事占領は、日本に主権を残存させた形で、長期の――25年から50年ないしそれ以上の――貸与をするという擬制の上になされるべきである」と伝達させました(進藤栄一「分割された領土」、岩波書店『世界』1979年4月号、岩波現代文庫『分割された領土』2002年、所収)。
これらを読むと、戦後、新しい憲法によって、たんなる「象徴」となって、「国政に関する権能を有しない」とされたにもかかわらず、このおじさん、戦前と何も変わらず、相変わらず自分が日本の統治者であるようなつもりだったことがよく分かります。
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横田耕一先生、よくぞ言ってくれました!
昨日開かれた「皇室典範に関する有識者会議」での横田耕一先生の発言要旨が、読売新聞に紹介されています。朝日新聞も、それなりに詳しく紹介していますが、横田先生の言わんとすることがいちばんよく分かるのは、これでしょう。
横田耕一・流通経済大教授(憲法学)
本来考えるべきは、何のために皇位を継承するのか、天皇に何を期待するのか、という点だ。積極的な国民統合の役割を天皇に期待しない立場からすれば、男系、女系どちらでもよい。そもそも養子や皇籍復帰という無理をしたり、伝統を変え女性天皇を認めたりしてまで天皇制に固執する必要があるのか疑問だ。既に「権威ある天皇」は世論の支持を失っており、女性天皇が実現すれば「親しみのある天皇」になるかも知れないが、そこまでして天皇を置く必要があるのかが将来問われるだろう。いずれの方策をとっても、天皇制の存在意義が問われる。[読売新聞 2005/06/01付13面]
罪を憎んで…の出所は
皇室典範見直し論議はどこへ
「罪を憎んで…」は孔子の言葉に非ず
ノンポリさんから教えていただいたネタですが、コメント欄に埋もれさせるのはもったいないので、新しいエントリーを起こしました。
小泉首相の「罪を憎んで人を憎まず」発言について、中国文学者・漢詩研究で有名な一海知義先生(神戸大学名誉教授)が、今日の朝日新聞「私の視点」欄で、つぎのように指摘されています。
これ〔小泉首相の「『罪を憎んで人を憎まず』は中国の孔子の言葉だ」という発言〕 を聞いて驚いた。私は五十数年来、専門の対象として中国古典を読んできたが、孔子がこんなことを言っているとは知らなかったからである。少なくとも、信頼できる文献には見あたらない。
交通事故件数と負傷者が過去最悪
交通事故による死者は7358人と減少。しかし、交通事故件数そのものと負傷者数は増加、安心はしていられません。
自分で煮炊きしない自炊
晩飯ぐらいは…と思っても、5分で食べ終わるような食事に30分も40分もかけるのは理屈に合わない! ということで、僕は、「自分で煮炊きしない」自炊をしています。
御飯は「2分で御飯」をレンジでチン! おかずは駅前のスーパーの総菜、あとはインスタント味噌汁とスーパーで買った漬け物…。と、これでも、外食よりは安上がり。
↓「手料理? ありえない」つながり…ということで。(^^;)
申し込みました
今年後半からのシーズンは、新日本フィルの定期演奏会 トリフォニー・シリーズ<第1夜>を申し込みました。
New Japan Philharmonic:公演情報 トリフォニー・シリーズ<第1夜>
マーラー「復活」、ドツレク、ショスタコ…。楽しみです。(^_^;)
白川静氏の怒り
哲学者の梅原猛氏が、今日の「東京新聞」夕刊の「思うままに」で、『字統』など漢字の研究で有名な白川静氏の文化勲章受章の祝賀会の話を書かれています。
最後に、めったに現代政治のことを語らず、人の悪口をいわない白川氏の口から人の悪口が漏れた。それは靖国参拝をやめようとしない小泉首相への批判である。「罪を憎んで人を憎まず」という孔子の言葉を引用して靖国参拝をやめようとしない小泉氏に白川氏はよおど腹の虫がおさまらなかったのであろう。首相の靖国参拝はあの戦争でひどい目にあった中国人の心を深く傷つけるものであるが、その行為を孔子の言葉を用いて弁解するなどとは言語道断であり、日中の友好関係に致命的な打撃を与えるものと氏は思ったのであろう。[東京新聞 2005年5月30日夕刊]
「罪を憎んで人を憎まず」というのは、被害者が加害者に向かっていう言葉であって、加害者の側が被害者に向かっていう科白ではありません。ご本人は、孔子を引き合いにだせば中国だって反論しにくかろう…と思ったのか、あるいは、自分の知識をひけらかしたかったのか分かりませんが、まったくもって「言語道断」というほかありません。
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若者間での所得格差が拡大
内閣府経済社会総合研究所の研究員の研究で、若者の間でフリー所得格差が拡大していることが明らかになりました。
所得格差の要因として、<1>フリーターなど非正規社員が広がったこと、<2>正規社員の中でも所得格差が拡大していること、が指摘されています。
今週の「九条の会」(5月29日まで)
今週の「九条の会」関連ニュース(29日までの分)。インターネットで検索して見つかったものをピックアップします。「集会をやります」という事前報道を含みます。
歴史研究に向かう姿勢
中世史研究をふり返った『歴史評論』6月号に続いて、『歴史評論』5月号の特集「戦争認識と『21世紀歴史学』の課題」を読み始めました。
特集の目次は以下の通り。
- 荒井信一「学徒兵の戦争体験と『近代の歪み』」
- 岡部牧夫「15年戦争史研究の歩みと課題」
- 大八木賢治「戦後歴史教育における戦争」
- 滝澤民夫「歴史教育と高校生の戦争意識・戦争認識」
森岡厚労政務官は何を言ったのか?
森岡正宏厚生労働政務官の発言について、事実を確認しておきたいと思います。
さし当たり、一番詳しそうなのは、読売新聞の記事です。
女性の再婚禁止期間はなぜ不合理か
靖国参拝は見送るべき58% 共同通信世論調査
今朝の東京新聞に載った共同通信の世論調査。小泉首相の靖国神社参拝について、「今年は見送るべきだ」が57.7%で、「今年も参拝すべきだ」16.7%を大きく上回りました。また、日中関係改善にむけた政府のとりくみについても、50.8%が「十分だとは思わない」と回答。
残業代不払い2万件
昨年1年間で、労働基準監督署から是正勧告を受けたのは8万2430件(前年約3000件増)。残業代不払いは2万299件(約1800件増)。
それにしても、定期的な検査を受ける企業の3分の2で違反が指摘されたというのは、ちょっと深刻…。
日勤教育を見直す前に
JR西日本が懲罰的「日勤教育」見直しへ。
個人的には、懲罰的な「日勤教育」を見直す前に、まず会長、社長以下社幹部に、たとえば大阪駅のホームに立って「とんでもない事故を起こしてしまいました。申し訳ありません」と謝らせるとか、衆人環視の環境で「反省文」を書かせるとか、やってみてほしいんですけどね…。「日勤教育」として何がやられていたか、身をもって体験してもらったうえで、見直しをしてほしいと思うのです。